3月11日に相鉄8000系8709Fがリニューアルを終え試運転を行いました。
都心乗り入れに向けたイメージアップの一環で進められている
YOKOHAMA NAVYBLUE(ヨコハマネイビーブルー。以下、YNB塗装)への塗装変更。
相鉄8000系では初となるYNB塗装がついに姿を現しました。
見た目は大きく変わった!…でも中身はそのまま!?
今回のリニューアルでは塗装の変更や前照灯の移設、前面表示のフルカラーLED化がなされました。
しかし内装は座席のモケット張替えのみに留まり、車内案内表示も従来のLED式のままとなっています。(9000系は液晶ディスプレイ式に交換)
必要最低限とも見られる施工内容。これにはある事情が予想されます。
簡略化したリニューアル。目的は工期短縮?
2016年から2019年にかけて進められた9000系のリニューアルでは、いずれの編成も大掛かりな施工内容になったため、入場してから出場するまでおよそ半年もかかりました。
リニューアルのため直近で入出場した編成を見てみると、
9704F 2017年6月入場→2017年11月出場
9706F 2018年6月入場→2018年12月出場
9707F 2019年3月入場→2019年10月出場
いずれの編成も入出場におよそ5~7か月かかっていることがわかります。
一方で今回出場した8709Fですが、昨年12月13日に入場し、今年の3月11日に試運転を行ったことから、リニューアルをおよそ3か月の期間で済ませたことになります。
また、相鉄では既存車両の置き換え用として20000系を計16本導入することを明らかにしています。
従来の車両を置き換えつつ所有車両をすべてYNB化する中で、9000系のリニューアルに手間がかかり過ぎたことから、リニューアルを簡略化・工期短縮のうえでYNB化を進めると予想されます。
印象としては、8000系が持っているブラックフェイスにYNB塗装がよくマッチしていていい感じだと思います。(側面は9000系と全く同じ)
JRの車両をベースにして製造した10000系や11000系のYNB塗装も見てみたいですね~
↓鉄道コム ブログランキング参加中!
↓よかったらワンクリックお願いします!