南町田グランベリーパーク駅【東京都】(東急田園都市線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都町田区南部郊外の住宅地に位置する東急田園都市線の駅で、2019年11月13日に商業施設をはじめとした再開発エリア「南町田グランベリーパーク」の町開きに先行して2019年10月1日に「南町田駅」から改称された東京都最南端の駅、
南町田グランベリーパーク駅 (みなみまちだぐらんべりーぱーくえき)、
(ローマ字表記:Minami-machida Grandberry Park Station)
です。
 
尚、南町田駅時代に駅記事をUPしています(2018年2月訪問)⇒記事はこちら
 
ちなみに、
東京都最北端の駅・古里駅 (青梅線) の記事はこちら
東京都最西端の駅・奥多摩駅 (青梅線) の記事はこちら
東京都最東端の駅・篠崎駅 (都営新宿線) の記事はこちら
 
 
駅名
南町田グランベリーパーク駅 (DT 25)
【2020年9月30日までの旧駅名:南町田駅】
 
所在地
東京都町田市
 
乗車可能路線
東急電鉄:田園都市線
 
隣の駅
渋谷方…………すずかけ台駅
中央林間方……つきみ野駅 (神奈川県)
 
訪問・撮影時
2019年12月
 
 

南町田グランベリーパーク駅の南口に相当するグランベリーパーク口です。北を望む。
南町田グランベリーパーク駅は地上駅(一部掘割構造)で、東西方向にホームが延びていて大屋根を有する橋上駅舎が上空を覆っています。
以前の南町田駅時代は南北に駅舎があり、改札内跨線橋で両ホームを結んでいて、入場券なしで南北の通り抜けができませんでしたが(西側の歩道橋に迂回する必要がありました)、駅改良工事により自由通路が整備され南北の移動が容易になりました。
橋上駅舎には改札口の他、商業施設「南町田グランベリーパーク」の「ステーションコート」の一部が入居しています。コンビニ「ローソンプラストークス」や「タリーズコーヒー」などが橋上駅舎内(改札外)にあります。
 
 

グランベリーパーク口より南を望む。
南側は駅の外が「南町田グランベリーパーク」の「ステーションコート」内になります。
スヌーピーが置かれている「ウェルカムプラザ」がグランベリーパーク口の駅前広場の代わりとなっていますが、南側に自動車やバスが乗り入れられるロータリーなどは存在しません。
この先、「南町田グランベリーパーク」の中心となる「センターコート」へ向けてペデストリアンデッキが南へ続いています。施設内には多数の店舗の他、六本木から移転してきた「スヌーピーミュージアム」もあります。
 
そして駅南側一帯は商業施設をはじめとした再開発エリア「南町田グランベリーパーク」で、以前より西側にある鶴間公園もグランベリーパーク内施設の位置付けとなりました。
駅や「南町田グランベリーパーク」から離れると郊外の住宅地が広がっていますが、畑も所々に残っています。
また、駅の南東側には国道16号線大和バイパス(保土ヶ谷バイパス)と国道246号線(厚木街道)の東名入口交差点があり、さらに南東側には東名高速道路の横浜町田インターチェンジもあり、一帯は道路交通の要衝となっています。東名入口交差点は厚木街道の陸橋のさらに上を大和バイパスの陸橋が跨いでいます。
 
 

こちらは北口です。南東を望む。北口から見るとホームは崖下(掘割)に位置します。
写真奥に出入口があり、左側の道路は国道16号大和バイパスです。
北口は2001年に跨線橋に直結する形で開設されましたが、前述の通り南側への通り抜けは出来ませんでした。
その後、駅改良工事により南側のグランベリーパーク口と自由通路で結ばれ、跨線橋前にあった改札口は橋上駅舎内に移設されました。
また、ロータリーを有する規模の大きい駅前広場が整備されていて、バスターミナルやタクシー乗り場が併設されています。
 
 

北口駅前の様子です。北を望む。背後に北口出入口があります。
正面を左右方向に大和バイパスが横切っています。
駅周辺は新旧の住宅地で、商店は少ないです。駅前には大規模マンションも見られますが、写真左側には駅前にもかかわらず一戸建て住宅が多く存在し、駅から離れると畑も見られるようになります。
駅北側の昔ながらの住宅地内には工場や物流施設が多く見られますが、国道16号や東名に近い好立地ゆえでしょうね。
 
 

橋上駅舎内にある中央改札の様子です。西向きに配置されています。
左(南)がグランベリーパーク口(改札口あり)、右に北口で、この橋上階に段差は存在しません。中央改札は以前の北口改札を代替しています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が5通路あり、左端には窓口兼有人通路があります。
改札口の左手前には自動券売機があります。トイレ、多機能トイレは改札内、写真右側に設置されています。
下層にある各ホームとの間には階段、上下方向エスカレーター、エレベーターが設置されていて、1番線側には大階段もあります。
尚、駅構内施設としての売店、コンビニはありませんが、背後(東)に「南町田グランベリーパーク」のテナントとしてコンビニ「ローソンプラストークス」や「タリーズコーヒー」などが入居しています。
 
 

こちらは南口に相当するグランベリーパーク口改札です。北を望む。
背後(南)に「南町田グランベリーパーク」が、右前方に中央改札、きっぷうりば、北口があります。
グランベリーパーク口は駅員無配置で、交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機の右端の改札内外にインターホンが設置されています。
また、自動改札機の左右には拡張可能なスペースがあり、現状は左側に臨時のICカード出場専用簡易改札機が2台設置されていますが、乗降客数が想定より増加した場合は正規の自動改札機が増設されるかもしれません。
そして改札内コンコースは中央改札側と共用ですが、グランベリーパーク口改札を入って左側には1番線中央林間行きホームへ下る大階段があります(後述)。
 
 

改札内コンコースよりホーム(中央林間方)を望む。
ホームの中ほど部分は橋上駅舎ともども大屋根に覆われていて、広々とした空間になっています。
左側が1番線下り中央林間方面、右側が2番線上り渋谷方面で、1番線側にはスヌーピー像や滝が設置されていて、橋上階との間に大階段もあります。
 
 

1番線下りホームに設置されている吊下式の駅名標です。おそらく電照式です。
駅名が長いので駅名標も横に長くなっていますw
東急の標準デザインで、田園都市線のラインカラー(緑色)が使用されています。
駅ナンバリングも併記されています (DT 25)。
前述の通り、1976年10月15日の開業時から2019年9月30日までの駅名は「南町田」でした。
 
 

南町田グランベリーパーク駅は相対式ホーム2面2線の地平構造(一部掘割構造)で、東西方向にホームが延びています。
右が1番線で下り中央林間行き、左が2番線で上り渋谷方面です。
有効長は10両分で、ホームドアが設置されています。渋谷方(奥側)はカーブしています。
ホーム中ほどは大屋根に覆われており、その部分に橋上駅舎と各改札口があります。
各ホームとも上屋は大屋根を含めて渋谷方の約9両分に設置されています。中央林間方(手前側)の1両分は雨ざらしで、日光浴ができるようにわざと屋根を設置しなかったのでしょうかw
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機、空調完備の待合室が設置されています。
写真は渋谷方を望む。
 
 

ホーム中ほどより渋谷方(東)を望む。
右が下り1番線、左が上り2番線で、正面のホーム直上に橋上駅舎・改札口があります。
この部分は大屋根に覆われていて開放的な感じです。
各番線と橋上階は階段、エスカレーター、エレベーターで結ばれていて、右の1番線側には大階段があり、その右手前にスヌーピー像があります。
橋上階ですが、正面に中央改札が、右側にグランベリーパーク口改札があります。
 
 

1番線中ほど、大階段の下にはスヌーピー像があり、記念撮影をする乗客が多く見受けられました。
大階段は上へ向かうごとに扇状に広がっています。左が中央改札方面、右がグランベリーパーク口改札方面です。
スヌーピー像の背後には滝があります。
大階段の左側にはエスカレーターがあり、その左が1番線ホームです。1番線を奥(東)へ進むと改札階とを結ぶエレベーターがあります。
 
ちなみに当駅周辺のスヌーピー像(「スヌーピーミュージアム」内を除く)は、写真の1番線に1体、グランベリーパーク口南側の「ウェルカムプラザ」に1体、「センターコート」前に1体、少なくとも3体は確認できました。ほかにも存在するかもしれません。
 
 

1番線より渋谷方を望む。すぐ先で国道16号大和バイパスをアンダーパスします。
この先、左へカーブしながら掘割区間で新興住宅地の中を走り、進路を北東に取りますが、さらに左へカーブして「すずかけ台駅」へと至ります。
 
 

2番線より中央林間方を望む。
陸橋で分かりづらいですが、正面遠方に神奈川県・丹沢の山並みを望めます。そして山々の間からは富士山頂も見えます。
また、陸橋の先には保線用と思われる上り線から下り線への片渡り線があります。
この先、住宅地の中を西へ走りますが、掘割から高架になります。そして境川を渡ると神奈川県大和市に入り、下り勾配で西へ進み再び掘割区間になると左へカーブして「つきみ野駅」へと至ります。
 
 
あとがき
私が南町田グランベリーパーク駅になってから下車(乗車)したのは2019年12月の一度きりです。ちなみに南町田駅時代の2018年に1度訪問しています。前年の南町田駅時代は駅改良工事中でしたが、見違えるほど綺麗になっていて驚きました。客が少なそうな朝方を狙って訪問しましたが、既に多くの人が乗降していました。駅前も南側の「南町田グランベリーパーク」側は変貌していましたが、北側は駅舎が新しくなったくらいで郊外の雰囲気が残っていました。
 
新宿駅からですと山手線外回り、埼京線、湘南新宿ライン、相鉄・JR直通線で渋谷駅まで行き、東急田園都市線に乗り換えて当駅下車です(現在は全種別の電車が停車します)。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り新横浜駅で下車。横浜線の橋本・八王子方面電車に乗り継いで長津田駅まで行き(快速もOK)、さらに東急田園都市線の中央林間行きに乗り換えて当駅下車です(全種別OK)。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、コンビニは駅や北口駅前、グランベリーパーク内と複数あり、飲食店もグランベリーパーク内チェーン店を含めて多数あります。事前に用意しなくても大丈夫ですが、グランベリーパーク内の飲食店は朝11時開店の店舗が多く(多くは22時まで営業)、グランベリーパーク外には飲食店自体がありませんので早朝~朝方の訪問は注意が必要です。また、土休日はグランベリーパークの飲食店が混雑するので時間に余裕を持たれた方がよいです。さらにグランベリーパークは臨時休館日がありますので(主に火曜日)、訪問時は事前にご確認下さい。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。
東急田園都市線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は南町田グランベリーパーク駅でも途中下車されてみて下さい!
また、「南町田グランベリーパーク駅」へお出かけの際は、ぜひ東急田園都市線をご利用になり、スヌーピーのいる南町田グランベリーパーク駅も観察されてみて下さい!
 
(参考:東急電鉄のHP、南町田グランベリーパークのHP、Google地図、Wikipedia)