画像は共にJR西日本が地方向けに製造している最新型の227系です。アーバンネットワーク内の快速で使われる225系を簡易化したような車両になります。現在広島地区の0番台と和歌山奈良地区の1000番台が投入されており今後どのように増えていくかが注目されます。

 車体デザインは323系とも共通のデザインですが和歌山地区は225系などと同じようなデザインなのに対して広島地区はGKデザインのデザインによるオリジナルデザインとなり関西圏の車両とも異なったデザインパターンとなっています。

 ヘッドライトも2015年製造と2019年製造の違いがあるためか0番台はHIDのところ1000番台ではLEDになっています。そのためフォグランプが0番台は黄色なのに対して1000番台はオレンジとなっています。

 方向幕がフルカラーというのも共通ですね。ただし、前面の表示は0番台は助手側に専用のワンマン表示を設けているのに対して1000番台では種別幕を利用して交互表示を行っています。その関係で後部の車両は0番台は表示しませんが1000番台は表示します。

 

 

 運転台は同じ227系ということで共にグラスコックピットを採用しています。ただし、機器類に細かい違いがあり、0番台はATSがS型とD-TAS対応なのに対して1000番台はS型とP型対応なので右のコンソールにあるスイッチの数に違いがありD-TAS用の速度制限用スイッチが0番台には追加されています。

 また、EBも0番台は通常のEBなのでATS確認ボタンの上にEBスイッチがありますが1000番台はEB-Nと呼ばれるデッドマンに近いものなのでEBスイッチがなくマスコンがブレーキハンドルと同じような形状のボタン付きとなっています。

 また、無線機も0番台はアナログ無線機ですが1000番台は関西圏がデジタル化が始まっているためデジタル対応の無線機となっています。