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ひたちなか海浜鉄道湊線の金上-中根間です。

 

 

 

東日本大震災の発生からきょうで丸9年

ですね。

 

あの地震ではひたちなか海浜鉄道も大きく

被災しました。勝田方から見て緩やかに

下るこの線路付近もダメージを受けました。

 

復旧作業中の様子をよそ様のサイトで

確認しました。築堤の損傷箇所に重機を

入れるため、一旦レールを撤去するなどの

手間暇を要してました。


それらの苦労の甲斐あって同年7月23日に

全線復旧しています。

 

 

話は変わりまして先日観たNHKスペシャル。

岩手県大槌町の津波被害の特集でした。

地震発生直後ある人は高台を目指し、

一方で津波の予想高さ3mという初期の

情報に惑わされた人もいました。


3m程度で済むならば、身の安全を防潮堤

に委ねたとしても不思議ではありません。

 


9年後の今、新型コロナウイルスが猛威を

振るっています。幸いにして現在のところ

僕は罹患してませんし周囲にも患者はいませ

ん。そしてどこへ行っても咳き込む人は皆無

で、皆さん一様にマスクを付けています。

この状況はメディアなどが危険性を周知徹底

した賜物です。


しかし前記のNHKスペシャルを観た僕は

油断が生まれはしないかと危惧しています。

最低限マスクを付けていればコロナ禍なんか

やり過ごせるでしょ?という考えです。

 

三陸の人々にとっては故郷の景色の一部

である防潮堤。それによって育まれた

安心感が人的被害を拡大させた一面が

あります。


あの日地震の揺れ方から只ならぬ状況を

察知し、高台を目指した人々の感性に見習う

べきことがコロナ禍にもあるように感じて

います。