祝!常磐線全線再開・再開する3駅紹介 | cavacho☆彡“きゃばちょこ”です。

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 いよいよ本日、東日本大震災から不通になっていた

“常磐線が全線で再開通”

の日となりました。

 

 新型コロナの影響で大々的なイベントが行われる予定はありませんが、待ちに待ったこの日が遂にやって来ました。

 

 本日は、今回再開業する3駅

「夜ノ森駅」「大野駅」「双葉駅」

を紹介いたします。(撮影はすべて3月11日です)

 

 1、夜ノ森駅

 かつては古い駅舎でしたが、再開業を機に新しい橋上駅舎に生まれ変わりました。 

 3月11日は福島中央テレビ(日本テレビ系)が駅から中継をしていました。

 

 夜ノ森駅周辺は見事な桜で覆われているとともに、夜ノ森の桜並木の玄関口としてその季節には大いに賑わいます。

 それとともに、大変有名なのが

「夜ノ森駅のつつじ」

 

 かつての美しい「つつじ」を「KNさん撮影」の写真で紹介いたします。

 

 2、651系「スーパーひたち14号」

 夜ノ森駅は通過ですが、色とりどりのツツジが乗客の目を楽しませてくれました。

 

 3、415系0番台・普通電車。

 

 水戸支社の主力415系で普通電車は運行されていました。デカ目の415系が懐かしい。

 

 

 4、455系普通電車。

  

 たまには仙台支社の455系普通電車も。東北地域本社色(東北色)の455系も懐かしい。

 

 

 夜ノ森駅東側の駅前は3月10日から自由に入る事が出来るようになりました。駅西側は「避難解除準備区域」として、以前から日中のみ自由に入る事が出来ていました。

 

 5、2014.05.14撮影。全く手つかずの夜ノ森駅。自由に入れた線路西側の公園より。

 

 雑草に覆われながら、つつじたちは可憐に咲いていました。

 

 除染のためにこれらのつつじはすべて切られましたが、根だけは残されました。そこから新しい幹が少しずつ伸びてきて綺麗な花を咲かせるようになってきているとの事です。

 KNさんが撮影されたような、“美しい夜ノ森駅”に戻るのも不可能ではないでしょう。

 

 6、大野駅。

 震災前に新しい駅舎になっていた「大野駅」は、そのまま改修工事をして利用されることに。

 この日(3月11日)はイタリアのテレビチームが収録していました。

 

 7、双葉駅。

 左側のクリーム色の建物が旧駅舎。右側が新駅舎。

 

 8、旧駅舎は町のコミュニティーとして改装中。

 東日本大震災を忘れないため、備え付けの時計は、「2時46分」で止められています。

 

 9、3月11日の中継のため「NHK」や「日本テレビ」のクルーがたくさん集まっていました。

 「日本テレビ」のクルーはクレーンを使ったカメラも持ち込んで。

 

 今日から営業を再開するこれら3駅。

 「帰還困難区域」の真っただ中にある駅

 駅に続く道は除染され自由に出入りできますが、道の両側はバリケードに覆われ異様な雰囲気です。

 これらの駅を訪れていただくと、

3駅周辺にはどんな光景が広がっているのか!直接目で見る事が出来ます。

 機会があれば、自分の目で見て3駅周辺の現状を知っていただき、

東日本大震災に伴う「東京電力福島第一原子力発電所事故」がもたらしたものとは?

を考えていただければ幸いです。