YC1系200番台 所属:崎サキ YC1-202+YC1-1202

 

 この車両は先日神戸から甲種輸送されたJR九州の次期主力気動車のYC1系です。先行量産編成が2年前に投入され試運転をこなしていましたが今度のダイヤ改正に合わせて3編成追加の4編成でようやくデビューとなりました。

 先行量産車編成では0番台と1000番台でしたが量産車編成では100番台と1100番台、200番台と1200番台の2種類が新たに登場し0番台と1000番台は1編成のみとなってしまいました。

 

 外観上はほぼ先行量産車と同じでエンジンや日立製のインバーターなども変更はないようです。台車も日本車輌製のものですね。

 

 なお、前回は甲種時には821系ともども枠のLEDや扉脇のホーム照明が未設置の状態で輸送されましたが今回は工場出荷時から装着された状態で出荷されました。

 

 

 

 続いて車両同士の連結部です。0+1000番台では鳥栖駅では広場側の窓が開閉可能になっていましたが200+1200番台ではホーム側の窓が開閉できるようになりました。なお、先行量産車編成ではロングシート側が開閉可能でボックスシート側が固定窓でしたが下降窓が逆なのは両方ロングシートなのかボックスシート側を下降窓にしたのかは不明です。

 

 現在のところ同時に出荷された100番台と200番台の違いはこの部分です。100番台では0番台同様他の気動車同様分割可能でしたが200番台では固定編成となっています。そのためこの部分の連結器は半永久連結器となり電気連結器は装備せずにジャンパ線にて繋いでいます。

 

 

 先頭部は甲種輸送時は機関車と連結しないといけないため自動連結器に交換して応急用の空気配管を設置しています。アダプターを使うという手もあるでしょうがそうすると速度制限を受けるためまるごと交換したのでしょう。

 先行量産車の甲種では1編成のため両側とも自動連結器に交換されていましたが今回は編成中間に来る上り方の連結器はイーサネット対応電気連結器装備の密着連結器のままでした。