北千住駅【東京都】(JR常磐快速線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都足立区南西部に位置する千住地区にあるJR常磐線【常磐快速線】の駅で、東京メトロ千代田線・JR常磐緩行線、東武スカイツリーライン・東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレス線と乗換可能な一大ターミナル駅、
北千住駅 (きたせんじゅえき。Kita-Senju Station) です。
 
尚、
つくばエクスプレスの北千住駅の記事はこちら
東京メトロ千代田線・JR常磐緩行線の北千住駅の記事はこちら
東武スカイツリーライン・東京メトロ日比谷線の北千住駅の記事は後日UP予定です⇒こちら
 
 
駅名
北千住駅 (JJ 05)
 
所在地
東京都足立区
 
乗車可能路線・系統
JR東日本:常磐線【常磐快速線】
 
隣の駅
日暮里方・上野方……南千住駅
水戸方・岩沼方………松戸駅 (千葉県)

(※) 綾瀬駅、亀有駅、金町駅には停車しません。
 
乗換可能駅
東京メトロ:千代田線、JR東日本:(※) 常磐緩行線……北千住駅まで徒歩3分
東武鉄道:伊勢崎線【東武スカイツリーライン】、東京メトロ:日比谷線……北千住駅まで徒歩6分
首都圏新都市鉄道:つくばエクスプレス (正式路線名称:常磐新線)……北千住駅まで徒歩5分
(※) 厳密には北千住駅~綾瀬駅は東京メトロ千代田線の単独区間ですが、運賃計算上は東京メトロとJRの二重戸籍区間です。
 
訪問・撮影時
2019年4月ほか
 
 

JRが管理する北千住駅の西口です。
常磐快速線の北千住駅は地平駅で、橋上駅舎を有しています。南北方向にホームが伸びています。
西から地平のJR常磐快速線、高架(3階相当)のつくばエクスプレス線、地平(急行線)と3階(緩行線・東京メトロ日比谷線)の重層構造になっている東武スカイツリーラインの順で、常磐線西側の地下には東京メトロ千代田線(・常磐緩行線)の駅があります。
2階に東西自由通路があり、東西どちらからも全路線の駅へ容易にアクセス可能です。
 
JR駅部分には駅ビルがあり、JR東日本系の商業施設「ルミネ北千住」が入っています。駅ビルの東半分は常磐線ホームの上空に位置しています。駅ビル内には常磐線の北口改札があります。
また、駅前にはペデストリアンデッキがあり、駅出入口と再開発ビル「千住ミルディス1番館(商業施設「北千住マルイ」が入居)」や駅西側の商店街が結ばれています。地平部とペデストリアンデッキ・橋上駅舎の間は階段、エスカレーター(上下方向)、エレベーターで結ばれています。
ペデストリアンデッキの地平部には駅前広場が整備されていて、バスターミナルが併設されています。
 
 

駅前(西側)の様子です。
周囲は市街地で、足立区随一の繁華街となっています。前述の「北千住マルイ」をはじめ駅前通りなどに商店が集積しています。
北千住は大手スーパー「イトーヨーカドー」創業の地で、約400m東に1号店(現在は「イトーヨーカドー食品館千住店」)があります。
そして駅から離れると住宅街が広がっています。
西口側は再開発はさほど進んでおらず、狭い道路だらけで建物も密集していて、それが却って下町情緒を感じさせます。
 
尚、東口(電大口)側に関しましては、東武駅の項で紹介予定です。
 
 

JR常磐快速線のメインの改札口である北改札口の様子です。橋上階の2階(ルミネ3階相当)にあります。
右(西)のルミネ2階相当に西口・ペデストリアンデッキがあり、左(東)につくばエクスプレスと東武・日比谷線の改札があります。その先に東口(電大口)があります。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が並んでいますが、それほど数は多くありません。改札を出ない乗換客が多い証でもあります。
改札機の左端にはカウンター形式の有人通路が、その手前に自動券売機、指定席券売機があります。そして自由通路沿い(左側)には『みどりの窓口』があります。
トイレ、多機能トイレは改札内にあります。
改札内コンコースにはJR東日本系のコンビニ「ニューデイズ」が、改札外1階には「KIOSK」があります。
改札階と各ホームの間には階段、エスカレーター(上下方向)、エレベーターが設置されています。
 
ちなみに、北千住駅は常磐快速線の駅と東京メトロ千代田線・常磐緩行線の駅、東武スカイツリーライン・東京メトロ日比谷線の駅が改札内で繋がっていて、ICカードであれば東京メトロ、JR、東武の3社のどの改札口も利用できます(磁気乗車券の場合、JR改札ではJRのみの対応で、東武改札は東武と東京メトロのみ対応、そして東京メトロ千代田線改札では3社に対応しています)。尚、つくばエクスプレス駅のみは他社とは完全に隔離されていて、乗換の場合は一旦改札外に出る必要があります。
 
 

2005年、つくばエクスプレス開業時に設置された南改札の様子です。橋上階にあり、南西側の出入口に相当する仲町出入口からアクセス可能です。
同じフロアにつくばエクスプレスと東武・日比谷線の改札があります。東京メトロ千代田線の出入口は1階にあります。
駅員不在で、交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機の左端にはインターホン対応通路があります。
改札口の左手前には自動券売機、指定席券売機があります。南改札側には『みどりの窓口』はありません。
そして改札内コンコースは北改札口側と共用です。
 
 

常磐快速線2番線の駅名標です。両方向の列車が発着するため、矢印は両側に付いています。
電照式ですが、バックライトは蛍光灯です。
JR東日本の標準デザインで、取手までの直流電化区間のみを運行する快速電車のラインカラー(緑)と、取手以遠の交流電化区間へ直通する中距離列車のラインカラー(青)が併せて表示されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (JJ 05)。
ちなみに、北千住駅はJR東日本の駅で第10位の乗車人員(220,903人。2018年)を誇るターミナル駅ですが、スリーレターコードは設定されていません。
そして、特定都区市内制度における東京都区内の駅なので、「区」マークの表示があります。
尚、快速線を走行する列車は水戸方面において千葉県の松戸駅まで無停車なので、隣駅表示は「綾瀬」ではなく「松戸」になっています。
 
 

常磐快速線(常磐線快速)の北千住駅は単式ホーム、島式ホーム各1面の計2面3線の地平構造です。
左の単式ホームが1番線で下り取手・水戸方面、右の島式ホームが左から2番線(中線。上下線の優等待避列車が発着。朝ラッシュ時は上り快速電車が発着)、3番線(上り上野方面、上野東京ライン経由東京・品川方面)の順です。3番線の東側(右)に東武スカイツリーラインの地平ホームがあり、その間に1線敷設可能なスペースがありますが(JR東日本が所有)、現状は空地のままです。
各ホームとも15両対応と長く、ホームの大半が駅ビルや南改札の橋上駅舎、そしてつくばエクスプレスの高架橋に覆われています。上に構造物のない部分には上屋が設置されており、全15両分に屋根がある状態です。
ホームには飲料自動販売機、ベンチ(2、3番線)、空調完備の待合室(1番線)が設置されています。
写真は取手方、水戸方、岩沼方を望む。
 
 

そして各ホーム中ほどには2階コンコースに通じる階段、エスカレーター(上下方向)、エレベーターがあり、日暮里方(手前側)には地下にある千代田線・常磐緩行線ホームへ向かう階段(1番線のみ上りエスカレーター併設)が設置されています。エレベーターはありません。千代田線ホームとは改札内でつながっています。かつては中間改札(有人改札のみ)が設置されていましたが、ICカードの普及により廃止されたと思われ、しばらく改札ラッチが残っていましたが2014年3月に撤去されました。
写真は2013年12月撮影。改札ラッチが残っていました。この3ヶ月後にラッチが撤去されました。
 
 

日暮里方・上野方・品川方を望む。

左側の高架橋はつくばエクスプレス線です。さらに左に日比谷線の高架橋が見えます。
この先、つくばエクスプレス線、その左に日比谷線が並走してJRのみ地平区間で住宅街の中を南下します。そして他社線も地平になると京成本線をアンダークロスして、今度は他社線とともに高架になり、隅田川を渡ると荒川区へ入ります。その後も高架で住宅街を南下し、真ん中を走るつくばエクスプレス線が地下トンネルに入るとJR貨物隅田川駅への連絡線が左へ分岐し、南千住駅へと至ります。
 
 

取手方・水戸方・岩沼方を望む。右側の高架橋はつくばエクスプレス線です。
この先、高架になって左の地下から千代田線が顔を出し、千代田線とつくばエクスプレス線に挟まれた状態で右へカーブして荒川を渡ります。その後は右へカーブしてつくばエクスプレスが地下へと入り、東武スカイツリーラインをアンダークロスしてからは左側の千代田線と住宅街を東へ並走し、千代田線は綾瀬駅を経由して並行する線路はJR常磐緩行線になりますが、綾瀬駅に快速線のホームはありません。綾瀬駅からは常磐緩行線と並走し、亀有駅と金町駅を通過して江戸川を渡ると千葉県松戸市へ入り、新京成電鉄線との乗換駅である松戸駅へと至ります。快速電車や中距離列車は松戸駅までノンストップです。すなわち綾瀬、亀有、金町の3駅へお越しの際は地下にある千代田線ホームから綾瀬・我孫子方面電車に乗る必要があります。ちなみに千代田線の北千住~綾瀬は特例によりJRの乗車券でも乗車OKです(『青春18きっぷ』も利用可能)。
 
 
あとがき
私がJR常磐快速線の北千住駅で下車(乗車)したのは2009年以降何度かあります。ほとんどが乗換のためでしたが、2019年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。今や北千住は東京屈指のターミナル駅として成長を遂げていますが、JR常磐快速線のホームが僅か2面3線の地平構造なのには驚きました。駅前は市街地で人通りも多いですが、あまり再開発が進んでおらず、昔ながらの雰囲気を残した市街地が広がっています。
 
新宿駅からですと山手線外回りで日暮里駅まで行き、常磐快速線の取手方面行き快速電車(緑帯、青帯どちらもOK)に乗り換えて当駅下車です。また、西日暮里駅で東京メトロ千代田線に乗り換えて北千住駅まで行ってもOKですが、地下鉄運賃が別途必要です(東京メトロの乗車券でJR常磐快速線構内に入場可能)。北千住駅では改札内で快速線ホームと千代田線(常磐緩行線)ホームと繋がっています。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅または東京駅まで行き、上野東京ライン直通の常磐快速線取手方面行き電車(緑帯)または土浦方面行き電車(青帯)に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内にコンビニがあり、駅前にも複数あります。そして飲食店も駅や駅前の商業施設「ルミネ北千住」「エキア北千住」「北千住マルイ」内をはじめ、駅前にもチェーン店を含めて多数の飲食店があります。事前に用意しなくても大丈夫です。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。JR常磐快速線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は北千住駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、Google地図、Wikipedia)