鉄道模型Nゲージ塩釜口工場です。今回工場に入場したのはグリーンマックス、クハ111系湘南色です。三重県内のリサイクルショップでワンコインで購入してきました。

 プラモデルのような板キットで知られたグリーンマックスでしたが、グリ完と呼ばれた完成品が販売されていました。

 この形式はNゲージ初期から各社競作になりましたが、現在のレベルと比較するといかがでしょうか。ケースもそのまま完品で売られていました。1976年の発売ですから44年前になります。国鉄線上から蒸気機関車が消えた時代で発売当時の価格は1500円でした。当時の価格としては安価ではなかったように思います。ディテールはすべてモールドで表現されていてHゴムやサッシの色分けはありません。車体は一体成型でキットのように張り合わせた風ではありません。屋根とスカートはグレーで塗り分けてあります。車体と床下はネジで止められているのもこのアイテムの特徴です。車番はクハ11124でした。

 前頭部には手作業によって削られた跡も確認できます。

 床下機器は黒塗りの金属製でおもりの役目を兼ねています。思わぬチャンスで安価で手に入れた車両ですが段ボール箱の中にはモハもあったと記憶しています。いつか見つかれば紹介させていただきたいと思います。

 参考文献:松本吉之著 鉄道模型考古学N レイルマガジン6月号増刊

 

 

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