後楽園駅【東京都】(東京メトロ丸ノ内線、南北線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都文京区南東部の文京区役所前に位置する東京メトロ丸ノ内線、南北線の駅で、駅前に小石川後楽園、東京ドームシティがあり、東京ドームでの試合日やイベント開催日は混雑する
後楽園駅 (こうらくえんえき。Korakuen Station) です。
 
 
駅名
後楽園駅 (丸ノ内線…M 22、南北線…N 11)
 
所在地
東京都文京区
 
乗車可能路線
東京メトロ:丸ノ内線南北線
 
隣の駅
東京メトロ丸ノ内線
荻窪方……本郷三丁目駅 
池袋方……茗荷谷駅 
 
東京メトロ南北線
目黒方…………飯田橋駅 
赤羽岩淵方……東大前駅 
 
乗換可能駅
都営地下鉄:大江戸線【都営大江戸線】三田線【都営三田線】……春日駅まで徒歩5分~15分
 
訪問・撮影時
2019年7月(南北線)、9月(丸ノ内線)
 
 

丸ノ内線の後楽園駅は高架駅で、駅ホームを覆うような形で立派な駅ビルが建てられています(営団時代の1994年完成)。
駅ビルは商業施設「メトロ・エム後楽園」になっていて、1階に駅舎、改札口が、2階にホームがあります。
そして駅ビルの南側(1番)、東側(3番、4a)、北側(4b)と東京ドーム方面に向かうペデストリアンデッキ前(2番)に出入口が設置されています。
写真は南側・東京ドーム前にて撮影。背後に東京ドームがあります。
 
 

走行中の電車内より撮影。南を望む。
丸ノ内線駅の南側には東京ドームがあります。今は「BIG EGG」の愛称は使用されていないのでしょうか?
丸ノ内線駅と東京ドームの間はペデストリアンデッキで結ばれていますが、バリアフリー非対応です。
東京ドームの向こう側には東京ドームホテルが見えます。
ドームの右側(西側)には駅名の由来となった庭園「小石川後楽園」があります。
尚、南側の駅前には住宅がほとんど見られません。商店も少ないです(駅ビル内や東京ドームシティ内にはありますが)。
 
 

東京ドームの東側には日帰り温泉施設を中心とした融合商業施設「ラクーア」や遊園地「東京ドームシティアトラクションズ」があります。
その左側(北側)の28階建ての高層ビルは文京区役所が入居する「文京シビックセンター」です。
「ラクーア」と「文京シビックセンター」の間を丸ノ内線が東西方向に走っており、写真の左側に後楽園駅があります。
 
 

駅ビル「メトロ・エム後楽園」1階にある後楽園方面改札の様子です。
左(南)に1番~3番出入口が、右(北)に4a、4b出入口があります。
東京ドームでの試合・イベント開催時に乗客が集中する事から交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が多数並んでいます。右端には窓口があります。
背後に自動券売機があります。トイレ、多機能トイレは改札内にあります。
改札内コンコースには2階の丸ノ内線各ホームとを結ぶ階段、エスカレーター(上下方向)、エレベーターがあり、地下にある南北線ホーム方面へ下る階段、エスカレーター(上下方向)も併設されています。尚、南北線方面へのエレベーターは改札外にある設備を利用する形になり、車いすで丸ノ内線~南北線を乗り換える際は一旦改札を出なければならなくなるので、改札を出る前に係員にその旨をお伝え下さい。
また、改札内には売店「ローソンメトロス」があります。
 
 

南北線の5番出入口前より南を望む。南北線ホームは右側の道路の地下にあり、南北方向にホームが延びています。
左手の「文京シビックセンター」敷地内に6番出入口が、地下にシビックセンター直結の5番出入口があります。
右前方には丸ノ内線駅の駅ビル「メトロ・エム後楽園」があり、その左側で丸ノ内線が道路を跨いでいます。
丸ノ内線の向こう側には東京ドームがあり、丸ノ内線駅ビルの手前には4b出入口と礫川公園があります。
尚、丸ノ内線駅と南北線駅との間は改札内外の地下通路で結ばれています(但し、改札内通路はエレベーターがなく、改札外通路はエレベーターのみです)。
 
 

丸ノ内線の4a出入口前より北を望む。左側に駅ビルと4a出入口があります。
手前~奥の道路地下に南北線駅があり、道路左側に礫川公園が、右側に「文京シビックセンター」「文京シビックホール」と6番出入口があります。
その先には富坂下交差点があり、東西方向の春日通り(国道254号線)と交差しています。春日通りの地下には都営大江戸線が通っていて、交差点右(東)に春日駅があります。そして都営大江戸線の春日駅東端で春日通りと交差する白山通り(都道301号線)の地下には都営三田線の春日駅があり、春日駅は後楽園駅と同一駅扱いとなっています。
また、交差点の左(西)は上り坂(富坂)で、駅北西側は台地になっていて住宅街が広がっており、中央大学理工学部もあります。
 
 

南北線の南口に相当する春日通り方面改札の様子です。地下1階にあります。
左(西)に丸ノ内線改札外へのエレベーターが、右(北)に5、6番出入口、エレベーター出入口と小石川方面改札、春日駅方面への地下連絡通路があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端の幅広通路は有人改札を兼ねています。
背後に自動券売機があります。トイレ、多機能トイレは改札内にあります。
改札内コンコースには地下6階の南北線ホームへ向かう階段、エスカレーター(上下方向。但し地下5階~地下6階は上りのみ)、エレベーターがあり、地下5階の踊り場を経由します。さらに地上にある丸ノ内線ホーム方面へ上がる階段、エスカレーター(上下方向)も設置されています。尚、丸ノ内線方面へのエレベーターは改札外にある設備を利用する形になり、車いすで丸ノ内線~南北線を乗り換える際は一旦改札を出なければならなくなるので、改札を出る前に係員にその旨をお伝え下さい。
また、改札内には売店「METRO'S」があります。
 
 

後楽園駅の北端に位置する8番出入口前より南を望む。左側(東)のビル内に8番出入口があります。
手前(北)~奥(南)の道路は都道436号線で、この地下に南北線駅があります。
道路左側(東側)は現在再開発中で、新しいビルが次々と完成しています。
また、写真奥(南側)には「文京シビックセンター」や丸ノ内線駅ビル、東京ドームなどが見えます。
 
 

8番出入口前より北を望む。背後に8番出入口があります。
駅北側は住宅街が広がっており、都道沿いにはビルや集合住宅が立ち並んでいます。
 
 

南北線の北口に相当する小石川方面改札の様子です。地下1階にあります。左(東)に8番出入口があります。
そして左前方には春日通り方面改札や丸ノ内線駅方面、春日駅方面に通じる地下連絡通路があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が4通路あり、右端に窓口があります。
改札口の右手前には自動券売機があります。トイレ、多機能トイレは改札外、写真左奥の地下通路沿いにあります。
改札内コンコースには地下6階の南北線ホームへ向かうエスカレーター(上下方向。但し地下5階~地下6階は上りのみ)があり、地下5階の踊り場を経由します。こちらにエレベーターはないので、エレベーターご利用の際は春日通り方面改札に回る必要があります。また、こちらの改札内コンコースと春日通り方面改札の改札内コンコースは地下1階で繋がっていないので、丸ノ内線ホームへ行かれる場合は改札外地下通路を通り、春日通り方面改札をご利用下さい。
こちらの構内には売店、コンビニはありません。ご注意下さい。
 
 

南北線には踊り場に相当する地下5階改札内コンコースがあり、その東側に都営地下鉄春日駅直結の乗換専用改札があります。
都営側より撮影。改札口の手前が都営エリアで地下4階都営大江戸線ホームとを結ぶ階段、上りエスカレーターがあります。
そして改札口の先がメトロエリアで、地下5階改札内コンコースになっています。右側に小石川方面改札への、左側に春日通り方面改札へのエスカレーター(上下方向)がそれぞれ設置されており、左の端には南北線ホームや春日通り方面改札に通じるエレベーターがあります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端の通路は有人改札を兼ねています。
改札口の手前、先にはそれぞれ「のりつぎ のりこし精算機」があり、ICカードチャージも可能です。
この改札口を通るには最低でも乗継先の初乗り運賃分の乗車券、ICカード残額が必要なので、改札を通る前に確認しておきましょう。
尚、この乗換専用改札は東京都交通局が管理しています(と記憶しています…。間違えていたらスミマセン)。
 
 

ホーム側壁に設置されている丸ノ内線の駅名標です。電照式です。
横長のタイプで、丸ノ内線のラインカラー(ワインレッド)は駅番号を囲む○で使用されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (M 22)。
 
 

丸ノ内線は相対式ホーム2面2線の高架構造で、2階にあります。東西方向にホームが伸びています。
右(北)が1番線で荻窪方面・方南町方面、左(南)が2番線で池袋方面です。
ホーム有効長は6両分で、ホームドアが設置されています。ホームの大半が駅ビルや屋根に覆われており、池袋方(写真奥)の端には上屋が設置されています。結果として全6両分に屋根がある事になります。
各ホームにはベンチ(1番線は不明)、飲料自動販売機(2番線は不明)、冷暖房完備の待合室、駅員詰所(2番線は不明)が設置されています。
また、2番線の荻窪方(写真左側)には「メトロ・エム後楽園」2階フロア直結の改札口がありますが、「メトロ・エム後楽園」営業時間帯のみの営業なので朝方や深夜は閉鎖されています。駅員はおらず、自動改札機、自動券売機、自動精算機が設置されています。
そして、当駅では発車メロディが使用されています。
写真は池袋方を望む。
 
 

丸ノ内線の荻窪方・方南町方を望む。第三軌条方式のため架線がなくスッキリした景観です。
この先、「文京シビックセンター」「文京シビックホール」と「ラクーア」の間を高架で東へ走り、白山通りを跨ぐと台地への斜面で地下トンネルに入ります。その後は一時的に春日通りの地下を走り都営大江戸線と並走すると右へカーブして本郷三丁目駅へと至ります。都営大江戸線と乗換可能です(改札外連絡となります)。
 
 

丸ノ内線の池袋方を望む。機器庫の裏手には留置線が2線あり、当駅始発・終着の電車の留置に使用されていましたが、2019年7月5日のダイヤ改正で当駅始発・終着の電車が消滅し、現在は使われているのでしょうか?
この先、右へカーブすると台地の斜面で地下トンネルに入り、住宅街の地下を北西へ進みます。そしてトンネルを出ると掘割区間~高架区間で住宅街の中を北西へ走り、左手に小石川車両基地を見て走ると掘割区間になり、地下トンネル入口に位置する茗荷谷駅へと至ります。
 
 

こちらは側壁に設置されている南北線の駅名標です。電照式です。
東京メトロの標準仕様で、下部が南北線のラインカラー(エメラルド)で塗られています。
駅ナンバリングも併記されています (N 11)。
 
 

南北線ホームは後楽園駅および春日駅の中で最も地下深い地下6階にあります。
地下37.5mの位置にあり、東京メトロの駅では第2位の深さです(No.1は千代田線の国会議事堂前駅で、地下37.9m)。丸ノ内線ホームは地上3.5mの高さにあり、南北線ホームと丸ノ内線ホームの高低差は41mにもなります(東京メトロの駅で一番の高低差)。したがって両路線の乗換は相当時間を要します(約10分)。
右が3番線で赤羽岩淵方面、左が4番線で目黒方面です。
ホーム有効長は8両分で、ホームドアも8両分設置されていますが、現状は6両編成のみの運転で、両方面とも後方2両分には電車は停車しません。将来8両化される際には残り2両分のホーム、ホームドアも晴れて使用開始となる予定です。
ホームにはベンチ、飲料自動販売機が設置されています。
そしてホーム各所には地下5階コンコースに通じる階段、エスカレーター(上りのみ)、エレベーター(地下1階春日通り方面改札に乗換なしで到達可能)があり、エレベーターは目黒方(写真奥)にあります。小石川方面改札へは手前側、春日通り方面改札へは奥側の階段・エスカレーター利用が便利です。
写真は目黒方を望む。
 
目黒方はこの先、丸ノ内線をくぐり東京ドームの地下を南へ進みます。そして右へカーブして外堀通りの地下を西へ進み、東西線、有楽町線、都営大江戸線とJR中央総武緩行線に乗換可能な飯田橋駅へと至ります。
 
一方、赤羽岩淵方はこの先、右へカーブして西片交差点で都営三田線をくぐります。その後は左へカーブしながら住宅街の中を北東へ走り、本郷通りの地下に進んで北に針路を取ると東大前駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が後楽園駅で駅の外に出たのは2019年の2度のみです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。2019年7月は南北線の、2019年9月は丸ノ内線の駅をそれぞれ探訪しました。丸ノ内線は地上駅で駅ビルもあり、地下鉄の駅といった感じではありませんでした。一方、南北線の駅は普通の地下駅で、春日駅と一体になっている印象でした。駅前には東京ドームや文京シビックホールなどがあり、人通りは多かったです。
 
新宿からですと東京メトロ丸ノ内線の池袋方面行きにご乗車になり当駅下車です。または中央線快速の東京行きor中央・総武緩行線の千葉方面行きに乗り四ツ谷駅で下車し、東京メトロ南北線の赤羽岩淵方面行きに乗り継いで当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅で下車。東京メトロ丸ノ内線の池袋行きに乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内に売店があり、駅周辺にコンビニが複数あります。一方、飲食店も駅ビル「メトロ・エム後楽園」内にチェーン店を含めて多数あり、東京ドームシティ内にも点在しています。まぁ事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。
東京メトロ丸ノ内線、南北線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は後楽園駅でも途中下車されてみて下さい!
そして東京ドームへお出かけの際はぜひ東京メトロをご利用になり、後楽園駅も観察されてみて下さい!
 
(参考:東京メトロのHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)