YC1系100番台 所属:崎サキ YC1-101+YC1-1101

 

 この車両は先日神戸から甲種輸送されたJR九州の次期主力気動車のYC1系です。先行量産編成が2年前に投入され試運転をこなしていましたが今度のダイヤ改正に合わせて3編成追加の4編成でようやくデビューとなりました。

 先行量産車編成では0番台と1000番台でしたが量産車編成では100番台と1100番台、200番台と1200番台の2種類が新たに登場し0番台と1000番台は1編成のみとなってしまいました。

 

 外観上はほぼ先行量産車と同じでエンジンや日立製のインバーターなども変更はないようです。台車も日本車輌製のものですね。

 

 なお、前回は甲種時には821系ともども枠のLEDや扉脇のホーム照明が未設置の状態で輸送されましたが今回は工場出荷時から装着された状態で出荷されました。

 

 ただし、内装が若干違うのか定員がトイレが有る100番台で2名、トイレ無しの1100番台で1名増えています。車内がロングシートになった説がありますがまだ内装の情報が出てないのでそこらへんは不明です。

 

 続いて車両同士の連結部です。0+1000番台では鳥栖駅では広場側の窓が開閉可能になっていましたが100+1100番台ではホーム側の窓が開閉できるようになりました。なお、先行量産車編成ではロングシート側が開閉可能でボックスシート側が固定窓でしたが下降窓が逆なのは両方ロングシートなのかボックスシート側を下降窓にしたのかは不明です。

 

 なお、この100+1100番台コンビは先行量産車と同じく1両単位でばらせるようになっておりこの部分にも電気連結器が装備されています。当然ながら先頭部と同じくイーサネット対応電気連結器も両サイドに装着されています。

 また、簡単に分併できるように自動連結締切装置が装着されています。操作部は妻面にはそれらしき配電盤は見当たらないので運転席に操作部があるのでしょうか。

 

 前回は単独の甲種だったので見られなかったYC1形動詞の連結部です。821系と異なり自動幌は装備していません。上にフックが見えるので817系のような半自動幌でもないようです。