石神井公園駅【東京都】(西武池袋線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都練馬区西部の市街地に位置する西武池袋線の急行停車駅で、練馬駅から続く複々線区間の西端駅、そして駅周辺が漫画「ど根性ガエル」の舞台であり、「ドラえもん」の舞台とも言われている、
石神井公園駅 (しゃくじいこうえんえき。Shakujii-koen Station) です。
 
 
駅名
石神井公園駅 (SI 10)
 
所在地
東京都練馬区
 
乗車可能路線
西武鉄道:池袋線 
 
隣の駅
池袋方……練馬高野台駅
吾野方……大泉学園駅 
 
訪問・撮影時
2019年4月
 
 

石神井公園駅の南口です。
石神井公園駅は高架駅で、2010年~2011年にかけて高架化されました。駅舎は高架下にあります。駅舎を経由して北口側へ抜けられます。
駅高架下と左側にあるタワーマンションの低層階には西武系の商業施設「エミオ石神井公園」が入居しています。
また、駅前から駅高架下にかけてロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バスターミナルも併設されています。
そして、駅の向こう側、北口側にもタワーマンションが建っています。
 
 

南口駅前の様子です。西を望む。
駅前は市街地で、再開発が進み広い道路が整備され、街の姿が変わりつつあります。
しかし西方向は昔の姿のまま残っており、西(写真奥)へ向かう狭い道路沿いに商店街(パークロード石神井)が形成されています。
駅から離れると住宅街が広がっていますが、駅前や都営住宅などの団地を除いて全体的に高層住宅は少ないです。
また、駅から南へ約600mの場所には駅名の由来となった東京都立石神井公園があり、西方1km以上先まで公園が広がっています。公園内には石神井池や三宝寺池などがあり、石神井池ではボートにも乗れます(有料)。石神井城跡が園内にあり、野球場やテニスコートもあります。そして石神井池の北側には高級住宅街が形成されています。
 
 

こちらは北口です。地平駅時代の1978年に開設され、以後発展してきました。
ロータリーを有する駅前広場が整備され、バスターミナルも併設されていますが、高架下まで張り出している南口駅前広場とは歩道で仕切られており、自動車では南北駅前広場を行き来できません。
 
 

北口駅前の様子です。北を望む。ロータリー右側に前述のタワーマンションがあります。
駅前こそビル街ですが、開業以来長らく裏口だった事情もあり全体的に街並みが新しく、南口側と比較して商店が少なく住宅街が駅前まで迫っています。
そして駅から離れるとマンションも減少し、一戸建て住宅主体となります。
また、東京23区内の急行停車駅にもかかわらず駅の北側半径1km以内の区域には畑がわずかに残存しています。
 
 

メインの改札口である中央口改札の様子です。左(奥)が南口、右(手前)が北口です。コンコースは広々としています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端にはカウンター形式の窓口兼有人通路があります。
改札口の右側、若干離れた場所には自動券売機があります。トイレ、多機能トイレは改札内に設置されています。
高架のホーム階との間には階段、エスカレーター(上下方向)、エレベーターが設置されています。
尚、改札口の左側(改札外)には西武系のコンビニ「トモニー(ファミリーマート)」があり、さらに左手の南口駅前タワーマンションの低層階には「エミオ石神井公園」のEmio S(サウス)があります。
そして改札口の背後東側(写真)の高架下には南口駅前広場があり、さらに東の高架下には「エミオ石神井公園」のEmio E(イースト)があります。
 
 

こちらは高架化時に新設された西口(南側)です。南北に開口していて、どちらも西口と呼ばれています。
高架下に出入口があり、南側出入口手前にある「トモニー」の壁面には当駅から利用できる座席指定列車「S-TRAIN」に使用される西武40000系の写真がラッピングされています。「S-TRAIN」ですが、平日は東京メトロ有楽町線方面への通勤列車として運行し、土休日は西武秩父方面~東急経由横浜方面を結ぶ行楽列車として運行されています。当駅各ホームには指定券券売機が設置されています。
また、西口側には駅前広場はありません。
 
 

西口(南側)駅前の様子です。西を望む。
出入口前は市街地で、すぐ先で左折すると前述の「パークロード石神井」へ出ます。
少し先で富士街道(都道6号線)と交差します。駅西側も住宅街が広がっていて、やはり畑が一部残存しています。
 
 

こちらは西口(北側)駅前の様子です。西を望む。左背後に西口出入口があり、背後方向に北口があります。
北口から西口を経由して写真奥を横切る富士街道まで歩道が整備されています。
歩道の右側の建屋には「エミオ石神井公園」のEmio N(ノース)が入っていて、左側の高架下には「エミオ石神井公園」のEmio W (ウエスト) があります。ウエストには元西武系の「西友」ではなく、ライバルである「食品館イトーヨーカドー」が入居しているのが興味深いです。
 
 

西口改札の様子です。右が南方向、左が北方向です。駅員無配置で、インターホンでの対応となっています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が4通路並んでいて、左手前には自動券売機があります。
改札内コンコースは中央口改札側と共用しています。
 
 

路線図、時刻表と一体になった建植式の駅名標です。電照式です。
西武の標準デザインで、西武線の駅では珍しく韓国語表記もあります。
駅ナンバリングも併記されています (SI 10)。
 
 

石神井公園駅は島式ホーム2面4線の高架構造で、東西方向にホームが延びています。
各ホームとも10両対応で(210m)、ホーム幅は広いです(最大10m)。ホームドアは設置されていません。
上屋は全10両分設置されています。支柱は石神井公園の木々をイメージしたデザインです。
左(南)ホームの左から1番線、2番線で下り所沢・吾野方面、右(北)ホームの左から3番線、4番線で上り池袋方面・西武有楽町線方面です。
基本的に外側線の1番線と4番線に準急以上の優等種別が、内側線の2番線、3番線に各駅停車と当駅始発・終着列車が発着します(例外あり)。
ホームには飲料自動販売機、空調完備の待合室が設置されています。
写真は吾野方を望む。
 
 

池袋方を望む。
当駅から練馬駅まで外側線が急行線、内側線が緩行線の方向別複々線です。すぐ先に外側線と内側線を結ぶ渡り線があります。
この先、高架区間で畑も残る住宅街の中を東南東へ走り、右へカーブして笹目通りをオーバーパスすると練馬高野台駅へと至ります。
 
 

吾野方を望む。
当駅より飯能駅までは複線区間になります。内側線の延長上には引上線が2線あり、当駅折り返し列車の留置に使用されています。
この先、高架区間で住宅街の中を西北西へ走り、右へカーブして地平区間になると程なくして大泉学園駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が石神井公園駅で下車(乗車)したのは2004年、2012年、2019年の計3度です。2004年は複々線化されるために地平の複線区間に乗っておくため、折り返しの際に下車しました。2012年は当駅で下車して西武バスに乗り換えて、西武新宿線沿線に住んでいる弟に会いに行くために下車しました。そして2019年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。昔は駅前の道路が狭くごちゃごちゃした市街地でしたが、再開発が進み駅前はかなり整然としてきました。一方、南口側には昔ながらの狭い路地沿いに形成された商店街が残っていて、この狭い道路を路線バスが走る光景に圧倒されました。
 
新宿駅からですと山手線外回り、埼京線、湘南新宿ラインで池袋駅まで行き、西武池袋線の急行、準急に乗り換えて当駅下車です。下り列車は特急を除く全種別が当駅に停車します。または新宿三丁目駅から東京メトロ副都心線~西武線直通列車に乗り当駅下車です(小竹向原駅で乗換が必要な場合あり)。Fライナー(快速急行)も当駅に停車します。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅または東京駅まで行き、山手線の外回り(品川乗車)あるいは内回り(東京乗車)で池袋駅まで行きます。以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅や駅前にコンビニが複数あり、飲食店も駅ナカ商業施設「エミオ石神井公園」内をはじめ、駅前にチェーン店を含めて多数あります。事前に用意しなくても大丈夫です。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。西武池袋線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は石神井公園駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:西武鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)