本日、2020年4月1日から、和歌山市内を中心に走る「和歌山バス」及び、和歌山市、岩出市、紀の川市を中心に走る「和歌山バス那賀」で、交通系ICカードが利用できるようになりました。
併せて、和歌山バスグループ独自のICカード「kinoca」の利用も開始となりました。

4月以降も引き続き和歌山バスでの通勤となったことから、利用開始一週間前の3月24日に、一足先に購入して、本日4月1日のkinocaサービス開始に備えました。

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▲和歌山バス「kinoca」定期券。
既にご紹介したように、kinoca定期券は金額式となり、区間に関わらず利用できるようになります。

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▲kinocaの裏面。
注目は右下のカード番号で、「WK」から始まっています。

さて、本日4月1日(水)のサービス開始日の様子をご紹介します。

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▲バスの車体には、PiTaPa・ICOCAの他、Suica、PASMO等の全国相互利用対応ICカードのステッカーが貼られており、遂に全国の交通系ICカードが、ここ和歌山市内のバスでも利用できるようになりました。

仕事帰りに、JR和歌山駅に寄ってみます。
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▲定期券購入の長蛇の列が発生していました。
年度初めの定期券購入が多い上に、kinoca定期券の導入による切り替えも多かったのでありましょうか。

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▲定期券売場隣には、ICカードチャージ機が設置されていました。
ここにはかつて、磁気カードの自動販売機がありましたが、その跡の設置されました。

折角なので、1,000円チャージして、利用履歴を印刷してみることにしました。
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▲kinoca履歴の印刷。
利用履歴は、金券式定期券の性格上、定期券区間内であっても、停留所まで印刷されていました。
一方、印刷可能な履歴件数は10件と、少なめなのが要注意です。




以上、本日からサービス開始した、和歌山バスのICカード「kinoca」の様子をご紹介しました。
従来の磁気カードも利用できることから、見た感じICカードに切り換えていたのは2割程度だったかと思います。
今後、磁気カードの利用終了にともないkinocaへの切り替えが進むと、この割合も増えることと思われます。

それに加え、やはり地域外からの利用者が、ICOCAやPiTaPa、Suica等のICカードを普通に使えるのが、やはり和歌山市内のバスにとっては革命的なできごと、といえるのではないのでしょうか。

おまけで、使用済み磁気バスカードの束です。
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捨てるには忍びなく、机の中で保存していましたが、数年も利用するとホントトランプの束みたいになってしまいました…


ともあれ、これから遠方から和歌山市内へ来られる方にとっては、SuicaやPASMO等もバスで利用できるようになりましたので、ご訪問の際には是非和歌山バスに乗車して、ICカードで乗車してみていただき、和歌山市内の名所を巡っていただければな、と思います。




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