最近は天気がクルクルと変わりますね。季節の変わり目でしょうか?そんな中、もう何十年も経過したのですが、あの雨の日に撮影した車両たちをふとした事から思い出す事があります。逆境は雨ゆえに強烈なインパクトがあったのかもしれません。

 

 鉄っちゃんにしてみれば・・・アメニモマケズ・・・やはり車両たちの追っかけは至極当たり前!?そんな雨の中の車両たちをお馴染みレイルサロンC60さん撮影分からです。

 

 レイルサロンC60さんより

昭和46年3月31日、この日は雨でした。何の日と聞かれれば・・・二俣線(現・天竜浜名湖鉄道)での蒸気機関車運転最終日。雨がひどくなってきましたので止む無く都田駅構内は屋根の下で撮影でした。

 少々時間が経過した昭和46年6月のとある日、場所は一気に北海道へとワープ。今や伝説となっているC62重連を追いかけて一週間を費やしていました。その中で土砂降りは上目名のスノーシェッドを抜けた場所にて待機。待つことしばし・・・ようやく列車が近づけば・・・持っていた傘を放り投げての一発勝負の撮影。

 

 その後下りC62重連撮影は気力も萎えたか長万部~俱知安はちゃっかり乗車でジ・エンド。しかし天は見放さず・・・宿泊した俱知安のニセコYHの部屋はなんと103号室。解説しますと下りC62重連は「103レ急行ニセコ」一人悦に入る思いでした。(笑)

 月日は忘れましたが、今度は中国地方は伯備線でのひとコマ。こちらは布原が有名ですが、井倉ではD51重連にトライ。されどドレインで本務機が見えない煙幕の様相に!?

      米子では機関庫に戻るシゴナナを。大粒の雨からして相当な雨量だったかも。

               どことなくSLやまぐち号のようにも見えますね。

 またまた飛んでスイッチバックで有名な九州は熊本・高森線の始発駅は立野で給水するC12。シュールな絵柄はどことなく大井川鐡道を彷彿させるような。カマがC12のせいもあるのかも!?

 戻りまして…山陰本線も雨でした。モンスターディーゼル機関車DD51の前には水たまりが・・・。

 島原鉄道始発駅の長崎は諫早駅。こちらもすごい豪雨。国鉄ではありませんが、ディーゼルカーの荷物車も今となっては年代もの。台車もレトロ感満載ですね。

 それぞれに映り込んだ雨降り模様はモノトーンの世界でも存在感を与え、あの時あの場所に導いてくれます。でも撮影後はびしゃびしゃで大変だったでしょう。遠い記憶の片隅を少し開けてみたのは彼らと共に。

           ※撮影は全てレイルサロンC60さんです。