京王相模原線全駅間歩き その2・都市化の中に残る昔の面影 | 駅から駅まで・旅のあしあと

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鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
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その1からの続き

 

-京王よみうりランド(8:45着・8:50発)-稲城(9:16着・9:25発)-若葉台(10:16着)-

 

 

境内の階段を登ると、

もうひとつ鳥居が見えてきました。

 

ここは穴澤天神社です。

下の湧水も含めてすべてこの神社の境内です。

小さな地元の神社…と思いきや、言い伝え上の創建は紀元前!

それは極端としても延喜式神名帳にも比定されている、伝統ある神社です。

 

 

 

神社を後にして、さらに先へ向かいます。

右へ進めば京王よみうりランド駅前まで行けますが、

今回は左の階段を登ってみたいと思います。

 

 

 

階段の先は歩道付きの広い道。

 

ジャイアンツの練習場に続く道のため、

歩道の傍らにはジャイアンツ選手の手形が埋め込まれています。

アンチ巨人の皆さんは近寄りたくない領域ですね(笑)。

 

 

 

丘を登った後は、この階段を下ります。

こちらは「巨人への道」と呼ばれています。

麓の京王よみうりランド駅まで283段あるそうです。

 

登るならげんなりですが、

今回は下るからたいしたことありません。

 

 

 

少し下った場所からはこんな景色が拝めました。

電車が来るまで粘っていたら、5分以上待ちぼうけすることに。

 

多摩丘陵がいかに開発されているか、よく分かりますね。

左側に見える新しい住宅地、自分が大学生の頃は森林だったんですよ。

 

 

 

なんだか遅れている気がしたので、階段を急ぎ足で下りました。

駅はもう目の前です。

 

 

 

京王よみうりランド駅に着きました。

文字通りよみうりランドの最寄り駅ですが、

相模原線では最も利用者が少ない駅です。

 

 

 

ホームは2面2線の相対式です。

当初は2面4線にする計画だったため、

ホーム屋根などにその名残が見られます。

 

本当はゆっくり休憩したかったところですが、

時間が少々押し気味だったので、撮影済ませたら次の駅へ向かいました。

 

 

 

高架をくぐって線路の北側に出ます。

 

稲城は梨の名産地です。

このあたりは特に梨園が多いんですよ。

 

 

 

梨の名産地なもんだから、

住宅地の中にも梨園が広がります。

 

 

 

路地のような狭い道ですが、

稲城市役所方面への抜け道になっているようで、

大きな車も含めて頻繁に行き来していました。

 

これはちょっと危ない。

 

 

 

少し道幅が広くなったと思ったら、再び果樹園が。

 

 

 

梨園の先に相模原線の線路が走っています。

自分が大学通っていた頃は、線路の向こう側も梨園だったような…。

 

 

 

梨園混じりの住宅地をさらに先へ進みます。

 

 

 

背の高い建物が多くなってきました。

稲城駅まであと少しです。

 

 

 

稲城駅に着きました。

 

 

 

ホームは2面2線の相対式。

やはりカーブの途中です。

 

次の駅は若葉台。

稲城-若葉台間は京王電鉄で最も長い駅間(3.3km)です。

地方のJR線を歩いているとむしろ短いくらいですが、都市部と考えると長いですよね。

 

 

 

さあ、いよいよスタートです。

 

 

 

このイナキッチンって店、大学時代からあったんですよ。

一度は行ってみたいと思いつつ、結局今も行けずじまい。

 

相模原線の線路は左手。

正面奥の高架は武蔵野貨物線です。

 

 

 

武蔵野線の高架をくぐって、鶴川街道に合流しました。

今渡っている川は、2つ前の駅間で川沿いを歩いた三沢川です。

 

 

 

少し進むと、歩道が無くなってしまいました。

急にローカルな雰囲気になりましたね。

 

 

 

さらに進むと、今度は広々とした道に変わりました。

鶴川街道はこの道幅まで広げるそうなのですが、

なかなか工事が進んでいないようです。

 

 

 

右手には水田が広がっています。

 

多摩丘陵の谷間は谷戸と呼ばれ、かつては水田が広がっていました。

大学時代よりも確実に住宅が増えていますが、

それでも昔の面影が残っています。

 

 

 

鶴川街道は昔からの道なので、

拡幅していない場所は歩道の余裕があんまりないんですよね。

 

 

 

再び幅が広くなりました。

 

近代化しつつある鶴川街道ですが、

まだ昔の姿を所々に残してくれています。

 

 

 

若葉台入口交差点を右折して、

多摩ニュータウン区域に入ってみました。

 

このあたりは多摩ニュータウンでも終盤に開発された場所で、

まだ新しい住宅が建ち並んでいます。

 

 

 

若葉台駅へ続く歩道に入りました。

正直言うと、大学時代はこっち側に足を踏み入れたことがありませんでした。

 

近年開発されただけあって、

やっぱり広々としていますね。

 

 

いろいろ考えながら歩けば、

最長区間も案外あっという間だなぁ。

 

…というか、

いつも長すぎる駅間歩いているから

大して長く感じないのか。

 

 

(その3へ続く)

 

 

稲城駅から若葉台駅先までのGPSログ(1/40,000)です。

 

多摩ニュータウン自体は稲城駅の少し先から始まっています。

都道19号に沿って歩くと、ニュータウンの中を進む形になります。

でも、ここから先ずっとニュータウンだから今から歩かなくてもと思ったんですよね。