昨日投稿のDE10の牽引力の確認に際して、ブックケースから出してきたコンテナ貨車でも思わぬ事態が発生しました。今回、メンテナンス対象になったのは、コキ車の全てです。

 

昨日のコンテナ16両の保管状態です。

JRコンテナ色のブックケースに収納したTOMIX製のコンテナ貨車が12両。

 

コンテナ特急「たから」号の基本セットのブックケースに収納したKATO製のコキが4両。

 

コンテナ貨車をブックケースから取り出す際に、TOMIX製のコキ50000が2両・コキ350000の1両で、デッキ端面に嵌めてある手すりパーツが外れて落ちてしまいました。一方、KATO製は総数が少ないので対等に比較できませんが、手すりが外れた車両はありませんでした。

 

両社の手すりの固定方法に差異があるかを確認するため、手すりを全て外してみました。

左側の水色と灰色の4両がKATO製、残る右側の12両がTOMIX製です。

 

 

左側の水色がKATO製のコキ104形、右側の茶色はTOMIX製のコキ50000形です。手すりの固定方法は、何れも端面の左右に設けた2個の取付穴に、手すりパーツの裏面に形成した突起物を差し込む構造で、基本的な方法は同じです。手すりが外れることがなかったKATOは、この突起の長さが約1.5mmありますが、手すりが外れてしまったTOMIX製では、この突起の長さが約0.8mmと短く、更に一回り細身です。やはり、長さが短くて細いのは、しっかり固定するには不利なので、外れ易いとも言えます。

 

全車両の手すりを外してみましたが、ケースから出す際に手すりが外れたTOMIX製の車種は比較的簡単に外すことができましたが、KATO製に加えTOMIX製の一部車種では外し難く、簡単には外れませんでした。

TOMIX製で外し難かったのは、青色のコキ106形です。同じTOMIX製ながら、固定用突起が茶色より太くて長い(KATOと、殆ど同じ長さ)のでした。TOMIX製でコキ50000形と同一形状だったのは、色違い製品である緑色のコキ250000形・橙色のコキ350000形と、別製品である灰色のコキ107形でした。

 

手すりの外れ防止対策を行います。

固定用突起の形状を変更するのは困難ですので、接着して対処することにします。微量の透明ゴム系ボンドを爪楊枝の先端に付けておき、固定用突起に絡ませてから、手すりパーツを車台枠の取付穴に差し込みました。ゴム系ボンドを微量使用したことで、後日に加工などの都合で手すりを取り外す必要が生じた場合にも対応可能です。

 

メーカー・車種を区別せず、全ての車両にこの処置を行いました。

処置完了のKATO製は、水色のコキ104形と灰色のコキ106形。コキ106形の手すり側だけ、機関車のナックルカプラーに対応するため、自連形の車間短縮カプラーに変更しています。

 

処置完了のTOMIX製は、茶色のコキ50000形(黒色台車とグレー台車)。

 

TOMIX製で、緑色のコキ250000形と橙色のコキ3500000形。

 

TOMIX製で、青色のコキ106形と灰色のコキ107形。

 

これで一安心と安堵する間もなく、ブックケースに収容していない製品ケースに入ったままの車両があることを忘れていました。

TOMIX製が、コキ106形(後期型)、コキ107形(7両)、コキ110形(5両)。KATO製がコキ200形(3両)と沢山残っています。これらも後程、同様の処置をすることにします。

 

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