NO.2286 「若松線」・「福北ゆたか線」用専用ホーム、折尾駅6・7番ホーム高架化後初の乗車記 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 
 
 これまでも当ブログでもご紹介しておりますように、福岡県北九州市にあります、鹿児島線・筑豊線(「福北ゆたか線」・「若松線」)の駅であります折尾駅と言いますと、現在高架化が進んでいる駅でありまして、その分大きな変化も見られております。
 
 この折尾駅では、既に鹿児島線のホームの部分が高架化されておりますが、これは後に3・4番ホームの部分が短絡線のホームに変わる事になっておりまして、鹿児島線のホームが正式に高架化されますと、工事完了へと至る事になるようであります。
 
 また、これからご紹介しますように、筑豊線(「福北ゆたか線」・「若松線」)のホームも、以下画像のように平成31年3月のダイヤ改正時から高架化されている事から6・7番ホームとなっておりまして、現在の地平ホームは筑豊線・鹿児島線との短絡線に設けられました「鷹見口」の所にありますAホーム(旧6番ホーム)・Bホーム(旧7番ホーム)のみとなっております。
 
 さらに、筑豊線ホームをつくるにあたりまして、隣の東水巻駅との間の区間が変更されまして、新たにトンネルが設けられております。このトンネルでは途中で短絡線との分岐点もありまして、短絡線でも新たに高架化されるようになりますと、以下画像にもあります短絡線側のトンネルを経まして短絡線のホームへと至る事もできるようになります。
 
 
 さて、今回ご紹介しますのは、その筑豊線ホームより「福北ゆたか線」を利用しまして、中間駅まで乗車してまいりました。今回は新たなホームが設けられました折尾駅の模様を含めまして皆様にご紹介してまいります。
 
 
 折尾駅の「福北ゆたか線」・「若松線」のホームは、昨年3月改正までは平面ホーム発着として存在しておりまして、旧1番ホーム・2番ホームと存在しておりました。この部分は、最後までレンガ造りが残されていた部分も見られてもいまして、味があるホームでもありましたが、その姿も残念ながら見られなくなっております。
 
 (「若松線」若松方)
 
 (2番ホーム)~画像は817系電車
 
 
 さて、ここからは現在の鹿児島線高架ホーム(今後は短絡線のホームになります)から「若松線」方面の6・7番ホームへの乗り換えまでの姿をご紹介してまいります。画像は、小倉方面から博多方面へのホームでもあります折尾駅3番ホームでありますが、折尾駅3番ホームからでしたら後方の階段を使いまして通路へと至る事にもなります。
 
 
 階段を降りますと、6・7番ホームへは画像のような長い仮設の通路を通って行きます。よく見ますと、通路上には様々なポスターも見られておりまして、あまり寂しくならないような姿も見られております。
 
 途中の通路の所には、折尾駅ではおなじみのかしわめしのお弁当の立ち売りの姿も見られておりまして、販売されます方が「べんとう~」と叫びながら声をかけられておりました。この立ち売りも、ホームでも見られてはいますが、停車時間が短い事もありまして、このように通路でも見られているようではあるようです。
 
 
 通路の突き当たりには、左側に6・7番ホーム、右側に北口へと進む所にあたります。6・7番ホームへは、もちろん左側を通る事にもなりますが、曲がりますと引き続きその下の画像にもあります通路を通ってまいります。
 
 
 そして、6・7番ホームへの登り口へやってまいりました。やってまいりますと、これまでの姿とは違った姿が見られておりまして、今後他のホームに関しましても画像のようなデザインへと変わる事にもなる事が伺わせておりました。
 
 ここには、乗り換えの案内を撮りながらモニターで見られるような姿が見られておりました。このような姿はかつて下関駅などでも見られていた姿でもありましたが、瞬時にわかる分いいのではないかとも思います。ただ、画像の3~5番ホーム、短絡線のA・Bホームへは乗り換え時間がかかりますので、その分余裕を持った乗り換え時間が必要ではありますので注意が必要ではあります。
 
 
 こうして、折尾駅の6・7番ホームにやってまいりました。これらホームは、旧ホーム時代から述べておりましたように、折尾駅より若松駅までの「若松線」は非電化となっております。したがって、非電化区間も充電すれば走行が可能でもあります、画像の819系蓄電池電車が主力車両となっておりますが、それでも折尾駅より「福北ゆたか線」にあたる部分が電化区間となっておりますので、架線が張られている事がお分かりいただけます。
 
 (折尾駅の架線部分)
 
 
 さて、私は819系蓄電池電車に乗車しまして、今回は中間市の中間駅へと乗車してまいります。この「DENCHA」こと819系蓄電池電車も、「若松線」では運行を開始しまして3年半になりますし、後日ご紹介しますが、昨年は香椎線でも運行を開始しておりまして、都市圏短距離非電化区間の主力車両となっている事が伺わせております。
 
 今回乗車する列車も、若松駅からやってきておりましたが、折尾駅に着きますとすぐにパンタグラフを上げまして、車内の充電を開始しておりました。本当に、これまでの電車ではパンタグラフを上げ下げする姿は車庫でしか見る事がありませんでしたが、このように定期列車で上げ下げする姿が見られるのもこの819系蓄電池電車ならではかなとも思う所でもあります。
 
 
 こうして、私が乗車しました直方行き列車は折尾駅を発ちました。冒頭にもご紹介しましたように、この高架化に伴いまして、隣の東水巻駅との間の区間が変更されておりまして、まず折尾駅を発ちますと、その下の画像にもありますように、すぐに単線となりまして進んでまいります。
 
 (すぐに単線になります)
 
 
 単線に入りますと、画像の折尾トンネルに入ってまいります。この折尾トンネルでは、その下の画像にもありますように、途中で短絡線との分岐点もトンネルの中にありまして、今後短絡線でも新たに高架化されるようになりますと、短絡線側のトンネルを経まして、現在の3・4番ホームにあたります短絡線のホームへと至る事もできるようになります。
 
 (左側に短絡線への線路もトンネル内にあります)
 
 
 それらを越えますと、トンネルを抜けまして、今度は現在使用されております短絡線と合流する事にもなります。今後鹿児島線側の高架ホーム、さらに短絡線のトンネルが完成する事にもなりますと、その現在使用されております短絡線が廃止される事にもなりますので、長い間旅客列車・貨物列車と運行されておりましたこれら線路も廃止が近くなってきている事も伺わせております。
 
 列車は、合流しまして下り線路へと入りまして、再び複線区間に入ります。以上の動きが折尾駅周りで見られている訳でもありましたが、これより先は通常の複線区間としての姿が見られる事にもなります。
 
 それにしても、複線区間の存在も、現在は旅客列車の需要に応えている印象が見られておりますが、かつては石炭やセメントの貨物列車も多く運行されてもいた訳でもありますので、そう言った所も複線区間としての存在に関係しているようにも思います。本当に、今思いますと複線で良かったのではないかと言う印象ではあります。
 
 
 こうして、列車は中間駅にやってまいりました。現在は「スマートステーション」化に伴いまして、駅員配置時間が朝の2時間しか営業されておりませんので、やって来た際には窓口は閉じられておりました。それでも、自動改札機や発車標は通常通り使用されておりましたので、それでも無人化となりましても使用できる事が伺わせている所がいいのではないかとも思う所でもあります。
 
 (閉じられた窓口)
 
 
 今回ようやく折尾駅の「福北ゆたか線」・「若松線」ホームが高架化されましてから初めて列車利用しましたが、やはり平面ホーム時代の印象が強かっただけに、ここまで変化が生じている事がわかった今回ではなかったかと思います。何と言いましても、トンネルの中に分岐点も見られていると言うのが一番大きいとは思いますが、全て高架化されますとこの短絡線も使用される事にもなる訳でもありますので、とにかくそう言った姿が見られる事も期待したいと思いますし、ご覧の皆様で存じていなかった方も乗り換えに時間がかかる事も存じていただければと思います。