東急2000系
少数派の軌跡
2000系は平成4年(1992年)に新玉川線(田園都市線に統合)、田園都市線の増発用に3編成が導入されました。
「人にやさしい電車」を目指し、座席の蹴り込み板を縮小、車いすスペースの充実化、など内装に工夫が施されているのが特徴です。
東急最後の最もお金のかかった車両で、乗り心地は田園都市線内でも格別でしたが、少数形式ということもあり、東武線への乗り入れができず、運用が限られていました。
それでも9000系譲りの性能を田園都市線内でも遺憾なく発揮できていましたが、2020系増備により田園都市線からは撤退、その後は3編成ともに9020系に形式整理され、2000系は形式消滅しました。
残存していた頃は主に準急や区間運用で重宝された記憶があります。