閑話小話 3 東海道新幹線 700系の引退とN700系「S」

皆さま おはようございます

昨日の午後は妙に暖かくてシャツ1枚で居られました。
花粉も多く飛んでそうでしたので不用意に出掛けませんでしたが、どこか遠くに出掛けたい気分になりましたね~。今年は桜の開花は早いのでしょうか?缶ビール持参で静かなところで花見がしたいです。
今週も色々ありそうですが頑張りましょう~

さて今回は、東海道新幹線について考察してみようと思います。
ついに700系が2編成となり、最後の花道ということで臨時のぞみとなって活躍しています。

700系

1999年から量産車の投入が始まり「のぞみ」「ひかり」として活躍してきましたが、2012年に100/300系の引退とN700系の投入により「のぞみ」運用から撤退しています。昨年2019年のダイヤ改正時では定期運用は「こだま」運用のみとなっていました。ついに3/8がJR東海C編成が「のぞみ」としてラストラン、3/13にJR西日本B編成が「ひかり」としてラストランとなり東海道新幹線での有終の美を飾ります。

しかし山陽新幹線においては、「レールスター」用のE編成は改造が行われており引退はまだ先でしょう。ドクターイエローについても全検明けたばかりですので見られたらラッキーですね。16連のC編成は波動用として残り主力N700系シリーズのサポートをしていくとのことです。そしてついに、東海道新幹線はN700系シリースで統一されることになり、2020年3月のダイヤ改正において「のぞみ」12本/時ダイヤが組まれ、最高速が285km/hとなり所要時間が短縮されることになります。

Aになる改造が始まった頃・・・

N700S

そしてN700系シリーズの最新型であるN700Sが登場します。
Sは最高という意味のSupremeの頭文字で最高の新幹線を意味します。2018年に確認試験車が落成し試験を進めてきましたが、いよいよ量産型第1編成が先日落成し7月の営業運転開始に備えることになります。引退する700系の系譜ですが、姿形・機械性能全く違うんですよね。それでも「700」を名乗るのは意味があってのことだと思います。先頭部のカモノハシ形状は更に進化し、空気を左右に分断し気流が見えそうな形状になっています。ヘッドライトはLED化されそれまでのと印象が違いますね。

走行機器類の進化が目覚ましく、小型軽量化が進み初期のN700系と比較してサイズは約半分、システム全体では約20%、約10tもの軽量化に成功したと聞きました。これは、16両編成として1つのシステムを組んでいた従来から、小型化された機器類の配置を画一化する(機器の配置違いによる型式違いを多くしない)ことで短編成化を可能にしており、山陽・九州新幹線用や海外輸出も見込んでいるそうです。また、バッテリーの進化により停電停止時は安全な場所まで低速で自走できるとのこと。構内入れ換えや整備時でも活用するんだそうです。個人的に興味があるのがサスペンションで、フルアクティブ化されたサスが先頭車とグリーン車、パンタグラフが載った2両に搭載されています。これは横揺れを感知するとモーターで逆方向に動かし制御してやって揺れを打ち消す機能ですが、N700Aより格段に性能が上がっているそうです。しかし、縦揺れには制御がないので勾配の差し掛かりでは上下に遠心力が掛かるのは以前のままです。

技術の進歩ってスゴいですね・・・
オリンピック前に5編成が投入されるとのこと楽しみです。

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この確認試験車は営業車としての投入はないそうです。
量産化が進めば廃車になりますので、模型としても貴重な1編成になるかと思います。

当ブログにおいて東海道新幹線について語ることがなかったのですが(模型を持っていないので)、資料を見ながら凄まじい技術力の進歩を伺い知れて自身が楽しんでしまいました。だからと言って模型を購入することは無いと思うのですが(笑)、最新鋭のN700Sで名古屋くらいまで往復してみたくなりました。フルアクティブサスペンションが搭載されたパンタ車の5・12号車がいいですかね?是非とも機能を体感してみたいです。

私は出張がほとんどない仕事をしていますので新幹線に乗る機会もないのですが、日頃ご出張で乗られる方はN700Sを指名で乗車されてみては如何でしょうか。全席電源が装備されていますし新大阪まではWi-Fiも使えますから快適かと思いますよ。

世界に誇れる鉄道技術・・・簡単に体感できるのは幸せなことなのかもしれません。

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

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