小長井駅の次は長里駅です。
背後に見える山々は多良岳とその周囲の山々です。
この多良岳に遮られ、長崎本線は東側の有明海沿いををぐるっと周ることになりました。
そのため長崎新幹線のルートからは外れてしまったのでしょう。
長里駅の駅名標なのですが、せっかくの駅イラストは時刻表に隠れてしまっています。
ホームのほかの場所には時刻表を貼る場所がなかったのでしょうか?
利用者にとっては便利かもしれないですが…
構内です。
島式の1面2線の構内。
実は、こちらの駅、JR九州となったあとの平成2年の開業です。
単線のこの区間で、元々この場所に信号場があったのかどうか分かりませんが、新駅で交換設備を設置したのは、JR九州にしてはよくやったと思います。
当時は高速バスに対抗するために、特急を増発している時期でしたから、交換設備の確保は必須条件だったのかもしれません。
そんな長里駅には駅舎もあります。
こちらです。ちょっと立地場所が変わっています。
この写真、駅前広場から撮った訳ではありません。
ホームから撮影しました。
長里駅の駅舎は、長崎本線と併走する狭い道路の向こう側にあるのです。
まあ、駅舎を建てる場所がなかったのでしょうが、駅舎があるだけでも良いと思いますよ。
その駅舎には、ホームからこの狭い階段を降りて向かいます。
せっかく駅ができて駅舎も建てられたのですから大切にしていただきたいと思います。
(平成16年3月訪問)
長崎の駅をぐるり