(その3からの続き)
-横須賀(13:03着・13:15発)-衣笠(14:43着)-
丘の上には公園がありました。
安針台公園というそうです。
奥に人影が見えますが、
あの人達は何を見ているのでしょうか?
柵の向こうは海上自衛隊の港でした。
桟橋には二隻の艦船が停泊していました。
この写真、普通に撮っているようにみえますが、
実は柵の上端近くまで雑草が覆い茂っているため、
手を思い切り上げて撮っています。
公園の奥にいた人達は自衛隊の艦船を撮影していたわけですが、
皆さんちゃんと脚立を持参していましたよ。
スパイ…にしては目立ちすぎ(笑)。
公園の先から丘を下る道に入りました。
途中こんな場所に出たので思わずカメラを取り出しました。
一眼でも同じ場所から写真を撮ったのですが、
せっかくなら電車が写っている方がいいかなと思ったので、
敢えてデジカメで撮った写真を載せました。
さらに進んで国道へ下りました。
ここの国道は方向別。
東行きの国道と西行きの国道は少し離れていました。
再び丘が目の前に迫ってきました。
ここはトンネルの中も歩道がついていますが、
敢えて右側の階段を登っちゃいました。
階段を7割くらい登った場所で振り返ると、
東京湾がよく見えました。
田浦は入り組んだ入り江を示す「手浦」と書かれていた時期もあったそうで、
写真からも海岸線が複雑なのが分かりますね。
階段の頂上まであと少しです。
本町中山道路を跨いだら、すぐに下りの階段が始まりました。
こんな階段沿いにも住宅が建っていました。
ふらっと立ち寄って見る分には面白いけど、
毎日の生活は大変そうだな…。
国道16号に戻りました。
沿道にはマンションが建ち並んでいました。
左側のマンション群が建っている場所、
かつては横須賀駅の貨物ヤードだったそうです。
歩行者専用の小さな踏切を渡れば横須賀駅です。
横須賀駅に着きました。
全線開通した1944年までは長らく終着駅でした。
現在の駅舎は1940年に新築されたものなんだそうですが、
終着駅の雰囲気を残す立派な駅舎ですよね。
ホームは1面2線の島式です。
ただし、左側は横須賀駅折り返しの列車のみが使用するため、
ほとんどの時間は単式ホームとして使用されています。
ここまで複線だった横須賀線ですが、ここから終点までは単線です。
ますますローカル色が強くなる…。
さて、次の駅へ向かいがてら、
駅北側のヴェルニー公園に出てみました。
昼食時間をあまり割けなかったので、
日ざしが当たるベンチでパンとおにぎりを食べたのですが、
風が強くてフリース着ても寒くなってきたあげく、
座っている場所が途中から日陰になってしまい、随分寒い思いをしました。
公園からも停泊中の艦船が見えましたよ。
こちらは海上自衛隊の護衛艦「むらさめ」とのこと。
公園の中にはこんな碑がありました。
真ん中のモニュメントを挟んで左が軍艦山城の碑、右が軍艦長門の碑です。
いずれも横須賀港をベースとしていたそうです。
たどった運命は少し違うようですが。
国道に戻って、京急線の汐入駅へ向かいました。
汐入駅は快特通過駅ですが、利用者数は横須賀駅の倍近いそうです。
汐入駅を突き抜けて、そのまま汐入商店街に入りました。
民家が混じるようになりつつも、
谷間の商店街は結構続いていました。
汐入駅から10分ほど進んだところで登り坂にさしかかりました。
ふと左手に目をやると、レンガ積みのトンネルがコンクリでふさがれたような場所が。
場所柄、軍関係の倉庫か壕の跡でしょうかね。
坂本公園前の交差点を左折。
さらに丘を登りました。
やっぱり50メートルくらい登ったはずですが、
この坂は思ったほど疲れなかったかな。
12月になってもきれいに色づいていました。
…でも、モミジで黄葉??
丘を登り切ったところには、住宅地と団地が。
通勤が地味に大変そう…。
少なくとも電動機付き自転車は必須ですね。
突きあたりを右折するとトンネルが見えてきました。
たぶん、住宅地を造成したときに造られたトンネルでしょうね。
時間の都合でここは素直にトンネルをくぐっちゃいます。
緩やかな坂を下ると、大通りが見えてきました。
大通りに突き当たったら左折。
5分ほど歩くと衣笠駅前の商店街が見えてきました。
陽も西に傾いてきました。
今日の全駅間歩きもいよいよ大詰めです。
(その5へ続く)
横須賀駅先から衣笠駅先までのGPSログ(1/50,000)です。
8年前歩いた時は横須賀中央駅から南下したので
今回はあえて別ルートで歩きました。
横須賀線だけを歩くのであれば、
汐入-横須賀中央間に横須賀の中心市街地を経由するので、
ドブ板通りを経由して横須賀中央から南へ下るほうが見どころが多いかもしれません。