川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

仙台臨海鉄道を初撮影してみる その1 2019年末帰省シリーズ①

今回から、またまた新連載シリーズをお届けします。

 

昨年末~正月の休暇は例年通り、札幌市の実家へ帰省しておりまして、そのついでにボチボチ趣味活動を行ったのも例年通り。

というわけで本シリーズは、そんな活動成果を綴っていくわけですが、今回はまっすぐ実家には向かわず、ちょっとばかし寄り道をしました。

 

寄り道したのは、仙台市を始めとする宮城県北部地域

このあたりは、昨年夏に敢行した撮り鉄遠征でも訪れた場所であります。

このときは、近い将来DD200化されるであろう「石巻貨物」に狙いを絞りましたが、実は仙台港周辺で貨物輸送を行っている仙台臨海鉄道の撮影を、スケジュール上の都合で見送っておりました。

そんなこともあり今回は、前回撮影できなかった「仙台臨海鉄道」と、「石巻貨物」でも若干消化不良だったので、この2つを帰省ついでに撮り鉄することにいたします。

 


 

時は2019年12月26日。

世間一般は仕事納め前ですが、私は休暇を取得しまして一足早く正月休暇に入っておりました。

まずは東京駅から、東北新幹線で仙台駅へ向かいます。

f:id:kawaturu:20200308174328j:plain

前回遠征時は6時ちょうど発の臨時列車に乗りましたが、今回は設定が無かったので、定期列車始発の「はやぶさ・こまち1号」に乗ります。

 

まずは車内で腹ごしらえ。

f:id:kawaturu:20200308180246j:plain

今日は「ひっぱりだこ飯」をチョイスしました。

 

1時間半ほどで、仙台駅に到着。

f:id:kawaturu:20200308181315j:plain

 

この日の宮城地方は、時折小雨が降る生憎のお天気でした・・・。

f:id:kawaturu:20200308181327j:plain

駅前でレンタカーを調達し、本格的な活動へ入ります。

 

まず午前中は、仙台市内で仙台臨海鉄道の撮影を行います。

が、仙台臨海鉄道とは何ぞや?」という方も多いと思いますので、まずはざっくりと概要の説明を。

f:id:kawaturu:20200308200756p:plain
googleマップより

仙台臨海鉄道は、仙台港のど真ん中にある仙台港駅を中心に、4つの線路が放射状に延びている構造になっていて、このうち3方向の終端は自社駅である「仙台北港駅」「仙台西港駅」「仙台埠頭駅」が設けられおり、それぞれの駅で以下の品目を積み込みます。

仙台港駅:一般コンテナ類(コキ+コンテナ)

台北港駅:JXTGエネルギー仙台製油所からの石油製品(タキ)

仙台西港駅:キリンビール仙台工場からのビールなど(コキ+コンテナ)

仙台埠頭駅:JR東日本向けのレール(チキ)

これらの製品を積んだ貨車を、JR東北本線の「陸前山王駅」まで輸送することが、仙台臨海鉄道の業務内容となっております。

 

以上のことから、陸前山王駅仙台港駅では全ての貨物列車が撮影可能であるため、この区間で撮影するのが最も効率が良いと言えます。

というわけで今回は、陸前山王駅の南側にある「樋の口大橋」という市道?の跨線橋から狙ってみることに。

 

ファーストショットは、仙台北港駅発のタンカー列車。

f:id:kawaturu:20200308203442j:plain
662レ SD55 105

先頭に立つSD55 105号機は、2012年に京葉臨海鉄道から譲渡された車両で、京葉臨海鉄道時代はKD55 105号機を名乗っていましたが、さらに辿ると元国鉄のDD13形ディーゼル機関車のエンジン更新車だそうです。

 

仙台臨海鉄道線に出入りするタキは、基本的に日本石油輸送の緑タキです。

f:id:kawaturu:20200308205859j:plain

台北港駅常備のタキ1000形は、根岸駅常備の車両と同様に「ENEOSマーク」がついているのも特徴ですね。

まあ川崎界隈が根城の私には、なんの有難みもないですが (^_^;)

 

反対側に移動し、今度は陸前山王駅からのコンテナ列車を撮影。

f:id:kawaturu:20200308211329j:plain
663レ SD55 105

コキ15両編成という、思いのほか長編成な列車で驚きました。

 

そしてこの列車での一番のサプライズは、カマ次位に積まれたこのコンテナ。

f:id:kawaturu:20200308211711j:plain
UM27A-48008

こちらのコンテナは水島臨海通運所有の無蓋コンテナで、岡山県倉敷市JFEスチール西日本製鉄所から出荷された鋼材の輸送に使用されています。

このコンテナ自体、わずか9個しか製作されていないレアコンテナなのですが、積載姿を上からの俯瞰で撮影できるとは思いもしていなかったので、とてもラッキーでした。

 

さらにオマケ。

f:id:kawaturu:20200308212609j:plain
コキ104-2

最後尾にはコキ104-2がぶら下がっていました。

コキ104はトップナンバーを見たことが無いので、個人的には再若番の記録となりました。

 

このあとは仙台港駅周辺に移動し、引き続き仙台臨海鉄道撮り鉄します。