(その1からの続き)
-京王よみうりランド(8:45着・8:50発)-稲城(9:16着・9:25発)-若葉台(10:16着)-
境内の階段を登ると、
もうひとつ鳥居が見えてきました。
ここは穴澤天神社です。
下の湧水も含めてすべてこの神社の境内です。
小さな地元の神社…と思いきや、言い伝え上の創建は紀元前!
それは極端としても延喜式神名帳にも比定されている、伝統ある神社です。
神社を後にして、さらに先へ向かいます。
右へ進めば京王よみうりランド駅前まで行けますが、
今回は左の階段を登ってみたいと思います。
階段の先は歩道付きの広い道。
ジャイアンツの練習場に続く道のため、
歩道の傍らにはジャイアンツ選手の手形が埋め込まれています。
アンチ巨人の皆さんは近寄りたくない領域ですね(笑)。
丘を登った後は、この階段を下ります。
こちらは「巨人への道」と呼ばれています。
麓の京王よみうりランド駅まで283段あるそうです。
登るならげんなりですが、
今回は下るからたいしたことありません。
少し下った場所からはこんな景色が拝めました。
電車が来るまで粘っていたら、5分以上待ちぼうけすることに。
多摩丘陵がいかに開発されているか、よく分かりますね。
左側に見える新しい住宅地、自分が大学生の頃は森林だったんですよ。
なんだか遅れている気がしたので、階段を急ぎ足で下りました。
駅はもう目の前です。
京王よみうりランド駅に着きました。
文字通りよみうりランドの最寄り駅ですが、
相模原線では最も利用者が少ない駅です。
ホームは2面2線の相対式です。
当初は2面4線にする計画だったため、
ホーム屋根などにその名残が見られます。
本当はゆっくり休憩したかったところですが、
時間が少々押し気味だったので、撮影済ませたら次の駅へ向かいました。
高架をくぐって線路の北側に出ます。
稲城は梨の名産地です。
このあたりは特に梨園が多いんですよ。
梨の名産地なもんだから、
住宅地の中にも梨園が広がります。
路地のような狭い道ですが、
稲城市役所方面への抜け道になっているようで、
大きな車も含めて頻繁に行き来していました。
これはちょっと危ない。
少し道幅が広くなったと思ったら、再び果樹園が。
梨園の先に相模原線の線路が走っています。
自分が大学通っていた頃は、線路の向こう側も梨園だったような…。
梨園混じりの住宅地をさらに先へ進みます。
背の高い建物が多くなってきました。
稲城駅まであと少しです。
稲城駅に着きました。
ホームは2面2線の相対式。
やはりカーブの途中です。
次の駅は若葉台。
稲城-若葉台間は京王電鉄で最も長い駅間(3.3km)です。
地方のJR線を歩いているとむしろ短いくらいですが、都市部と考えると長いですよね。
さあ、いよいよスタートです。
このイナキッチンって店、大学時代からあったんですよ。
一度は行ってみたいと思いつつ、結局今も行けずじまい。
相模原線の線路は左手。
正面奥の高架は武蔵野貨物線です。
武蔵野線の高架をくぐって、鶴川街道に合流しました。
今渡っている川は、2つ前の駅間で川沿いを歩いた三沢川です。
少し進むと、歩道が無くなってしまいました。
急にローカルな雰囲気になりましたね。
さらに進むと、今度は広々とした道に変わりました。
鶴川街道はこの道幅まで広げるそうなのですが、
なかなか工事が進んでいないようです。
右手には水田が広がっています。
多摩丘陵の谷間は谷戸と呼ばれ、かつては水田が広がっていました。
大学時代よりも確実に住宅が増えていますが、
それでも昔の面影が残っています。
鶴川街道は昔からの道なので、
拡幅していない場所は歩道の余裕があんまりないんですよね。
再び幅が広くなりました。
近代化しつつある鶴川街道ですが、
まだ昔の姿を所々に残してくれています。
若葉台入口交差点を右折して、
多摩ニュータウン区域に入ってみました。
このあたりは多摩ニュータウンでも終盤に開発された場所で、
まだ新しい住宅が建ち並んでいます。
若葉台駅へ続く歩道に入りました。
正直言うと、大学時代はこっち側に足を踏み入れたことがありませんでした。
近年開発されただけあって、
やっぱり広々としていますね。
いろいろ考えながら歩けば、
最長区間も案外あっという間だなぁ。
…というか、
いつも長すぎる駅間歩いているから
大して長く感じないのか。
(その3へ続く)
稲城駅から若葉台駅先までのGPSログ(1/40,000)です。
多摩ニュータウン自体は稲城駅の少し先から始まっています。
都道19号に沿って歩くと、ニュータウンの中を進む形になります。
でも、ここから先ずっとニュータウンだから今から歩かなくてもと思ったんですよね。