今回は1013Fの組み立てを行いました。
〇1号車 クハ1013
クハ1013
多摩川・五反田寄り先頭車のクハ1013です。共通予備車時代で8連運用の時は1012Fのデハ1312と向かい合わせで連結されて使われていました。
貫通扉が中央寄りにあるのが特徴で、機器配置が変更され、運転台側が狭くなりました。
製品では動力車に設定され、2モーター動力が付属しています。
正面
車番は印刷済みです。種別(黒幕)、行先方向幕、運行番号は付属のステッカーを使用。
ワイパーはガラスパーツに印刷済みです。エッチング化するか迷いましたが、今回は行いませんでした。
ライトユニットは別売でしたので、現行モデルのGM製№8364のライトユニットD(東急1000・9000系用電球色LED)を取り付けました。
連結器はBMTNを取り付け。動力車なので干渉する部分はカットし、台車側もいろいろとカットしたり削ったりして無理やり取り付けています。これは将来的に連結して遊べるようにするために行いました。
ジャンパ栓はキット付属のダミータイプを取り付け、銀河モデルのエアーホース(右勝手)を取り付けました。
連結器下には銀河モデルのATC・ATSの車上子パーツをそれっぽく取り付け。雰囲気が伝わればいいんです。
側面
車番、社紋は印刷済み。これは見栄えもいいので助かりますね。
床下機器は東急9000系の物と新AのCPを取り付けています。直流のCPで似ているのは新Aの物だと個人的には思っています。
付属の床下機器は9000系と共用ですが、先頭車に至っては全然似ていないので9000系の中間車用(リニューアル品)や2000系の物を使うと近づきますね。
運転台下には銀河モデルのステップと、トレジャータウンの手歯止めパーツをつけています。
妻面
妻面です。
カプラーはKATOの密連型カプラーを取り付けました。
屋根
無線アンテナは1㎜の穴を開ける必要があります。クーラーはランナーに穴が開いていますが、物によっては少しさらわないとうまくクーラーがハマりません。
運転台下
このごちゃっと感が伝わるでしょうか…多分これで合っていると思います・・・
何もないと寂しいので取り付けました。気が向いたときはこのような加工をするんですよね。
〇2号車 デハ1213
デハ1213
中間車のデハ1213です。
妻面
1000N系になると向かって左側に配管が1本追加されるのですが、キットは1000系と共通なので追加配管は無し。
妻面の貫通扉は部品を共用する都合で9000系と同じ選択式が採用されています。写真の通常タイプのものと、窓の中心に斜めの枠が入った2000系タイプが選択できるようになっています。無塗装品。
側面
床下機器は付属のVVVFインバーターと、東急2000系、5000系、おそらく近鉄車だと思いますが断流器箱のパーツを組み合わせて使用しています。
断流器箱はもうちょっと大きいものだとカッコいいですね。
台車はねじ止め式、集電対応のTS1004が付属。集電化パーツを使うことで室内灯にも対応します。
妻面(蒲田寄り)
蒲田寄りの妻面です。こちらはドアコックや車両銘版がモールドで表現されています。
屋根周り
パンタグラフはPT42Nが付属。ヒューズ箱は9000系と同じも日立タイプが付属しています。実車は東洋タイプなので形状が変わります。
この辺はトレジャータウンの私鉄用ヒューズ箱を使うとカッコよくなると思います。
屋根
屋根はクーラー、パンタ、ヒューズ、避雷器を取り付け。
〇3号車 デハ1312
デハ1312
デハ1312です。元は1012Fの4号車で使われていましたが、3両化の際、運転台の形態を上下で揃えるため1013Fの4(8)号車と差し替えを行いました。
正面
表記類は1013と同じ。ライトユニットを組み込み、シャーシはGM製№98-1(集電板 TR180用)で集電化を行いました。
連結器周りも1013と同じですが、エアホースはレールクラフト阿波座製の左勝手のエアホースを取り付けました。
側面
床下機器は製品ですとVVVFインバーター装置が1個しか付属していなかったので、手持ちのバルク品から大型の物を取り付けています。
※1000系は1C8M車(1000系1001~1008F、1000N系1010~1013F、1000N´系1014F以降のデハ1300)は大型で、1C4M車(1000N´系1014F以降のデハ1200)は小型のものとなります。1000N・N'系の1C8Mの制御器は1C4Mに改造されました。
妻面
妻面です。
屋根
屋根です。
1編成製作
表記類が不足していてまだ貼りつけが終わっていません…
現在は旧3000形をイメージした緑色にラッピングされていますね。この時代も後に方向幕の白色LED化、前照灯のLED化、シングルアームパンタ化、スカート取り付けなど外見が変わっていきました。
同じタイプの1010Fのデハ1310と1011Fのクハ1011は1010Fの8両固定化の際に1012・13Fの
中間車と差換えられる形で外れ、長期間部品取りや予備車として長津田検車区に留置された後、伊賀鉄道に譲渡されました。
このタイプの車両も東急線ではあと1編成しかない状態ですが、ラッピングが施されたのでまだ活躍が見れそうですね。