~駿豆線 最終ラウンド②~
牧之郷から戻ってきた私は、再び大場駅で降りた。駿豆線ではたいへんメジャーな、午後順光で編成写真を美味しく頂けるポイントへ。
77レ:普通 修善寺行
伊豆箱根鉄道3000系3506F「HAPPY PARTY TRAIN」(CYaRon!ユニットライブ応援HM)
この3506F、つい1ヶ月程前に全般検査から明けたのだが、1ヶ月経っても床下は比較的綺麗だった。とは言っても、やはり先月、ピカピカのうちに撮らなかったのはあまりにも愚かだったなぁと思ってしまう。
79レ:普通 修善寺行
伊豆箱根鉄道3000系3501F(軌道線色)「いずっぱこ GEO TRAIN」
移動中に3501Fに乗車する機会があったのだが、車内では伊豆総合高の写真部の写真を使って、沿線の観光案内がなされていた。私自身もとある高校の写真部員なのだが、こうして地元の鉄道路線で自分の写真を使ってもらって地域に貢献出来るというのは、この上なく光栄な事なのではなかろうか。
81レ:普通 修善寺行
伊豆箱根鉄道3000系3504F
駿豆線というのは本当にラッピングやらHMが多い路線であって、今度はアパマンショップだ。とは言っても、この青白塗装に青いアパマンショップのHMは違和感無く似合っている。
7502Fも丁度良い時間帯に下ってきた。想定していたことではあるが、やはりこの時間帯になると、かなり前面の光線は弱くなってきてしまう。とは言え、その分前面の金色塗装が強調されているような気がしなくもない。
7502Fを撮った後は別の場所に移動し、今度は上り列車を狙う。…が、そこまでの出来では無かったので、ここでは伏せておく。所詮日没迄の暇潰しだ。
ここで帰ってしまっても良かったのだが、もうこの際夜まで居てしまおうということで、修善寺駅でバルブ撮影をすることに。修善寺行の列車の中では常に眠気との闘いだった。昨晩は中々寝付けず、結局まともに寝れたのは2時間だけだったのである。
完全に暗くなるまで修善寺駅周辺を適当に散策する。狩野川の傍まで歩いてきた。昨今の新型コロナウイルス騒動でいつも以上にマスクの着用が欠かせない状況、マスクを付けるとどうも息苦しいのだが、此処なら外しても問題ないだろうと、マスクを外し大きく深呼吸してみる。澄んだ空気が鼻から喉の奥まで通り抜けるのがよく分かる。やはり伊豆の空気は美味しい。気分転換出来たところで、駅に戻って撮影開始。
元は西武新101系の1300系。1301Fは、西武新101系の復刻塗装がなされている。駿豆線の車両は日中前照灯を消して走っているので、前照灯の点灯シーンは、夜間しかお目にかかることができない。
3000系には鋼製車とステンレス車が存在するが、二次型の3505F、3506Fはステンレス車である。6編成中2編成と、かなり少数派となっている。
朝方も撮影した1302F。修善寺方と三島方でHMが異なっており、三島方にはオリンピックのマスコットキャラクター「ミライトワ」のHMが掲出されていた。
3506Fも、三島方には異なるHMが。こちら側には、ユニットライブのロゴがデザインされたHMが掲出されている。いつしかネットで見たのだが、この3506Fの塗装は、伊豆箱根鉄道の親会社である西武グループが保有する、埼玉西武ライオンズの球団カラー「レジェンドブルー」に由来するという話があるらしい。言われてみれば、西武9000系・20000系の「L-train」も、こんな感じの色だ。
今更だが、ホームの照明がもう少し手前まであってくれれば、前面にもしっかり光が当たって良いのになぁと、少し余計なことを考えてしまった。
7502Fも来たには来たのだが、運悪くハイビームで撃沈。お粗末なカットしか撮れなかったので掲載は控えておく。運用が一回りする間ずっとホームで独り寂しく撮っていたので、だいぶ身体が冷えてしまった。この後は自宅まで3時間弱鈍行列車修行。帰る頃には日付が変わるか変わらないかという時間になってしまった。
終日通して天候は安定していて、撮りたい物は粗方撮れた。1ヶ月のブランク明けにしては、それなりの収穫はあったような気がする。冬季シーズンももう終わり。3月に入るまでに、撮り損ねた被写体をまた撮りに行かねば。ちなみに、ここ1ヶ月ずっと家と学校を往復するだけの生活をしていたため、翌朝起きた時の脚全体の筋肉痛と言ったら、もう言葉に出来ないものであった。
撮影地:伊豆箱根鉄道駿豆線 三島二日町~大場・修善寺駅