三田駅【東京都】(都営浅草線、都営三田線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都港区東部の市街地に位置する都営浅草線と都営三田線の乗換駅で、JR山手線・京浜東北線の田町駅に隣接している駅、そして近隣に慶應義塾大学などの学校も多く立地しており学生街の様相も呈している
三田駅 (みたえき。Mita Station) です。
 
 
駅名
三田駅
 
所在地
東京都港区
 
乗車可能路線
都営地下鉄:浅草線【都営浅草線】三田線【都営三田線】
 
隣の駅
都営浅草線 (A 08)
西馬込方……泉岳寺駅
押上方………大門駅
 
都営三田線 (I 04)
目黒方…………白金高輪駅
西高島平方……芝公園駅
 
乗換可能駅
JR東日本:山手線京浜東北線……田町駅まで浅草線から徒歩5分、三田線から徒歩8分
 
訪問・撮影時
2019年8月
 
 

三田駅の位置にある田町駅西口交差点より南西を望む。
手前(北東)~奥(南西)の道路は第一京浜(国道15号線)で、この地下に都営浅草線の三田駅があります。都営三田線の三田駅は写真の背後、日比谷通りの地下にあります。
交差点の先には歩道橋があり、左側にJR田町駅があります。
歩道橋の先、左側にA4出入口が、右側の「TSYTAYA」の向こう側のアミタビル1階にはA3出入口があります。
A3出入口にはエレベーターが併設されていますが、アミタビルの所有で、利用可能時間は7:30~23:30です。ご注意下さい。
 
 

田町駅西口の歩道橋より北東を望む。左にA3出入口が、右にA4出入口があります。
手前(南西)~奥(北東)の道路が第一京浜で、この付近の地下に都営浅草線の駅があり、少し先で左へ分岐する日比谷通りの地下に都営三田線の駅があります。
駅前は田町駅前という事もあり市街地となっていて、第一京浜沿いにはオフィスビルが立ち並んでいます。森永製菓、森永乳業の本社(森永プラザビル)が右側沿道にあります。
また、歩道橋の右側(南東側)は田町駅西口で、歩道橋はペデストリアンデッキにつながっています。その地平部には小さなロータリーを有する駅前広場になっていて、タクシー乗り場はありますが、路線バスは歩道橋下に設置されたバス停留所を利用する形になります。
 
 

こちらは先程の歩道橋より南西を望む。右にA3出入口が、左にA4出入口があります。
手前(北東)~奥(南西)の道路は第一京浜です。沿道にはオフィスビルが立ち並んでいます。バンダイナムコホールディングスの本社も近くにあります。
左手の白い集合住宅(UR都市機構田町駅前市街地住宅春日ビル)の1階部分にA2出入口があり、その先にA1出入口がありますが、A1出入口は2019年8月現在閉鎖されていました。
三田駅以南の第一京浜は箱根駅伝のコースになっていて、駅伝が開催される毎年1月2日、3日には沿道に多くの観衆が詰め掛けます。
 
 

こちらはA3出入口前より西を望む。背後左手にA3出入口と田町駅への歩道橋があります。
撮影地点は第一京浜から見て、アミタビルの裏側に相当します。
駅から西へ約500mの場所には慶應義塾大学三田キャンパスがあり、駅西側は学生街になっていて多くの店舗が軒を連ねています。
 
 

都営浅草線三田駅の北東側にある芝五丁目交差点より南西方を望む。
手前(北東)~奥(南西)の道路が第一京浜で、左前方にA5出入口(閉鎖中)とA6出入口が、右側にA7出入口があります。
正面奥にA3、A4出入口があり、奥左側に田町駅があります。
 
 

芝五丁目交差点より北東方を望む。
手前(南西)~右奥(東北東)の道路は第一京浜で、地下を都営浅草線が通っています。
一方、交差点より左奥(北)へ分岐する道路は日比谷通り(都道409号線)で、この地下に都営三田線の駅があります。
2つの大通り沿いにはオフィスビルが立ち並んでいて、周囲に住宅はさほど多くありません。
また、第一京浜を200mほど進んだ左側にはボツワナ大使館があります。
 
 

こちらは日比谷通り西側、日本電気本社ビル(NECスーパータワー)に面した場所にあるA10出入口です。右側には超高層の日本電気本社ビルがあります。
そして正面(写真奥)の交差点の先にはA8出入口があり、三田線方面の出入口で唯一エレベーターが併設されています。
 
 

A10出入口前より南を望む。
手前(北)~奥(南)の道路が日比谷通りで、この先にある芝五丁目交差点で第一京浜に合流します。
右手(西)にA10出入口と日本電気本社ビルが、その先にA8出入口が、そして日比谷通りの東側(写真左)の三田NNビル敷地内にA9出入口があります。
日比谷通り沿いは田町駅前とは違い本格的なビジネス街となっていて、超高層ビルを含むオフィスビルが立ち並んでいます。右前方、A8出入口の先には東京都障害者福祉会館があります。
 
 

こちらはA10出入口前より北を望む。手前(南)~奥(北)の道路が日比谷通りです。
左手(西)にA10出入口と日本電気本社ビルが、そして日比谷通り東側(写真右)の三田NNビル敷地内にA9出入口があります。
駅北側もオフィス街になっていて、三井住友信託銀行芝営業部(旧・中央三井信託銀行本店)や長谷工コーポレーションの本社などがあります。
また、日比谷通りの東側沿道の黄色い建物は東京女子学園中学校・高等学校で、その向こう側には戸板女子短期大学があります。
 
 

JR田町駅との乗換に便利な、その名もJR田町駅方面改札の様子です。地下1階にあります。
都営浅草線の西馬込方にある改札口ですが改札内で都営三田線ホームともつながっており、両路線とも利用可能です。
右手に田町駅方面のA4出入口、左手に慶應義塾大学方面のA3出入口、背後にA2出入口があり、そして右奥には通路が延びていて他の改札に通じています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が正面方向と右方向に並んでいて、正面方向の左端は有人通路を兼ねています。
改札口の左手前には自動券売機があります。
トイレ、だれでもトイレは改札外コンコース南端(写真背後)にあります。改札内ですと都営三田線ホームにしかトイレがなく、この場所からですと距離が遠いのでご注意下さい。
地下2階にある都営浅草線ホームとの間には階段、エスカレーター(上りのみ)、エレベーターが設置されています。
尚、売店は改札内、浅草線ホームと三田線目黒方面ホームにありますが、ともに日曜・祝日は休業となるのでご注意下さい。
 
 

こちらは都営浅草線の押上方にある日比谷通り方面改札の様子です。
左手にA6出入口が、背後右手にA7出入口があり、背後には都営三田線の各改札に通じる地下通路が延びています。
そして正面左手には前述のJR田町駅方面改札に通じる地下通路が延びています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端の幅広通路は有人改札を兼ねています。
改札口の右手前には自動券売機があります。
トイレ、だれでもトイレは前述のJR田町駅方面改札外の設備か、都営三田線ホームの設備を利用する形になります。
地下2階にある都営浅草線ホームとの間には階段のみが設置されています。エレベーターを利用する場合はJR田町駅方面改札へ回らねばなりません。
 
 

側壁に設置されている都営浅草線の駅名標です。電照式です。
都営地下鉄の新デザインで、上下に都営浅草線のラインカラー(ローズ)が表示されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (A 08)。
 
 

都営浅草線の三田駅は18m車8両対応の島式ホーム1面2線の構造で、地下2階にあります。
第一京浜の地下に南西方向~北東方向に設置されています。
左が1番線で西馬込方面・京急線方面、右が2番線で押上方面です。
2019年8月時点ではホームドアは設置されていませんでした。都営浅草線でも設置され始めたので、いずれはホームドアが設置されると思われます。
ホームにはベンチ、売店「メルシー」が設置されています。
写真は西馬込方を望む。
西馬込方はこの先、JR東海道本線と並行する第一京浜の地下を左へカーブしながら南下し、京急線との分岐駅である泉岳寺駅へと至ります。泉岳寺駅近くにはJRの高輪ゲートウェイ駅が2020年3月に開業する予定です(2019年11月の記事執筆時点での予定)。
 
 

都営浅草線ホームの押上方を望む。
ホーム端には都営三田線ホームとを結ぶ改札内連絡通路の階段、エスカレーター(上下方向。車いす対応)があります。
押上方はこの先、第一京浜の地下を東北東方向へ、途中で左へカーブして北へと走り、都営大江戸線との乗換駅で、JR浜松町駅や東京モノレールのモノレール浜松町駅とも乗換可能な大門駅へと至ります。
 
 

こちらは都営三田線の目黒方にある第一京浜方面改札の様子です。
駅員無配置の時間帯があるようで、インターホンが設置されています。
右手に浅草線各改札やA1~A7出入口に通じる地下通路が、左手に福祉会館方面改札やA8~A10出入口に通じる地下通路が延びています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、左端は有人通路(インターホン対応通路)です。
改札口の左手前には自動券売機があります。
トイレ、だれでもトイレですが改札内、都営三田線ホームの地下2階目黒方面3番線に通常のトイレが、地下3階西高島平方面4番線に通常のトイレとだれでもトイレがあります。
地下2階、地下3階にある都営三田線ホームとの間には階段とエスカレーター(上りのみ)が設置されています。エレベーターを利用する場合は後述の福祉会館方面改札へ回らねばなりません。
尚、売店「メルシー」は地下2階の目黒方面3番線にありますが、前述の通り日曜・祝日は休業となります。
 
 

こちらは都営三田線の西高島平方にある福祉会館方面改札の様子です。
右手にA8出入口(エレベーター併設)が、背後にA9、A10出入口が、そして右奥方向には浅草線各改札やA1~A7出入口に通じる地下通路が延びています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端は有人通路です。
改札口の右手前には自動券売機があります。
トイレ、だれでもトイレに関しては前述のホームにある設備を利用する形となります。
地下2階、地下3階にある都営三田線ホームとの間には階段、エスカレーター(上りのみ)、エレベーターが設置されています。
 
 

ホーム側壁に設置されている都営三田線の駅名標です。電照式ではありません。
都営地下鉄の新デザインで、上下部分に都営三田線のラインカラーであるブルーが使用されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (I 04)。
 
 

都営三田線の三田駅は2層構造の地下駅で、地下2階が目黒方面(3番線)、地下3階が西高島平方面(4番線)となっていて、それぞれ単式ホーム1面1線の構造です。道路など公有地地下にスペースを収めるため、そして当初は東急池上線との相互直通運転が予定されていて(最終的に東急目蒲線→目黒線と相互直通運転を実施)、第一京浜の地下を浅草線と並行して泉岳寺駅まで延伸できるように、三田線のホームは2層構造になりました。ちなみに1973年の開業時より2000年までの長期間、三田駅が都営三田線の起点駅で、3番線、4番線とも西高島平方面行きが発車していました。ゆえに案内掲示板などでどちらの階層から先発電車が発車するかを確認する必要がありました。なお、目黒まで延伸された現在は方面別で発車ホームが固定されています。
 
写真は地下2階の目黒方面3番線で、地下1階の改札階へ上る階段と地下3階の4番線へ下る階段がホームに設置されています。
ホーム有効長は8両分ありますが、現在は6両編成のみの運行で中間の6両分のみホームドアが設置されています(西高島平方2両分には側壁を設置…と推測されます)。今後、都営三田線の全列車が8両化される予定で、それに伴い、残り2両分にもホームドアが整備される予定です。
ホームにはベンチ、公衆電話と飲料自動販売機が設置されていて、3番線には売店「メルシー」と通常のトイレもあります。
また、ホーム中ほど~西高島平方(奥)にかけては福祉会館方面改札へ向かう階段等が(EV併設)、目黒寄り(手前方)には第一京浜方面改札へ向かう階段が、背後の目黒方ホーム端には都営浅草線ホームへ向かう連絡通路(車いす対応エスカレーター併設)があります。
写真は西高島平方を望む。
 
 

こちらは地下3階の西高島平方面4番線です。
基本的なホーム構造は3番線と同様で、4番線には通常のトイレ、だれでもトイレがありますが、売店はありません。
福祉会館方面改札、第一京浜方面改札へ向かう階段、エスカレーターはいずれも地下2階の3番線を一旦経由する形になります。
そして目黒方ホーム端(奥)には都営浅草線ホームへ向かう連絡通路(車いす対応エスカレーター併設)があり、途中の地下中3階にて3番線からの通路と合流します。
写真は目黒方を望む。
 
目黒方はこの先、右へ急カーブして第一京浜をかすめた後、市街地を慶應義塾大学方面へ向かう道路の地下を西へ走ります。そして一旦桜田通りの地下を進んだ後、左へカーブしながら住宅街の中を南西へ走り、麻布通りを南進してきた東京メトロ南北線と合流すると南北線との共同使用駅である白金高輪駅へと至ります。この先は南北線との共用区間になり(東京メトロが第一種鉄道事業者、東京都交通局が第二種鉄道事業者)、目黒駅を目指します。
 
 

4番線より西高島平方を望む。
ホーム端の使用されていない部分は柵で仕切られ入れないようになっています。8両化の暁にはこのスペースにも電車が停車して、ホームドアも設置される予定です。
この先、日比谷通りの地下をひたすら北上し、古川をくぐると芝公園駅へと至ります。芝公園駅近くには都営大江戸線が通っていますが、大門駅や赤羽橋駅が至近距離に設置されている事からか、都営三田線との交差地点に駅は設置されていません。
 
 
あとがき
私が三田駅で下車(乗車)したのは1999年、2009年、2014年、2019年2回の計5度です。1999年は都営浅草線と都営三田線の乗りつぶしのため、2009年は都営浅草線の、2014年は都営三田線の乗り鉄のため、いずれもJR線との乗換で利用しています。そして2019年の2度は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅周辺は市街地で、北側はオフィス街、西側は学生街と、多面性のある光景が面白いです。
 
新宿駅からですと山手線内回り(渋谷・品川方面)に乗り田町駅で下車すぐです。都営地下鉄のみでアクセスされる場合は都営新宿線の急行or各停で神保町駅まで行き、都営三田線の白金高輪・目黒方面電車に乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅で下車。山手線内回りor京浜東北線北行に乗り換えて田町駅下車すぐです。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニが複数あり、飲食店もチェーン店を含めて駅西側を中心に多数あります。事前に用意しなくても大丈夫です。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。都営浅草線、都営三田線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は三田駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東京都交通局のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)