京葉線・舞浜駅のホームを拡張へ 15両分のホームに最大10両編成が停車、混雑緩和



JR東日本の千葉支社は3月25日、東京ディズニーリゾート最寄駅の京葉線・舞浜駅(千葉県浦安市)について、混雑緩和のためのホーム延伸工事に着手すると発表した。2022年春頃の完成を目指す。

京葉線の舞浜駅ホーム。【画像:源五郎/写真AC】

舞浜駅のホームは島式ホーム1面2線で、長さは200m強。10両編成(1両の長さは約20m)の列車が停車できる。計画ではホームの蘇我・西船橋寄りを約55m延ばし、東京寄りも約45m延長。全体では15両編成に相当する約300mの長さになる。

列車の長さはこれまで通り10両編成(京葉線)と8両編成(武蔵野線直通)。蘇我・西船橋方面に向かう下り列車(1番線)は東京寄りに停車し、東京方面に向かう上り列車(2番線)は蘇我・西船橋寄りに停車させる。1番線ホームの蘇我・西船橋寄りと2番線ホームの東京寄りは列車が停車しないため、それぞれ5両分の固定柵を設置する。

この結果、ホームの中央部は従来通り上下の列車の乗り降りに対応するが、蘇我・西船橋寄り5両分は上り列車の乗降専用、東京寄りは下り列車の乗降専用になり、ホームのスペースに余裕ができる。

工事は4月から着手する予定。これに伴い、舞浜駅高架下の施設「ホテルドリームゲート舞浜」「ホテルドリームゲート舞浜アネックス」は4月1日から約2年間、一時休館する。

舞浜駅ホームの現況(上)と延伸後(下)の平面図。【画像:JR東日本】