大阪メトロ10系 | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

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日本一利用者が多い区間を持つ大阪メトロ屈指のドル箱路線、御堂筋線。「関西全ての鉄路は御堂筋線に通ず」と言っても過言ではないこの路線を長年走り続けているのが10系で、アルミ車で10両編成を組んでいます。VVVF制御化された編成は10A系となっていますが、車番は変わっておりません。

 

北から江坂以北に北大阪急行電鉄、JRが新大阪・梅田・なんば・大国町・天王寺・長居・あびこ、阪急が西中島南方と梅田、阪神が梅田となんば、京阪が淀屋橋、南海がなんばとなかもず、近鉄がなんばと天王寺、阪堺が天王寺、泉北高速がなかもず・・と、関西大手私鉄全線がこの路線に接続しています。それに更に地下鉄他線をいれれば・・もうわけわからん(^^;;

 

御堂筋線には地上区間もあり、新御堂筋の道路が両側に位置しています。

 

大阪メトロとして民営化され、ロゴも新しくなりました。御堂筋線にも新車30000系が導入され、大阪メトロに入ってからも残った編成はいたものの、2022年に最後の編成が運用を終了します。長年の活躍、お疲れ様でした。

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車内です。なんというか、必要最低限、短距離乗車前提、ただただ移動手段、この3本柱をひっくるめるとこうなるのでしょうね・・。これでも一度車内の更新が行われており、座席と化粧板の貼り替えやLED装置の追加などがされています。


ドアです。更新後もドアレールが残されており、昭和の雰囲気が残されています。そんな中で上にLED表示機が増設されているのがアンマッチです(笑)

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車端部です。二段式の妻窓に同じ大きさの窓となった仕切り扉、いかにも「昭和の電車」感がする中で仕切り扉上には先程のLED表示機が・・。妻面に設置されている車両って、実は少数派なんですよね。

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こちら車椅子スペースがついた車内です。もちろん更新時に設置されたものとなります。少し窮屈に見えるのは目の錯覚ではなく、低いトンネルの御堂筋線に冷房車を導入すべく、天井高を低くして機器を収めています。これが30000系ではフルフラットになった訳で、時代の進歩を感じます。

 

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最前面です。一言、「閉鎖的」です・・。運転台側にも窓がありますが先頭に立った時にはもちろん遮光幕が降ろされます。そのため前面展望が適うのは乗務員室へと通ずドアの窓のみとなります。更新時に取り付けられたLED表示機が特徴で、この位置に付けるのも珍しいですね。

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天井です。照明はカバーの無い蛍光灯で、ラインデリアがぽつぽつ設置されています。そして握り棒付きの網棚・・そう、関西では珍しく「網棚」なんです。他にはJRと南海と京阪と近鉄に見られるくらい・・あ、割といますね(^^;;

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窓です。こちらも田の字窓となっています。そして御堂筋線は地上区間も走行するということで日除けもついています。爪をひっかけるタイプのこの青い日除けはどうも古めかしく感じてしまいます・・。

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座席です。ドア間は6人掛けのロングシートです。座面と背ズリの間が空いている座席で、座り心地は硬いです。端から端まで乗り通すと50分かかる御堂筋線、多分そんな人は稀ですが、なかもずから梅田まででもかなりの時間がかかる同線、この座席はちと厳しいものがあります。

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優先座席がセットになったおトクな座席です(^^;; 優先座席は青色になっていて、見分けやすいものになっています。

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こちら車端部の3人掛けです。ドア間のロングシートより少し窮屈ですね・・

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こちら3人掛け優先座席バージョンです。

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最後に車椅子スペースです。握り棒も多めで、固定用具も揃っています。ドアにもマークが貼ってあり分りやすくなっています。

 

今ではベビーカーマークも追加され、フリースペースとして案内されています。

 

オマケ

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差し替え前のドアの画像。傾きまくり・平衡感覚がおかしくなりそうな今よりも酷い下手くそ画像でした(爆)