こちらは、3月15日に東日本旅客鉄道(JR東日本)の品川駅で撮影した、185系(踊り子型車両)のOM08編成による、臨時の特急踊り子12号🚃💺です。

踊り子12号🚃💺は、土休日に185系の7両編成(OM編成)で運転される列車で、伊豆急下田駅(静岡県下田市)を13時44分に発車し、途中、河津、伊豆稲取、伊豆熱川、伊豆高原、伊東、網代、熱海、湯河原、小田原、大船、横浜、川崎、品川の各駅に停車してから東京へと向かうことになるけど、熱海駅で、修善寺駅から来た185系の5両編成(C編成、修善寺踊り子、途中、大仁、伊豆長岡、大場、三島田町、三島の各駅に停車)と連結された12両編成となります。

踊り子12号は、熱海から12両編成となるんです。

今回前の5両の編成は未確認でありました。

その前は、東京 10時30分発の踊り子9号で伊豆急下田、修善寺駅へと向かうことになっています。

OM08編成🚃💺は、2012(平成24)年3月から2015(平成27)年2月まで、157系(1976(昭和51)年まで日光号(現在とは別)やあまぎ号などに使われていた車両)に準じた塗装にリバイバルされていたことで話題になった編成であり、昨年5月26日には、上野~黒磯間で運転された、なつかしの新特急なすの号に使われていました。

2012年3月3,4日(3日は復路のみ)に185系のOM08編成で運転されていたリバイバルあまぎ号(東京~伊豆急下田間)では、157系と同じ書体の「あまぎ AMAGI」となっていました。

その初日の2012年3月3日に運転された上州踊り子号は、高崎→伊豆急下田間(当然のことながら新宿経由)となっていたので、かつて前橋~伊豆急下田間で運転されていたモントレー踊り子号を思い出しました。

モントレーとは、フランス語で三つの山を意味する言葉であり、高崎周辺の赤城山、榛名山、妙義山(上毛三山)⛰️に因んで名付けられていました。

2003(平成15)年まで活躍していた165系(直流急行型電車)のうち、新前橋電車区(現、高崎車両センター(新前橋))所属だった編成は、モントレー色と呼ばれていたのであります。

高崎駅西口にあるモントレーという駅ビルも、それに由来しています。

あまぎ号は、天城山⛰️が由来であり、1969(昭和44)年4月から1981(昭和56)年9月まで157系(1976年から183系1000番台)で運転されていました。

1981年10月1日に特急あまぎ号と急行伊豆号の統合により特急踊り子号が登場した当時は、185系のほか、183系1000番台も継続使用されていました。

185系がデビューしたのは、1981年3月26日のことであり、当時は暫定的に普通列車や急行伊豆号に使われ、オレンジフェイスの直流急行型電車だった153系との併結も見られていました。

185系200番台(耐寒耐雪仕様、当初は新前橋電車区所属だった)のほうは、1982(昭和57)年3月10日に165系の置き換え用として上州方面の急行でデビューし、同年6月23日の東北新幹線の大宮~盛岡間の暫定開業の時に新幹線リレー号(上野~大宮間で運転されていた新幹線連絡専用列車)にも使われるようになったのであります。

1985(昭和60)年3月14日には、東北・上越新幹線の上野延長に伴う新幹線リレー号の廃止により捻出された185系200番台の転用により、踊り子号が185系に統一され、耐寒耐雪仕様だった183系1000番台が中央線特急に転用されていました。

E257系2000番台は、中央線特急あずさ、かいじ号で使われていた0番台から改造された上で、踊り子号に転用されていたので、183系と逆の流れとなっています。
 
200番台のOM編成が、高崎車両センター(新前橋)から大宮総合車両センター(東大宮)入りしたのは、2006(平成18)年3月18日のことであり、2013(平成25)年3月16日には、田町車両センターが廃止されたことにより、185系が大宮総合車両センター(東大宮)に集中配置されるようになっています。

185系踊り子号のグリーン車は、4号車と5号車(7両編成の場合は4号車)にあり、後者の7両編成では、R27型の座席💺のままであります。

185系踊り子号のトイレ🚻、洗面所は、基本編成の1,2,4,5,6,8,10号車(7両編成の場合は1,2,4,5,7号車)、付属編成の11,13,15号車(12両編成の場合は8,10,12号車)にあり、グリーン車の5号車(7両編成の場合は4号車)と、元田町車(10両基本編成と5両付属編成)の先頭車のトイレ🚻は、和式トイレから洋式トイレ🚽に改造されたけど、他は全て和式トイレとなっています。

E257系2000番台のグリーン車では、普通車から改造された区画もあるので、和式トイレから洋式トイレに改造されたスペースに似ているところがあります。

国鉄時代には、車内トイレの表示で「便所」または「便所 LAVATORY」が標準となっていたけど、洋式の場合は、ちゃんと洋式便所と表示されていました。

スーツ氏👔の動画での185系のグリーン車の乗車レポートによると、5号車のトイレ🚻で、「便所 LAVATORY JAPANESE STYLE」の表示を見た時にスーツ氏👔が感動していました。

JAPANESE STYLEとは、和式トイレのことであり、この表示が残されていることにより、リニューアル前(国鉄時代)に和式トイレだったことの名残があります。

ドアには、洋式トイレと書いてあるけど、誤解を招く表示であることも言うまでもないです。

185系がリニューアル化される前は全て和式トイレだったので、国鉄時代には和式トイレが主流だったことが分かります。

185系の6両編成のうち、OM03編成のトイレは、現在の185系で唯一和式トイレしかない編成であり、それがムーンライトながら号🚃💺🌃に使われていました。

ムーンライトながら号🚃💺🌃は、3月28日の東京発と、3月29日の大垣発をもって今季の運転が終了していたけど、コロナ騒動によりガラガラとなっていました。

185系は、普通列車にも使えるというコンセプトもあったことにより、特急型車両としては珍しく、グリーン車を含めて窓を開けることが出来るので、コロナ騒動での換気に使えることで重宝されています。

スーツ氏👔の動画でもこのことが取り上げられていました。

185系の7両編成は、OM04,08,09編成の3編成のみであり、我孫子発着の踊り子111,114号を含めた土休日の臨時踊り子号、ホームライナー小田原21号、ホームライナー10号で活躍しているので、平日は通勤ライナー、土休日は踊り子号となっていることが分かります。

この日は、東京駅で、185系のA7+C2編成による踊り子16号(伊豆急下田、修善寺発)の後の回送も撮影することか出来ました。

このように、185系のOM08編成を撮影し、話題にすることが出来て良かったです。