本日3月20日は、JR東海の快速みえ運行開始、震災で被災した車両を補うため急きょ製造された阪神9000系デビュー、花博会場への足として長堀鶴見緑地線が開業した日です。

今回は、これらの出来事についてご紹介させていただきます。

【快速みえ】
1990年3月20日に、JR東海の快速「みえ」の運転が開始しました。
(写真はキハ58・キハ65による快速みえ)
快速「みえ」は、JR東海と伊勢鉄道が名古屋駅~鳥羽駅間を関西本線・伊勢鉄道伊勢線・紀勢本線・参宮線経由で運行している快速列車です。
1993年8月1日にキハ75形を導入、1994年12月3日にはキハ75形に統一されました。

【大阪市営地下鉄 鶴見緑地線】
1990年3月20日に、大阪市営地下鉄(現:Osaka)鶴見緑地線(現:長堀鶴見緑地線)京橋駅~鶴見緑地駅間が開業しました。
1990年に鶴見緑地で開催された「花と緑の博覧会」開催に合わせて開業した、鶴見緑地線向けに70系車両も登場、量産車では日本初のリニアモーター駆動の車両で、4両編成25本の100両が1996年までに製造されました。
1997年8月29日に、大正駅~心斎橋駅間 、鶴見緑地駅~門真南駅間が開業、全線開通しました。(京橋駅~鶴見緑地駅開業当時のテレホンカード)

【阪神9000系】
1996年3月20日に、阪神電鉄9000系の営業運転が開始しました。

阪神・淡路大震災で被災した車両41両のうち、修繕不可能な急行車両30両の代替車両として9000系が急きょ製造されました。

当時余裕のあった川崎重工の製造ラインが、ステンレス車体向けであったことから、工期短縮のためにステンレス車体を採用した9000系は、6両編成5本30両が製造されました。
阪神なんば線開業と近鉄奈良線への乗り入れ時に、1000系と連結し10両編成での運転に対応するため、連結器の交換・貫通幌の取り付けなどが行われ、外観塗装も1000系(上写真)に準じたものになりました。

今日は何の日ネタは、まだまだ続きますよ。次回もお楽しみに!

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