名阪特急ひのとりの旅(名古屋到着編) | 鉄道で行く旅

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名阪特急の「ひのとり」の旅の続きです。

名古屋線を快調に走る「ひのとり」です。

この赤色のメタリック塗装は、やや撮影が難しい被写体です。

 

庄内川を渡っています。

三遊亭圓丈師匠の著作とか、昔のパロマの竹下景子さんのCM風に書きますと「もうはい名古屋だがね」というところです。

 

JR東海の名古屋車両区のキハ85系が見えてきました。「ひのとり」の旅も『グランドフィナーレ(笑)』です。

 

名古屋駅に着いた「ひのとり」です。

 

これは、おそらく名古屋市営地下鉄が提供している交通広告媒体である「名古屋駅スクエアビジョン広告」です。

近鉄特急ひのとりの『空間ジャック』になっていました。

 

近鉄パッセ前にあった「特急ひのとり」の広告です。「名古屋へ!」ではなく「大阪へ!」になっています。

 

お約束のナナちゃんです。今回は「台湾小姐」のナナちゃんになっていました。

ナナちゃんのサイズからみると「大姐」ですが、「大姐」は中年以上の意味ですので、ナナちゃんの推定年齢から「小姐(お嬢さん)」にしています。

ただし、台湾では大陸とは違い、かなりのご年輩の女性に対しても「小姐(お嬢さん)」と呼ぶそうです。

それは、日本でも、ある特定の水商売などの職業の人たちが高齢者に対して「お兄さん」とか「お姉さん」などと呼ぶ習わしと似ているのかもしれません。

 

名古屋で見る阿里山森林鉄道です。

 

このあたりのビルが再開発の予定になっているため、この機会に名鉄バスセンターも見ておきました。

 

名鉄バスセンターの1階に壁画がありました。

スマホで名鉄バスセンターの壁画の情報を調べてみたのですが、「名鉄バスセンター 壁画」で検索しても、たいした情報は出てきませんでした。

現地で調べることをあきらめかけたときに、下の記号のようなものが作品名ではなく、作家の署名であることに気がつきました。

↑壁画の下に書かれていた文字です。

この文字が「guen(グエン)」になっていました。これを見て、作者が「Guen Inokuma(猪熊弦一郎)」であることを示す「guen(グエン)」の署名だということを思い出したのです。そして、作家名からスマホで調べた結果、名鉄バスセンターのエントランスレリーフ(作品名は黎明)は香川県出身の猪熊弦一郎(いのくま げんいちろう)氏(1902年~1993年)の作品であることがはっきりしました。

1967年に完成した名鉄バスセンターは谷口吉郎氏(1904年~1979年)が設計した建築です。谷口吉郎氏は千鳥ヶ淵戦没者墓苑、旧・ホテルオークラ東京本館メインロビー、上野公園にある日本学士院会館などのほか、多数の有名な建築の設計者でもあります。

また、丸亀市にある猪熊弦一郎現代美術館は谷口吉郎氏のご子息である谷口吉生氏(ハーバード大学留学時に米国在住中だった猪熊氏の世話になっています)の設計です。

 

猪熊弦一郎氏の作品「上野駅大壁画 自由」

猪熊という姓名が多い県の順位は(1)香川県、(2)群馬県、(3)神奈川県の順です。

1964年の東京オリンピックのときに柔道(重量級)で金メダルを獲得した猪熊功氏(1938年~2001年)は神奈川県横須賀市の出身でした。

♪くじけちゃならない人生が あの日ここから始まった (ああ上野駅からの引用です)

猪熊弦一郎さんの大作であるJR上野駅の「自由」です。(大壁画自由の実写画像は2002年撮影)

白地に赤色の三越の包装紙「華ひらく」も猪熊弦一郎さんの作品です。

 

先日、大阪市北区のコメ兵梅田店で店員と話をしたときに、私がコメ兵の大須本店に何度か行ったことがあると言ったところ、その店員から「大阪から名古屋の店まで行くのでしたら、今は名駅店ができていますので名駅店が便利ですよ」ということを教えてくれました。

画像は「ナナちゃん」の近くから見たコメ兵の名駅店です。

(つづく)