今でも撮影者が大勢でいるところで撮る事に価値を見出せず、現役蒸機が走っている頃から自分で探し出したポイントで自分ひとりで撮影するのも楽しみの一つでありました。それが後年、その場所が期せずして有名撮影ポイントとなっている所も少なくありません。
小田東漁港上のSカーブの西側にある小高い丘の俯瞰ポイントも、そんな場所の一つです。
急行だいせん1号がオダタギの俯瞰ポイントを通り過ぎて行きます。右端に写っているカーブを過ぎれば有名な小田東漁港上のSカーブに差し掛かります。
近代的なコンクリートの防波堤が
写り込むのが嫌で松の枝で隠しています。
1973年8月
昭和40年代は近年より海側で撮影できたようです。現役蒸機をこのオダタギの丘から撮った写真はほとんどないと思われます。
2009年のGW前に姫新色キハ47の甲種輸送が走った際には、久しぶりに此のオダタギの丘で撮ってみようと場所を探したところ、撮影ポイントまで幾許かの踏み跡がついていたので近年この場所も撮影ポイントになっていることは容易に想像できました。
DD51牽引キハ47甲種輸送がオダタギの丘を通り過ぎます。
2009年4月26日
キハ47の姫新色とタラコの混合編成
キハ47系4連がこの区間を走ること自体が珍しい時代となりました。
2009年7月14日
近代車両が行き交う此の区間も未だ国鉄色気動車健在です。
2009年4月26日
今では昭和40年代後半に施工された離岸堤も周囲に消波ブロックが設置され、小田西漁港として立派なコの字型の防波堤が建設されているのが分かります。
2018年に運転された迂回貨物では此の場所も撮影者で混み合ったようですが、上記の写真を撮影した当日は私以外に撮影者は何方も居られなかったので、まさか此の場所がこれほどの有名ポイントになっているとは全く知りませんでした。
最後まで御覧戴いて ありがとうございました。