函館~ニセコ~積丹 北海道 新元号カウントダウンの旅⑤ | ゆうとの鉄道ブログ

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ボストンバックとカメラを片手に
寝台列車に飛び乗った
遠い昔に 一度忘れた夢
深夜の汽笛

行き先も無い 終着駅も無い
夜明けさえ来ないなら

このまま乗っているつもりだ

2019/04/29~2019/05/01、東京から函館→ニセコ→積丹と北海道の道南から道央へ、鉄道と車で大自然の湯と極上の食を求め北上し、複数路線の配線跡地を巡りながら時代が変わりゆく平成~令和の歴史的なカウントダウンを過ごした2泊3日の旅紀行を掲載しています。
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今日はコロナウイルス急増にて外出自粛となった週末の日曜日、

僕は都知事の不要不急の外出を控える呼びかけを受け、この週末は

自宅から一歩も外へ出ないつもりだ。

さて、それはそうとオリンピック、、、、。

やはり延期になっちゃいましたねY(>_<、)Y

前回書いた通り、僕はチケットが当選しているので残念であり

深い悲しみの中に居ます、、、、仕方ない事だけど、、、。

もしチケットがそのまま1年後に有効だとしても、高齢の母親の

1年後はそれと同じ未来ではない。

本人も今回のウイルス騒ぎで感染を恐れ、外出恐怖症に近い状態

でこの7月に行けなのであれば、体力の事もあるし行かない意思。

当然ながら日本で開催されるオリンピックは母親にとって、いや

僕にとってだってたぶんこれが最後のオリンピックだろうから、、、。

連れて行ってあげたかったからほんとに残念だ。


という事で、前回の続きから。


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旅は2日目のam10:00、宿泊していた湯の川温泉の「湯の浜ホテル」を出発する。温泉、お食事とも最高のホテルで、ここを離れるのはなんとも名残惜しい。



何度も通った湯の川線と呼ばれる函館市電の終点、湯の川駅を横目にいよいよ我々は函館の街を離れる。



さてこの日は一日車で移動、進路は函館からニセコへ向けて北上するが、まずは国道227号線で中山峠を抜けて日本海側の八雲町を目指すルートを取る。



車はすぐにお隣の北斗市へ入る。案内プレートのイラストのH5系に癒されながらやがて道南いさりび鉄道の踏切を渡り、新函館北斗駅をかすめながら江差方面へ。





やがて227号線は日本海へ向けて山道へと入っていく。天気は残念ながら初日の好天の勢いはなく曇り空が続く。




渡島半島を横断するような227号線、太平洋側と日本海側のちょうど中間くらいの位置だろうか、鶉ダム展望駐車場にて若干の休憩を取ることにした。キャラクターのデザインは、もうちょっと頑張ってほしかったね。





鶉ダム展望駐車場から12~13km、峠を過ぎてだいぶ街中へ入ったあたりで道の駅あっさぶへ立ち寄り休憩タイム。





函館の街を後にして約1時間45分、車は国道229号線へと入り日本海の海沿いのラインへと出た。館の岬トンネルを抜け、乙部町鳥山付近を通過すると案内板には目指す八雲の文字が見え始める。





さて時刻はお昼の12:00ちょっと過ぎ、予定していた立ち寄りポイントで車を停める。ここは事前調査で僕が発見して予定に入れた鮪の岬。鮪(まぐろ)と書くが読み方は鮪(しび)、鮪の岬(しびのみさき)と読むようだ。





僕の後ろに見える岬の崖がマグロの鱗のように見えるので「鮪の岬」という名前になったようだ。潮の香りや景色としては綺麗だが、ちょっと内容に薄いポイントだったかもしれない( ̄_ ̄ i)



更に海沿いのラインを北上し、車はやがて目指していた八雲町へ入った。案内プレートのイラストには八雲の名産のアワビが描かれている。




海沿いの国道229号線と277号線が分岐するあたりは熊石というエリア、実はここでは毎年「熊石あわびの里フェスティバル」という特産品の「蝦夷アワビ」を1万個以上使用するグルメフェスが開催されるほどのアワビの聖地なのだ。



そして時刻はお昼の12:45、我々が目指していた八雲のポイントへ到着、「寿し処かきた」さん。北海道は八雲といえばアワビ、アワビといえばこのお店、東京から予約を入れての訪問となった。




八雲、アワビで検索すると確実にこのお店が複数出てくるほど間違いのないお店、事実、結構前に予約入れたがお昼の12:00台は空席はなく、pm13:00~の予約となった。空も晴れてきたし、ほんと店先の看板の写真からしてもう美味しそうだよね




旅の2日目の八雲のランチは事前調査をしっかりと行ったので、僕としてはこのお店に東京から来れただけで感激だ。鉄道路線が通っていない渡島半島の日本海側、車じゃないと来れないからね。



さて、少しこの奥に入ったところに入り口があるので、さっそくお店へ入っていこう。店先の雰囲気もイイですねえ( ̄▽+ ̄*) 




東京から来た旅人をお店の方は快く歓迎してくれ、カウンターの予約席へ通してくれた。そしてとりあえず乾杯、もちろん車の運転があるのでノンアルコールビールです。



あわびの里・熊石の海岸沿いに立つ「寿し処かきた」さん。店内の水槽から取り出し新鮮な魚介類を味わえ、なかでも熊石の透明感あるアワビは柔らかくコリッとした食感が堪らない。二人ともまず注文したのが蝦夷アワビのおどり焼き(*^ー^)ノ





僕が絶対これにしようと決めていて注文したのが蝦夷アワビ豪華二色丼、アワビ4個を半分は生のままコリっとした食感と磯の香りを楽しめ、もう半分はやわらかく香ばしいバター醤油焼きにした贅沢な丼ぶり:*:・( ̄∀ ̄)・:*:




更に単品でアワビステーキ(*^ー^)ノ
アワビの中で最も高級で最も旨いとされるのが黒アワビ、その黒アワビの北方種である蝦夷アワビは、ここまで来ないと新鮮な最高の味では食べれないだろうな。



そして友人が注文した特上にぎり寿司:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
もちろん蝦夷アワビも入っていて、ウニ、イクラなんかありえない綺麗な色合いだし、どれを取っても最高、極上の味だね。





こんなに贅沢にお昼のランチから北海道でアワビをたくさん食べれる機会なんてそうはない、、。ってことで追加したのが、蝦夷アワビのバターステーキ( ̄▽+ ̄*) ナイフとフォークが付いてくるところがもう美味しそう。実際はナイフがいらないほど柔らかく、味が濃厚、バター焼きの香りもたまらなく美味しかった。



友人は特上にぎり寿司を単品で追加、とり貝、ほたて、ウニ、イクラ。思えばかなり贅沢なランチだ。




さて、美味しいランチの後は車で移動です。ここからのルートは国道229号線で海沿いをしばらく北上し、瀬棚町で国道230号線へと入り再び太平洋側へと抜けるルートです。



海沿いをしばらく走ると、親子熊岩トンネルの手前に駐車場があるのでここでひといき。トンネルの海側に見える岩が親子熊岩で、その名の通り親子の熊が語り合っているように見える岩だそうだ。それになんといっても綺麗に晴れた空とこの海の景色が素晴らしい。





そしてpm15:00、次なる目的地へ到着。線路内へ立ち入っている写真ではありません(笑)ここは旧瀬棚線廃線跡地、今金駅跡地の鉄道遺産です。




ここ今金駅跡地には、今金町内に所在した6駅の駅名標(レプリカ)が設置され、駅舎、車両は無いものの、当時のものと思われる線路が40~50m残り、廃線跡地としての美しさを演出している。またこの線路跡は、「オランダ通り」という遊歩道となっていて鉄道ファン以外でも親しまれているようだ。



旧瀬棚線は函館本線の国縫駅から分岐し、この渡島半島を横断するように終点の瀬棚駅までを結んでいた路線だが国鉄再建法の施行により第2次廃止対象路線に指定され、1987年(昭和62年)3月16日に廃止となった。この今金駅跡地はおおよそその中間の位置に存在する。




廃止となってからの年月を考えると、ほかの廃線跡地から見ればそんなに経っていないように思えるが、廃線跡地としてはっきりと鉄道遺産が残っているのはこの今金駅跡地の他は終点の瀬棚駅跡地に記念碑とレプリカの駅名標が残ってるくらいというのは、ちょっと寂しい。



6駅の駅名標のうち肝心のここ今金の駅名標だけ無くなっており、枠だけになってしまっているのは残念でならない、、、、。線路は道を挟んだ向こう側にも若干だけ伸び、オランダ風車の横で途絶えていた。




函館~ニセコ~積丹 北海道 新元号カウントダウンの旅、

2日目の午後にきてやっと鉄道色が入ってきましたが(笑)

廃線跡は実はこの後も登場するのです。

そうそう北海道は廃線跡地の宝庫ですからね。

是非ともこの先も未来へ残しておいてもらいたいものです。

さて、何度も書いている通り旅の疲労を考慮した我々の

ゆったりした旅、、、、

結局、函館から次なる宿泊地のニセコへの移動の道中で

寄り道をしているだけにすぎませんが、、、(笑)

美味しい海の幸や絶景の景色、、、、

それだけで旅って、素晴らしいものになるんですねえ。


なんか締めの言葉っぽいけど(笑)
旅はまだまだ続きます