群馬のJR観光キャンペーン臨時列車の運休相次ぐ 八高線SLの試運転も4月分は中止に



JRグループの大型キャンペーン「群馬デスティネーションキャンペーン」(群馬DC、4月1日~6月30日)にあわせて計画された臨時列車が、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け相次いで運休している。

高崎エリアを中心に運用されている蒸気機関車のC61形20号機。【撮影:草町義和】

群馬DCの開始を記念して4月4日に運転される予定だったSL列車「群馬DCオープニング号」「ダブルSLぐんま号」(高崎~水上間)は運休。4月5日に運転される予定だった熊谷→横川間の「さいたま×ぐんま号」と横川→高崎間の「ELぐんま よこかわ」も運休した。

4月5日11時時点では、4月11日以降のSL列車「SLぐんまみなかみ」「SLぐんまよこかわ」「SL YOGHISHAよこかわ」や観光列車「四万温泉やまどり」などは運転される計画。ただしJR各社は新型コロナウイルスの感染状況を見ながら臨時列車の運転計画を随時変更しており、実際に運転されるかどうか不透明な情勢だ。

26年ぶりに八高線を走る予定のSL列車も微妙な情勢だ。当初の計画では、旅行商品専用の団体臨時列車「DL&SL八高号」として5月24日に高崎~寄居間を走り、これに先立ち4月14日と5月20・21日に試運転が行われることになっていた。埼玉県本庄市の発表によると、4月14日実施分の試運転はすでに中止が決まっている。