■IKE BUS (イケバス)
IKE BUS (イケバス)とは、昨年11月から運行を開始した、池袋駅周辺エリアを循環するバス。
2つのルートがあり、概ね20分間隔で運行されています。
運行は高速バスでお馴染みのWILLER EXPRESSが担当しています。
 
 
■外観
なんと言っても、今までに見たことがないような斬新な外観ですが、シンクトゥギャザー製の電気バス(EV)とのこと。
 
鮮やかな原色を基調として、ローマ字や数字を配するデザインは、観光列車でお馴染みの水戸岡鋭治センセイ🙌
 
屋根にはマスコットキャラクターのフクロウのイケちゃんが乗っています🦉
 

 
外観の特徴として、片側に5つも並んで配されているタイヤ。
キャタピラを装着した、南極探検車を連想させます🐧
 
カーブを曲がるときには、5つのうち前側の3つが曲がる仕組みになっています。
(下の写真では左側の3つ)
 
 
こちらは、後ろ姿。
中央に白い文字で書かれていますが、このバスの最高時速は19km/h😁
池袋駅周辺は渋滞や信号が多いので、19km/hでも他の交通の妨げになることなく、走っていました。
 
 
マスコットキャラクターのイケちゃんをアップで。
池袋だけにフクロウのキャラクターになっているのは言うまでもありませんが、あるヒミツがあります🤫
(ヒミツは最後まで読むとわかります)
 
 
 
全部で10台のバスがあるのですが、車両によってところどころ細かい仕様が異なっているのも、遊び心があります✌
 
ひと目でわかるのは、他の車両は真っ赤な車体なのに、7号車だけは黄色い車体
「幸せの黄色いバス」です。
 
 
ナンバープレートが101〜110になっていて、下2桁が号車番号です。
なので、7号車のナンバープレートは「107」。
 
 
■内装
それでは車内へ。
乗車の際に運賃を支払います。
上のタッチパネルで大人または子ども(障害者・高齢者)を選んで、お金を入れます。
 
支払いは現金のみですが、QRコード決済が準備中の様子でした。
 
 
車内全景です。
壁の色は外装と同じなので、ほとんどのバスは赤色(写真は黄色いバスのため黄色)になっています。
ただし、貸切用の8号車と一般用の9号車は白い壁になっていて、JR九州の885系のような雰囲気になります。
 
 
座席は左右に7席ずつ配置。背もたれは合板で、座面のみモケットになっています。
 
1席ずつ色や模様が異なっていますので、好きなデザインの席に座ってみてはいかがでしょうか。
 
 
床面も木製。
寄木細工のようなデザインになっています。
 
 
客席から前方を眺めるとこんな感じです。
 
 
後部には車椅子用のリフトが標準装備されています。
車椅子の方にとっては有り難いですね。
 
その部分を良く見ると、日よけのブラインドと車椅子リフトの間に隙間があって、隙間風が入ってきます🍃
 
■IKE BUSのヒミツ
ヒミツ①
何を隠そう、実はこのバスには冷房が付いていないので、暑くなってくると窓を空けて走ることになっています。
 
 
陽気が良くなれば、ハワイのトロリーバスみたいで快適かもしれませんが、真夏の酷暑はどうするのでしょう🤔
 
ザ・ロイヤルエクスプレスが真夏にJR北海道に貸し出されたように、イケバスも北海道池田町に貸し出すなんていかがでしょうか🙌
 
ヒミツ②
天井を見上げると、大きなデジタルサイネージが取り付けられています。
まるでオープントップバスのように、青空が見えています(映像ですが)☀
 
 
このデジタルサイネージが付いているバスは、10台中3台のみ(1、7号車と貸切用の8号車)。
運良く乗れたら喜んでくださいね🎉
 
ヒミツ③
前半で紹介したマスコットキャラクターのイケちゃん
バスの屋根に取り付けられていますが、なんと夜になると目が光るのです。
その恐ろしい姿は、ご自身で実際にお確かめ下さい。
 
 
なおイケバスやイケちゃんが気になった方には豊島区観光協会グローバルリングカフェにてグッズ販売も行っているようですので、チェックしてみてください。
 
 
グッズまでは要らないけど、何か記念になるものが欲しい方は、イケバスの車両がデザインされた1日乗車券(500円)をお求めになってはいかがでしょうか。
1日乗車券は、乗車の際に運転士さんから買うことができます。
 
 
時速19km/hで、のんびり楽しむ池袋。
きっと新しい発見があることでしょう👋