東急の五反田驛にて、往年の初代3000系をラッピングカラーで再現した1000系に出逢ふ。

昨年十一月、池上線の活性化企画のひとつとしてさうした車両の運行を開始したとは聞ひてゐたが、なかなかお目にかかれず、今回やうやくその御縁を得る。

ちなみに、初代3000系はこのやうな古風な美貌の持ち主だった。

これは数年前の夏に鐵道イベントを覗ひて手に入れた模型だが、良い買ひ物をしたと今でも思ふ。

昨年十一月、池上線の活性化企画のひとつとしてさうした車両の運行を開始したとは聞ひてゐたが、なかなかお目にかかれず、今回やうやくその御縁を得る。
おそらく、ニ代目5000系の“青ガエル”が大好評なのを受けた企画だらうが、初代3000系をよく記憶してゐる者としては、さうした往年を忘れない心を持ってゐることは、嬉しく思ふ。

ちなみに、初代3000系はこのやうな古風な美貌の持ち主だった。

これは数年前の夏に鐵道イベントを覗ひて手に入れた模型だが、良い買ひ物をしたと今でも思ふ。
あの、牛の唸るやうなモーター音が懐かしうおじゃる。
見たいもの、観たいものに満足に接することが叶はない現今、そしてそれが四月にまで及びさうな気配を漂はせ、いよいよ為政者の無為無策ぶりがチラつきはじめた現今、この1000系を見られたことに感慨を覺へる。
そして、かうしていくつか樂しみを持ってゐるおのれに、
「ありがたう!」
などと自賛してみる。