平成7年の1月に新車で、日産アベニールという、プリメーラをステーションワゴンにしたような車を購入しました。
で、ゴールデンウイークにちょっと遠出しようと5月6日に、なんとなぁ~く北上し、向かった先は仙台の利府です。
今回は、利府駅近くの森郷児童公園に保存されている車両ネタです。
画像奥に向かって仙台方面で、利府駅構内を見ています。
この当時の利府駅は1面1線のホームに、6本の留置線があり、東北新幹線開業前は仙台運転所の派出所的な存在でした。
左奥に車両が見えますが、これはまた後日ということで・・・。
フェンスが設置されていてこちら側に列車が来ることはありません。
撮影位置は踏切になっています。
現在は、フェンスから車止め付近までが駐車場、撮影位置付近は住宅になっています。
前の画像から振り返って、森郷児童公園の方を向きます。
奥に機関車が見えますが、後ほど紹介します。
公園内の保存車両を通過しまして、公園出口ですが、何やら怪しいカーブが・・・。
ご存知の方も多いとは思いますが、もともと利府駅は中間駅で、当初はここから現在の品井沼駅まで線路は繋がっていました。
ところが、ここから先は急勾配が連続するので、輸送力に問題があることから、現在の陸前山王経由のルートが建設され、こちらを海線、利府経由を山線と称し、貨物列車は海線経由となり、後に海線が主要ルートになったことで、山線の品井沼~利府は廃止になりました。
岩切~利府間は、当時代替交通機関が確保できずに残りました。
廃線跡は、一部道路になったりしていますが、愛宕までは、県道8号線に沿って進み、愛宕~品井沼は現在線と並行、もしくは取り込まれています。
そんなわけで、森郷児童公園は、廃線上にあります。
C58 354です。
昭和19年1月 川崎車輌兵庫工場製、新製配置は王寺機関区
9月 和歌山機関区へ転属、その後奈良機関区、竜華(りゅうげ)機関区と転属
昭和47年3月 会津若松へ転属
昭和49年6月 一休車指定の後廃車 総走行距離125万936km
その後、当公園で保存
説明書きですが、こちらもちょっと錆が多くい読むのに苦労しました。
前の画像の履歴で、一部省略してますが、これは、当方の調べと、食い違いがあったためです。
現在は、ちょっと簡素な説明書きになっているようです。
ED91-11です。
昭和31年12月 東芝製 新製配置は、ED44-1、ED45-1、21の3両と共に作並機関区で、仙山線にて交流電化の試験運用で使用される。
昭和34年(一部では36年とあるが・・・)の車両称号規定改正で、ED45はED91と改番
その後、長町機関区に転属となる。
昭和45年1月 ED78-10、11が増備されたことにより、運用離脱。
ED91-1は解体されましたが、11号機はこの地に保存、21号機は後にアップしますが、他の交流機と共に利府駅の側線に留置、その後新幹線車両センターに保存されましたが、昨年、解体されました。
番号が飛んでいるのは、一部機器の仕様の違いや製造メーカーの違いで、番台区分されたものと考えられます。
例のごとく、錆錆びの説明書きです。
現在は判りませんが、当時は車内に入れましたので、機器室に入ってみます。
これは電動空気圧縮機(CP)ですね。
右の扉は、運転室(奥)と機器室の仕切り扉です。
勿論、通電中は機器室の入室は禁止です。
まぁ、いろいろと訳の判らん電気機器が並んでおります。
撮影時期がかなり前だから、当の本人も覚えていないってのもありますが・・・。
最後に貫通扉を閉めて、もう1枚。
いろいろと検索をかけてみると、近年お色直しをしたようです。
他にも気になる保存車両がありますから、また行ってみたいです。
アクセスは、東北本線利府支線の終点利府駅下車、北へ徒歩6~7分位、利府自動車学校の西側です。