広島駅ビル 解体始まる
あなたのぉ喜~ びぃあげましょう~
あなたのぉ幸~ せぇあげましょう~
ここはぁみんなのぉ憩いぃの場所~
ここはぁひろしまぁ~ 駅ビルぅぅ~ ♪
昭和50年代、日曜日の午前中と言えば、本通り商店街や日専連、そして福屋のCMソングが流れ続けて、忘れられないほど刷り込まれましたが。
2020(令和2)年3月31日で営業を終了した、広島駅ビルのCMソングも一生忘れられない、広島人のソウルソングの1つでした。
昭和60年代のCMでは、このCMソングをバックに、『フレッシュ~ っ!』というアテレコに、オレンジがポンっと現れるものとか覚えてます。
今の姿はリニューアルによって、化粧外壁が取り付けられていますが、これを外すとオリジナルな姿が現します。
1965(昭和40)年に完成したこの駅ビルは、私より1つ年下ですが、誕生日を迎えずに営業終了したので、54歳でした。
この駅ビルの前はタクシープールとバスターミナルになっていますが、駅前のT形交差点に今は地下道となっている横断施設も、以前は長い横断陸橋が架かっていました。
植木等さんの刑事ドラマ『二人の事件簿』の新シリーズで、広島での事件解決後に植木等さんらが犯人と間違われて広島県警に逮捕される・・・・というコメディーシーンも、遠い思い出の1つです。
アニメ『怪盗キッド』や『ルパン三世』などで、警察官が山なりに襲って逮捕しようとするお決りシーンがありますが、アレを実写でやったんですよ、1977(昭和52)年頃かなぁ陸橋の上で(笑)
その広島県警さん、ドラマではなく実際のお巡りさんですが、写真の通り交番も閉鎖されたので、遠くにパトカーが写ってますが、大変ですね立哨されています。
広島駅構内のコンコースができる以前は、駅ビルの1階に入ると、1番ホームへ出る改札口があって、跨線橋を渡って各ホームへ行っていましたが。
まだ国鉄時代の中高生の頃には、たくさんの夜行列車が運転されていて、広島駅徹夜組になったこともまた、遠い思い出です。
さて、この写真は広島駅ビルの裏側で、1番ホームから撮ったものですが、その頃はまだ金網の向う側は埋められてなかったように思います。
白い点線は、そこが昔はホームだった名残りで、宇品線が発着していた0番ホームでした。
解体準備が進められているのでしょう、ゴミがたくさん搬出されていましたが、今はまだ小さなものばかりのようです。
以前はもっと駅ビル全体を、ホームから見渡せたのですけど、今はダメですね。
2025(令和7)年には新駅ビルが完成予定となっていますが、解体工事が始まると少しずつこの辺の景色も変わるんだろうなぁと、思いを馳せながら、1番ホームから写せる場所だけ撮ってみました。
1番ホーム・・・・下りのブルートレインが発着していた思い出の1番深い番線ですが、12~ 13両編成の最後尾からは、広島駅ビルがいつも当たり前に建っていました。
コンコースの窓から、広島駅ビルを撮ってみました。
時代が進み利便性を高めるために進化され続けて来た広島駅ですが、その度に広島駅ビルの姿はホームから見え辛くなりました。
583系電車の写真は、1975(昭和50)年当時の特急金星ですが、昔はこんな感じで普通にスッキリと、広島駅ビルが見えていました。
明日、7都道府県(東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・福岡)に国家非常事態宣言が発令される予定のようですが、撮影したのは4月5日。
これまでも『不要不急の外出は避けるように』と訴えられているので、広島駅も人はまばらでしたが、それに輪をかけて駅ビルが営業終了したため、人が少ないようです。
まだASSEの文字に電気が入っていたのが、少しホッとします。
商業スペースには全く人はおらず、自分がここに立っていていいのだろうかと、少し不安にも駆られます。
マクドナルドやセブンイレブンに広島駅弁などの、お世話になったお店も既に無く。
忘れ物コーナーやインフォメーションコーナーにも、思い出がありましたが全て白い壁に囲まれて、無機質な空間と化してしまいました。
1番忘れられないのは、長野行き新幹線が開業する直前、友人と長野へ行った帰りに財布が無いことに気づき・・・・って、その友人がね。
横川で切符を買う時にはあったと言うので、じゃあ軽井沢か特急あさまの車内か?と話しながら、広島駅に戻ってからお世話になりました。
係の職員さんから財布の中身は?と聞かれて『3万ぐらい残ってるはず』と言っていたのですが、拾得されたのは特急あさまの車内で、長野駅で預かってはいるんだけど・・・・との答えが頂けて。
問題は『けど・・・・』の部分で、カード類や小銭はそのまま手つがずのようで、ただ紙幣が3千円しか入ってなくて。
万札だけ抜かれたのなら一応警察へ・・・・と、話しが進展し始めると突然、友人が焦り出して。
見栄を張っていたらしいです(笑)が、ダブルで迷惑をかけたねと言うことで、今でも笑いネタとして使われます。
語ればまだまだいっぱい出てくる思い出話し、そんな広島駅ビルですが、今は解体を待ちつつ静かに佇んでいます。
賑やかだった人影もなく、私と同じようなたくさんの人の思い出を、いっぱいいっぱい詰め込んだまま、最期の時を待っています。
広島駅ビル関連の記事は、またUPしますが、実は西広島駅も最期の時を迎えようとしていますので、そちらも少しずつUPしてまいります。
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コンビーフ、食べたことある?
そりゃありますよ。
コンビーフ、サンドイッチとかいいですね。
ただ、好んで買って食べようとは、思わんです。
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