伝兵衛のぶらり街歩きシリーズ
「JR加古川線~河合西駅ぶらり②~」
河合西駅ぶらりの続編②。
稲荷神社を後にして、「広渡廃寺跡歴史公園」を目指す。
東方向へひたすら歩く。ただただ歩く。一人で歩く。
「大歳神社」である。
ご祭神は年神様で、年の初めに各家にお越しになる穀物神。稲作の盛んな播磨には、多くの大歳神社が祀られている。
葛木御歳神社(奈良県御所市)が総本社とされている。
創建時期などは不明だが、江戸時代後期頃かと推察。
阪神大震災後に再建された建造物もある。
境内は、氏子の方の手できれいに整備されていた。
大歳神社から4~5分歩くと、「広渡廃寺跡歴史公園」に
到着する。
国史跡に指定されていて、推定面積は、約19,820㎡に及ぶ。
7世紀後半に建立され、平安時代後期に失われた古代寺院跡で、奈良の薬師寺と同じ伽藍配置であったことが判明している。
昭和48年から50年にかけての発掘調査で、東西両塔、
金堂、講堂などの遺構が確認されている。
公園内には、縮尺1/20の模型が展示されていた。
ガイダンスホールには、資料類や発掘された瓦などが展示されている。
しばし、古代のロマンに思いをはせて、公園内のベンチで休憩。
河合西駅へ戻ることにする。
帰路の途中、「鹿野山常楽寺」の額がかかるお堂に出会う。
こちらも由緒はわからないが、地域の方々に代々守られてきたのであろう。
お参りさせていただき、再び駅へ向かって歩き出す。
3~40分で河合西駅に帰着。
まだまだ何かに出会えそうな河合西周辺。また、歩いてみようと思う。