足立小台駅【東京都】(日暮里・舎人ライナー。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都足立区南西部の荒川と隅田川に挟まれた中州のような狭い土地にある日暮里・舎人ライナーの駅で、地形的に駅勢圏が狭く日暮里・舎人ライナーの駅で最も1日平均乗降人員が少ない
足立小台駅 (あだちおだいえき。Adachi-odai Station) です。
 
尚、当駅は足立区内において唯一「足立」を冠した駅です。
 
 
駅名
足立小台駅 (NT 05)
 
所在地
東京都足立区
 
乗車可能路線
東京都交通局:日暮里・舎人ライナー 
 
隣の駅
日暮里方………………熊野前駅
見沼代親水公園方……扇大橋駅 
 
訪問・撮影時
2018年12月
 
 

足立小台駅は日暮里・舎人ライナーの他駅と同じく高架駅ですが、他の駅が日暮里・舎人ライナーに並行して南北に通る都道58号線(尾久橋通り)の中央分離帯上に駅があるのに対し、当駅は尾久橋通りの東側に線路、駅が設置されています。また、駅舎は2階でホームが3階なのは他駅と同じですが、駅舎のある2階部分は駅前広場が設置されている人工地盤と直結しており、駅前広場や荒川の土手からですと上下移動なしで駅舎へ出入可能です。尚、荒川土手下の地平部とはエレベーターで結ばれています。
また、駅出入口には「東口」と書かれていますが、現状はこの東口のみとなっています。西口に相当する位置にはシャッターが下ろされていますが、シャッターの向こう側には土手下への階段があります(使用停止中?)。尚、土手下への階段は写真右背後の扇大橋南交差点南西方に設置されています。
そして、人工地盤には小さなロータリーを有する駅前広場が整備されており、バス停留所も併設されています。写真奥の隅田川沿いとは階段で結ばれています。
 
 

こちらは荒川の土手下です。東を望む。
真上に日暮里・舎人ライナーの高架橋があり、道路トンネルの上には人工地盤(駅前広場)があります。
右側に駅への出入口があり、この出入口にはエレベーターのみが設置されていて上写真の駅前広場と結ばれています(駅舎直結ではありません)。
そして背後でこの道路を跨ぐ尾久橋通りの高架下には駐輪場があります。
 
 

駅前(東側)の様子です。東を望む。
右側に駅舎、駅前広場、そして駅前に立地する家電量販店「ケーズデンキ」があります。
駅周辺一帯は左側(北)を流れる荒川と、右側(南)を流れる隅田川に挟まれた狭い地区となっており、東側にはマンション、物流施設、工場などが所狭しと立地しています。一戸建て住宅はありません。飲食店やコンビニは駅近くでは見られません。
 
 

駅前(西側)の様子です。2013年、こちらは隅田川沿いより西を望む。左に隅田川、右の離れた場所に荒川が流れています。
西側駅前にはマンション、光製作所の倉庫、ホームセンター、カーディーラーなどが立地しています。
約1km西へ進むと荒川と隅田川の間隔が広がり、そこに小台地区の住宅地が広がっています。
 
 

2階にある改札口の様子です。左が東口で、右のシャッターの向こう側には土手下への階段(西口?)があります。
足立小台駅は無人駅で、改札口右側の窓口は閉鎖されています。代わりに改札外と改札内にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が設置されていて、右端はインターホン対応通路です。
改札口の右手前には自動券売機が、改札内には自動精算機が設置されています。
トイレ、多機能トイレは改札内にあります。
改札階とホーム階(3階)との間は階段、エスカレーター(上りのみ)、エレベーターで結ばれています。
 
 

足立小台駅の駅名標です。
日暮里・舎人ライナーの駅名標はホームドアの上部にあります。
横長のタイプで、駅ナンバリングが併記されています (NT 05)。
 
 

 

足立小台駅は5両対応の島式ホーム1面2線の構造です。フルスクリーンタイプのホームドアが設置されています。
ホーム幅はさほど広くなく、天井も低いです。ホーム全体が屋根に覆われています。
左が1番線で見沼代親水公園方面、右が2番線で日暮里方面です。ベンチの有無は失念してしまいました…。なかったかもしれません。
そして、当駅はホームと民家の間にケーズデンキと光製作所がありそれらが目隠しの役割をしているため、他の駅と違いホーム外側に近隣住民のプライバシー保護のための白い側壁が設置されていません。
上写真は外からの駅風景で見沼代親水公園方を望む。
下写真はホーム内の様子で、こちらも見沼代親水公園方を望む。
 
 

日暮里方を望む。
この先、すぐに下り勾配となって隅田川を渡り荒川区へ入ります。右(西)には尾久橋通りが並行しています。その後も尾久橋通りの高架橋と並走して住宅街の中を南へ走り、都電荒川線【愛称:東京さくらトラム】との乗換駅である熊野前駅へと至ります。
 
 

見沼代親水公園方を望む。左の道路は尾久橋通りです。
この先、上り勾配となって荒川を渡ります(荒川橋梁)。西(左)を並走する尾久橋通りの橋名は「扇大橋」です。その後首都高速中央環状線(C2)をオーバーパスすると下り勾配に転じて住宅街の中を北へ走り、尾久橋通りの中央分離帯上を走るようになると程なくして扇大橋駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が足立小台駅で下車(乗車)したのは2018年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅前にマンションはありましたが、荒川と隅田川に挟まれた狭い場所で住宅地までは距離があり、必然的に乗降者数は少なく、駅や駅前は閑散とした印象でした。
 
新宿駅からですと山手線外回り電車で日暮里駅または西日暮里駅まで移動し、日暮里・舎人ライナーの見沼代親水公園行きに乗り換えて当駅下車です。尚、西日暮里乗換の場合は日暮里・舎人ライナーの駅まで多少距離があります。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅で下車。山手線内回りに乗り換えて日暮里駅で下車します。京浜東北線は昼間帯に全列車快速運転となり、日暮里駅を通過するので要注意です。また、上野東京ライン経由常磐線の快速列車は日暮里駅に停車するので利用できますが、本数はさほど多くありません。そして上野東京ライン経由宇都宮線、高崎線の列車は日暮里駅に停車しないので注意が必要です。日暮里駅下車後は日暮里・舎人ライナーの見沼代親水公園行きに乗車して当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニは一切なく、最寄りの店舗は約800m南の熊野前駅近くになり、1駅分の距離です。スーパー(オーケー)は駅近くにあるものの、駅前に気軽に入れる飲食店、そもそも飲食店そのものがほとんどなく、西側にある家具店・ホームセンター「島忠ホームズ足立小台店」の中に「モスバーガー」があるのみです。必ず事前に用意して下さい。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。日暮里・舎人ライナーを乗り鉄の際は、ぜひ一度は足立小台駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:Google地図、Wikipedia)