突然思い出した写真を引っ張り出します。
上野駅にDD51が現れたのであっけにとられましたが、当時DD51自体は特別珍しい機関車ではなく、何より「53.10」改正で電車特急に絵入りヘッドマークが登場した直後、カメラを向ける人は誰もいませんでした。
DD51の後部には12系客車が連なり、クロスシートの間には板が渡されて「簡易お座敷客車」の雰囲気でした。
列車番号未記録 DD51 886［佐］
1978.11.19 上野
上野の高架ホームに到着したので成田山詣でと思いますが、当時はネット社会ではなく「鉄道ダイヤ情報」は季刊、40年以上経った今は詳しいことはわかりません。
この日は朝から雨でしたが昼頃には上がり、コントラストの強い写真になってしまいました。
隣のサロ169のグリーン帯も眩しく、正しく国鉄時代でした。
今DD51が上野に現れたら、激パ必至でしょう。
余談ですがDD51 886は2001（平成13）年1月10日付で廃車、最終配置は高崎運転所で、その間の経過はわかりませんが、東日本管内から動かなかったのではと思われます。
※参考文献 鉄道ピクトリアル 2004（平成16）年12月号
特集 DD51形ディーゼル機関車