先週、 “上司” とラーメンを食いに神奈川県大和市まで行きましたが、その帰り道に玉川通り沿いで 「横浜ラーメン」 と書かれた看板を見かけました。 「横浜ラーメン」 とくれば、真っ先に家系を思い浮かべますが (個人的には、あまり 「サンマーメン」 を思い浮かべることはない) 、それ以降、妙に気になって、今日、一念発起して行ってみることにしました。

さて、今日は何処に行ったのでしょう・・・。

 

行った店・・・・・・横浜ラーメン おか本

場所・・・・・・・・・世田谷区駒沢1丁目 (玉川通り沿い)

食ったもの・・・・特撰並 (のりをトッピング)

          ¥850- (ご飯はサービス)

 

 

スープ・・・◎

屋号に “家” は付されていませんが、家系です。駒澤大学が近いので、きっと駒大生が足繁く通うんでしょうね。

もし行くなら、東急田園都市線の駒沢大学駅前で降りればいいかと思っていたのですが、甘かった。駒沢大学駅前と桜新町駅の間で、百歩譲って駒沢大学駅前寄りかなという立地。あと、駒沢オリンピック公園も近いです。

超狭隘なコインパに死ぬほどの思いをしてようやく車を停めて、ようやく辿り着きましたけど、一番良いのは東急バスの 「駒沢」 バス停ですね。店の目の前にバス停があります。

さて、毎度申し上げてるように、家系を食すのであれば、まずその店の出自を探ることが重要でして、この 「おか本」 はいわゆる 「チェーン店系」 じゃないみたいなんですね。それはスタッフのランニングシャツ+ねじり鉢巻きが物語っています。この出で立ちだけでも期待が持てますが、ここの店主氏は 「武道家」 出身なんだとか。ということは、必然的に 「武道家」 = 「武蔵家」 系ということになります。後述する使用麺からすれば、もしかすると 「中野武蔵家」 の流れを汲んでいるかもしれません。 「武蔵家」 も出自によって流派が違ったはずです。

それはさておき、スタッフの出で立ちもそうですが、店に入る前からぷぅ~んと豚骨の匂いがします。 「おっ!? これは仕込みにかなり力を入れているぞ」 というのが判ります。チェーン店系ではこうはいきません。俄然、期待は高まります。

で、今回はチャーシュー、のり、玉子が標準トッピングされた 「特撰」 をオーダーしました。これにのりを増量しました。

待つこと数分、オーダーしたラーメンが運ばれてきました。見てくれだけは “正当家系” を醸しています。

 

始めの一口ぃ~

 

おぉ~っ! かなり濃いですねぇ~。

ダシにパンチがあるし、タレも存在感を際立たせています。どっちかが 「オレがオレが・・」 というような自己中的にしゃしゃり出ると、美味しくなくなってしまいますので、今回のようなイーブン的なぶつかり合いは称賛に値します。

なお、画像にはありませんが、飲み干しています。

 

 

麺・・・△

家系とくれば、酒井製麺。

正当な 「武蔵家」 系であれば、酒井製麺を使用出来ますが、ここはその酒井を使用出来るようです。ということはやっぱり、 「武蔵家」 系でも正当な流れを汲む店であることが判ります。さらに、麺上げはいわゆる 「平ザル」 ですので、 “まとも系” であると認定して良いでしょう。

ただね・・・。 「麺固めでね」 ってオーダーかけたのに、全然ヤワいんですよ。 「麺固め」 はあんな茹で加減じゃありません。モッチリとはしていたけど、 「モッチリ」 と 「固茹で」 は違います。

もっとね、私の歯茎にヒーヒー言わせて下さいっ!

 

 

チャーシュー・・・△

厚みはそれなりに、そして結構大きめのチャーシューが2枚。ということは、ノーマルのラーメンはチャーシューが1枚ということか。

でも、チャーシューメンにしなくて良かったです。麺は 「固くしてくれ」 って言っているのにヤワくて、頼みもしないのにチャーシューはガチガチなんですよ。私はチャーシューを硬くしてくれって頼んでなくて、麺を固く茹でてくれって頼んだのです。チャーシューで咀嚼機能を養いたくないです。しかも私が好まない 「パサパサ系チャーシュー」 だしね。

 

 

玉子・・・◎

この玉子は良いですね。白身に弾力感はあるし、黄身の熟し加減も味も文句なしです。

 

総合評価・・B1

 

A評価でも良いんですけど、麺のヤワさとチャーシューの硬さはかなり減点対象です。

ただ、それを差し引いても、久々の “まとも系” ですし、これはこれで評価に上乗せしても良いんじゃないかと思います。