旧線最後の駅は、西浦上駅です。

ここまでくると旧線という呼び名は相応しくなく、単線非電化でなかったらまるで都市圏通勤輸送の路線のようです。
西浦上駅は昭和62年に開業しました。
長崎市街地の狭い場所にあるため駅舎は申し訳程度です。

しかし当時は有人駅でした。現在は無人駅となっています。
ごらんのように市街地にある駅です。

ただ、元々単線非電化の旧線のため、この駅も棒線構造となっています。
鉄道を利用すれば、長崎駅までは途中に浦上駅があるだけで、バスや路面電車より早く着くことができます。
長崎市は坂の街、そのため住民は駐車場のかくほが難しく公共交通機関の利用率が高いと聞いたことがありますが、この西浦上駅の利用者は1日1000人を下回っています。
利用率が上がらない理由として運行本数の少なさが挙げられます。
それほど長崎駅まで距離が短く高速運転は必要ない区間なので現在のDC運行でも路面電車やバスには十分勝てるような気がするので残念です。
ワタシからの提案としては、点前の道ノ尾駅の交換設備を復活させて、長与−長崎間の区間運転列車を増便してはどうでしょう。
しかし、人員や車両の確保がありそううまくはいかないのかもしれませんが…
もうひとつ、駅前のこんな風景をみると、長崎の市街地も空洞化の波に揉まれているのかなと思います。

どこも市街地の商店街は同じような光景となっている気がします。
なんとかがんばってもらいたいですね。
(平成17年1月撮影)
長崎の駅をぐるり