このところ使い古しの電池がたくさん集まってきます。時計や電子機器、灯油を入れるポンプなど、身の回りで電池は便利に使われているのだと改めて実感しました。使い古しの電池なので普通は小型不燃ごみで捨てるのですが、集めれば鉄道模型を動かすくらいには使えます。何年か前に作った「乾電池式パワーパック」の再登場です。(2012年11月25日のブログに掲載しています)

 最近使っていなかったので、メンテナンス(電池との接点になる金具を磨く)してから使います。ところでこの「乾電池式パワーパック」は、もともと単1形電池を6本使って、9Vの電圧でNゲージ車両を走らせるために作りました。ところが最近集まる古電池は、単4形が多いのです。そこで百均で手に入れたスペーサーが役に立ちました。

 

 これを組み合わせて使えば、単4形でも単3形でも使えます。

 ところが使い古しの電池では、6本集めても車両を走らせることができません。エネルギー不足です。そこで、あと6本を付け足します。

 KATOのプラケースでちょうど単4電池が6本入る大きさの物があったので、これに金具を付けて電池ケースにしました。コードの先は単1形電池ケースの接点に挟んで給電できるようにしています。

  

 これでNゲージ車両を走らせることができます。余程の長編成でない限りはOKですが、しばらく走らせていると、急にスピードが落ちて止まることがしばしばあります。12本の電池のうち、1本が電圧降下を起こしてしまうようです。しばらく休ませるとまた少し走るようになります。この繰り返しで、やがて電圧降下を起こした1本は完全に使えなくなります。その1本を交換して、また走らせます。ただしこの繰り返しの中では、電池が破裂する危険もあるので、あまりお勧めはできません。

 とりあえず使い古しの電池でも、もう少しだけ車両を走らせて楽しむことができます。いわゆるエコ(廃物利用)という事になるのでしょうか。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。