撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

加悦SL広場(2020.3.20) 旧加悦鉄道 キハ10-18

2020年04月05日 21時58分39秒 | 中小私鉄
3/20に、京都府与謝郡与謝野町にある加悦SL広場で展示中の旧加悦鉄道のキハ10形を撮りました。
1枚目は、木造駅舎をバックに展示されるキハ10-18です。



2枚目は、駐車場から撮ったキハ10-18です。



3枚目は、キハ10-18の前面右側に並んだ日本国有鉄道と帝国車輌 昭和31年の銘板です。



キハ10系は国鉄が1953(昭和28)年に開発した一般用の気動車で、両運転台のキハ10、11、12形、片運転台のキハ16、17形、中間車のキハ18形、2、3等合造の中間車のキロハ18形、強力型の片運転台のキハ50、51形など、1957(昭和32)年までに728両が製造されました。
量産形気動車としては初めて液体式変速機を実用化し、複数車両の総括制御を容易としたことで、現在の気動車の基礎が築かれています。
キハ10系の導入により、非電化ローカル線の無煙化が促進され、速度向上やフリークエントサービスを実現して、1950年代の国鉄の近代化に貢献しました。

しかし、キハ10系は軽量化のために車体寸法が小さく居住性が犠牲になっており、1957年から普通の客車と変わらない車体寸法のキハ20系が製造されると主力の座は下りました。
キハ10系は1984(昭和59)年には国鉄からは引退し、JRに現役車両としては引き継がれませんでした。
キハ10-18は1956(昭和31)年に帝国車輌で製造され、1980(昭和55)年に加悦鉄道に譲渡されています。


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