都営新宿線~京王線の相互直通運転40周年で記念切符 ヘッドマーク付き列車も運転



東京都交通局と京王電鉄は3月20日から、都営新宿線と京王線の相互直通開始40周年にあわせ、記念切符を発売する。

相互直通40周年記念ヘッドマークを取り付けて走る京王電鉄の列車。【画像:京王電鉄】

東京都交通局が発売する「都営新宿線版」と京王電鉄が発売する「京王線版」の2種類。発売額はどちらも1セット1000円だ。それぞれ都営地下鉄と京王電鉄のおもな駅で発売される。販売期間は3月20日から6月30日までの予定だが、売り切れ次第終了する。

また、都営交通の1日フリー切符「都営まるごときっぷ」(700円)も、相互直通40周年記念デザインのものが3月20日から発売される。

このほか、相互直通40周年記念ヘッドマーク付きの編成の運転が3月16日から始まった。京王電鉄の9000系電車1編成と、東京都交通局10-300形1編成にヘッドマークとステッカーが取り付けられている。

都営新宿線は新宿(東京都新宿区)~本八幡(千葉県市川市)間の23.5kmを結ぶ都営地下鉄。1980年3月16日までに新宿~東大島間が開業し、京王帝都電鉄(現在の京王電鉄)が運営する京王線との相互直通運転が始まった。

都営新宿線が全線開業したのは1989年。本八幡駅では当初、同駅から千葉ニュータウン方面に延びる千葉県営鉄道北千葉線に接続して相互直通運転を行う計画だったが、北千葉線は一部が現在の北総鉄道北総線・千葉ニュータウン中央~印旛日本医大間として開業したほかは計画が中止されたため、相互直通運転は実現しなかった。

記念切符(京王線版)のイメージ。【画像:京王電鉄】
京王線内を走る東京都交通局の列車。【撮影:草町義和】
都営新宿線内を走る京王電鉄の列車。【撮影:草町義和】