東北の観光列車「リゾートみのり」6月引退 記念の追加運転やスタンプラリーなど実施



東北地方のJR線の中心に運転されているキハ40系気動車の改造車「リゾートみのり」が、6月をもって引退することが決まった。JR東日本の仙台支社は「リゾートみのり」の引退記念キャンペーンを実施する。

6月で引退するキハ40系改造車「リゾートみのり」。【撮影:草町義和】

「リゾートみのり」はキハ40系のキハ48形を改造した3両編成。大きな窓と設置間隔の広い座席(シートピッチ1200mm)が特徴で、展望スペースやイベントスペースも設けられている。2008年にデビューし、おもに仙台~新庄間(陸羽東線経由)を結ぶ臨時快速「リゾートみのり」として運転されている。

4月以降の運転日は6月28日までの土曜・休日と5月1日の予定だったが、引退記念キャンペーンの一環として、このほど6月5~26日の金曜日も追加運転することが決まった。車体側面には4月29日~6月28日の期間、記念ロゴを使った車両のラッピングを行う。

このほか、4月29日から6月28日まで「重ね押しスタンプラリー」が開催される。仙台・鳴子温泉・新庄の3駅にスタンプを設置。3駅のスタンプを重ねて押印して「リゾートみのり」の絵を完成させた人のなかから抽選で140人に「リゾートみのり」の座席ヘッドカバーや沿線の宿泊券などがプレゼントされる。

ほかにも、「リゾートみのり」にまつわる写真の募集(4月20日~5月18日)や、乗客への記念シールの配布(4月29日~6月28日)、車内でのパネル展(6月5~28日)、引退記念の旅行商品の発売などが行われる。

記念ロゴを貼り付けた「リゾートみのり」のイメージ。【画像:JR東日本】