阪神電鉄では、武庫川線(武庫川〜武庫川団地前)で運行している車両を置き換えて、新たなデザインの車両を2020年5月末(予定)に運行を開始することを発表しました。

武庫川線で新たなデザインの車両が運行! 2020年5月末に運行開始予定! このほど2編成が完成しました。 〜「野球」にちなんだデザインの車両に置き換わります〜 |ニュースリリース|阪神電気鉄道株式会社

概要は以下のとおりです。

●車両概要:
これまで本線及び神戸高速線で各駅停車として運行してきた普通用車両5500系を武庫川線で運行するために改造するとともに、内外装を新たなでざいんとしたもの。

●新たなデザインのテーマ:
「野球」として装飾し、「阪神タイガース」「阪神甲子園球場」をテーマにデザインした2編成が完成。
残りの編成のデザインテーマについては、後日発表。

●デザイン
(1)タイガース号:
阪神タイガースをモチーフとしたデザインの編成
外装は、阪神タイガースをイメージさせる「黄色」と「黒色」をベースとし、内装はユニフォームをイメージした壁面デザイン。
更に、阪神タイガースのシンボルマークを内外装の随所に配置。
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▲タイガース号外装
(上記発表資料(https://www.hanshin.co.jp/company/press/detail/2799)より引用、以下同様)

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▲タイガース号外装・内装デザインイメージ

(2)甲子園号:
阪神甲子園球場をモチーフとしたデザインの編成
外装は阪神甲子園球場の蔦、芝、白線をイメージさせる「緑色」と「白色」をベースとし、内装は、床面に阪神甲子園球場の土、マウンド等を、壁面には球場外壁のレンガをイメージしたデザイン
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▲甲子園号外装

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▲甲子園号外装・内装イメージ



詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



阪神武庫川線については、つい先日、下記の記事でご紹介したように、最後の「赤胴車」とも言われる7861形・7961形の姿を見てきました。


その際、「移動等円滑化取組計画書」で記されていたように、2019年度に5500系車両を改造して、武庫川線に投入することが予定されていましたが、この度その置き換えとなる5500系車両の概要が発表されました。

その5500系車両ですが、これまた「野球」をテーマにした車両が投入されるということですが、これは武庫川線の地元である西宮市にある「阪神甲子園球場」にちなんだものであることは、明らかでありましょう。
加えて、そのデザインには、「阪神タイガース」をイメージとした編成もあるわけで、これまた鉄道ファンのみならず阪神タイガースファンにとっても、注目の車両投入であろうかと思われます。

特に、車両の中も外もタイガース一色の「タイガース号」は、阪神甲子園球場の試合観戦がてら、武庫川線に立ち寄ってこの「タイガース号」を一目見ようという阪神タイガースファンで、ごった返すようになるのではないか、とも思うと、これまた面白い取り組みと感じました。

これらの武庫川線新デザイン車両でありますが、今回発表された「タイガース号」「甲子園号」に加えて、更に「野球」をテーマにした車両が出てくるような発表資料の書きぶりでしたので、今後の新しいデザインの発表も楽しみにしたいな、と感じたニュースでありました。



●関連ニュースサイト:
「阪神タイガース電車」「甲子園電車」阪神武庫川線に登板!車内に虎マークやマウンド | 乗りものニュース
阪神電車に新デザイン車両、車内にマウンドやホームベース - 鉄道コム
阪神,武庫川線向け5500系のデザインを発表 〜阪神タイガースと甲子園球場がテーマ〜|鉄道ニュース|2020年2月22日掲載|鉄道ファン・railf.jp



●関連ブログ:
阪神、2020年5月末(予定)から武庫川線に新たなデザインの車両を導入し運行開始 - kqtrain.net(京浜急行)
武庫川線に阪神タイガースと甲子園のラッピング車両: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」
【阪神】武庫川線用の新車両「阪神タイガース号」「甲子園号」を発表! | 鉄道プレス



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