以前にもブログ記事にしたこともあったかと思うのだが、
当時のネガフィルムをFUJIFILM「Photobank」でお試し無料スキャンしてもらったことと、
紀勢線のDF50が引退して40年という記念の時間軸ということから、ちょっと書こうと思った。
中学1年の冬、紀勢線のDF50が引退し私の鉄道趣味は一時途絶えた。
しかしその機関車は高校生となってもまだ最後の聖地である四国で活躍を続けていた。
その四国でもDE10型機関車が勢力を伸ばし、とうとう旅客客車編成の牽引はDE10が
担当するようになってしまっていた。
他所のDF50の活躍をよく知らない私だったが、高知の西部、斗賀野というところの
石灰専用線でDF50が重連で活躍しているということを当時の鉄道雑誌で知り、ぜひ
見に行きたいという気持ちに駆られていた。
そしてその想いは叶い、1度だけだったが当時の斗賀野へ行くことができた。
しかしその時はちょうど専用線の運用が休みの日であり、日中、何度も往復するという
列車を堪能することができなかった。
そんな中で偶然見られた定期貨物列車がDF50重連であり、雨の斗賀野駅で
見ることができたということは、とてもいい思い出となった。
写真に写るDF5018の車体は、時代を経て今も「津山まなびの鉄道館」に保存されている。
当時は陸上駅で、駅近くにあった機関区に停留していたDF50を撮らせてもらったり、
帰路には、当時もう見られなくなっていた、DF50が50系客車を牽く回送列車を見ることが
できたりして、その訪問が思い出に残るものとなった。