18きっぷで651系さよなら乗車

今回は18きっぷの余りを活用して常磐線のいわき~富岡間で運用中の651系に乗りに行きましたのでそのレポートです。
2月に18きっぷなんて使えないだろう?というツッコミが来る前に言っておきますが、これは昨年12月に実施した活動であり、執筆が遅れに遅れて越年レポートとなっているものです。相変わらずの調子ですが、記事内の記述は基本的に2019年12月時点のものとしてご覧下さい。
ところで、当ブログ常連さんならば以前にも同様の旅をしたことを覚えているかもしれませんが、今回はとある筋(なんて言いつつ、色んなサイトに出ている情報なのでもはや公開情報ですが・・・w)より次期改正で651系の運用が終了するとの情報を入手したことと、前回は本当に651系に”乗った”だけであり、動画を撮っていなかったことや、無くなると聞けば最後にもう1回乗っておきたかったというのが大きかったです。
どうせ余りの18きっぷの消化がメインでしたしねw

今回の行程

というわけで今回の行程を説明しますが、まずは常磐線を下っていきまして茨城を目指します。常陸多賀駅で途中下車して「ひたちBRT」というバスに1往復乗ったらいわきまで進んで、まずは通常の車両による普通列車でJヴィレッジ駅へ訪問して、そこから651系に乗車して富岡まで行ったらとんぼ返りしていわきへ戻り、あとはひたすら帰るのみです。
651系の運用は午前か夕方のどちらかしかなく、午前だと18きっぷで訪れるには無理があり、夕方の方を選ばざるを得なかったのですが、そうなると今度は午前中が暇になるので、「ひたちBRT」やJヴィレッジ駅などのおまけを入れたわけです。
そうでもしないと、前回乗りに行ったときと完全に同じ行程になってしまいますしねw

まずは常磐線で茨城へ

それでは常磐線に乗ってまずは茨城県を目指します。
最初のお目当ては「ひたちBRT」ですが、起点となる常陸多賀駅までひたすら移動です。


車窓から見えた北斗星カラーのEF81
水戸にはいつも常駐しているイメージですが、もう貨物列車の牽引には使われていないようですし、寝台列車もない今となっては何のためなんでしょうね?


水戸に到着です。ここで更に乗り換えます。
東京都内からの中電の直通は通常は勝田までなので、それより北へ行くならば乗り換え必須です。
朝夕には出入庫を兼ねた高萩発着や日立発着などの列車があるみたいですが、残念ながらその時間帯ではありませんでした。


また乗り換えて常陸多賀を目指します。
そんなに駅数はないですが、乗り換えがあるというだけで、勝田より奥へ進むと遠くへ来た感じがしますw


ちなみに、広野行きでした。水戸から出る下り普通列車は大抵いわき行きですが、たまにいわきを越えて広野まで足を伸ばす列車もあるんですね。


ドア開閉時の保安用カメラでしょうか?

それでは乗り込んで常陸多賀駅へ!

ひたちBRTに乗る

常陸多賀駅へ到着したら「ひたちBRT」に乗車します。
まずは予習として「ひたちBRT」について概説しておくと、「ひたちBRT」は常陸多賀駅から大甕駅を経ておさかなセンターというところまで結ぶBRTであり、2005年に廃止になった日立電鉄の敷地を転用してバス専用道路を整備したという経緯で運行が始まりました。
2013年から運行が始まり、2018年には常陸多賀駅まで延伸されて現在に至ります。
運行を担うのは茨城交通であり、かつての日立電鉄の鮎川~久慈川間に相当する区間を運行しています。
扱い的には一般の路線バスと同じですが、鉄道の廃線跡を転用したと聞くと鉄道ファンとして興味を惹かれたわけです。


ちょうどやってきたE657系「ひたち」を撮ったらそのまま改札を出ます。
実は乗り換え時間があまりないのです・・・w


駅を出るとバスのりばまで続く屋根が整備されており、雨の日も濡れずに乗り換えが出来ます。


こんな物体を発見・・・これは?


なるほど、ひたちBRTの発車標というわけですね。


駅前はよく整備されたバスロータリーとなっています。
ただ、屋根が邪魔で駅舎がよく見えないのが残念・・・


せめて駅名の看板を・・・


あれがひたちBRTですかね?


前から見てみましょう。


うん、間違いないようです。
ところで、SuicaやPASMOのステッカーが見当たらないのですが・・・


ちなみに、ひたちBRTも通る大甕への路線バスもありますが、これはひたちBRTとは別物なので要注意です。


こちらは一般の茨城交通のバスです。


ポンチョもいました。

それでは「ひたちBRT」に乗り込みます。
ICカード用の端末こそ設置されていましたが、どうやら地域限定のICカードのみの対応になっているようであり、Suica・PASMOはやっぱり使えないようです。


乗り込んでいきなりこんな謎のカードを受け取りました。


実はこれ整理券なんですが、普通整理券といえば紙製であり、乗った停留所の番号や機械で読み取る用のバーコードなんかが印刷されているものですが、こちらはご覧の通りプラスチック製であり、しかも、券面には一切番号が書かれていないという謎仕様でしたw

ところで、日立電鉄交通サービスという文字が気になった方もいるでしょうが、実は元々日立電鉄交通サービスという会社がひたちBRTを運行していたのですが、2019年5月1日に茨城交通に吸収される形で消滅され、路線もまるごと茨城交通に移管されたという経緯がありまして、車体の社名表記やロゴなどは塗り替えたようですが、整理券までは手が回っていなかったのかもしれませんね。

発車してアナウンスが流れると、「○○からご乗車のお客様の整理券番号は○番です」と案内されていたので、全く案内がないわけではないですが、基本的に1回限りしか流れないので、聞き漏らすと自分が乗った停留所の番号が分からなくなるというw

想像ですが、プラスチック製なのは回収して再利用するためであり、券面に何も表示していないのは恐らく内部にICチップか何かが仕込まれていて、運賃箱の中にリーダーがあってそのチップのデータを読み取る仕組みなんでしょうね。
再利用できてエコではありますが、利用者にはあまり親切でないような・・・w


発車してしばらくするとこんなバス停が出てきました。
どうやら公道を走る一般の路線バスの停留所と区別する意味で”(BRT)”と付け加えているようですね。


先ほどとは別のバス停ですが、BRT区間のバス停はこんなデザインになっているようです。
風雨をしのげる簡易的な待合室があって、バスロケーションシステムと連動しているであろう案内表示器もついています。
バス停としてはかなりよく整備されている方ですよね。


生憎マニア席のないバスであり、展望風景があまり楽しめなかったのですが、BRT区間の一例としてこんな景色をご紹介しましょう。
元々バスが走る公道に並行して専用道路を整備したようですが、バスベイの部分は律儀にバスベイの形に合わせて専用道路が屈折しているのでとっても走りづらそう・・・・
そもそもバスベイって必須というわけでもないと思うので、専用道路整備を機に無くしてしまっても良かったのではないかと思います。

道路と並走しない区間でも、一般道路との交差部は一時停止や徐行が多く、せっかくの専用道路でもそこまで速達性を発揮できないような気もしました。
これでも一般道の渋滞を回避できるメリットはありそうですが、私が乗ったのは平日の真昼間であり、渋滞はほとんどしていないようでした。
朝夕のラッシュ時間帯とかに乗れば専用道路の恩恵をもっと感じられるんでしょうかね。


対向のバスとすれ違います。


そうこうするうちに大甕駅に到着しました。
常磐線なら1駅であり数分でたどり着くでしょうけど、常磐線の駅から遠い地区を連絡する役割をひたちBRTは担っているんでしょうね。
意外にも大甕駅から乗車する人が5~6名いました。
逆に常磐線と並行しない区間のほうが需要があるというのでしょうか?


陸橋で常磐線を跨ぎます。
柵がガラス張りになっているおかげで線路がよく見えますが、ちょうど列車が通るというミラクルは起きず・・・w


唐突に出てきた駅名標ですが、久慈浜駅というのはかつて日立電鉄に存在した駅の1つです。
跡地は図書館になってしまい面影はほとんどなくなっているようですが、駅名標だけはこうして残されているようですね。


その先にあるのは「久慈サンピア日立」という施設です。
宿泊や宴会、レストランや日帰り入浴などが出来る施設だそうで、元々は厚生年金休暇センターの一つだったようです。


そんな「久慈サンピア日立」を過ぎるといよいよ終点の「おさかなセンター」です。


BRTを降りての1枚


普通の茨城交通のバスもいました。
実は「ひたちBRT」以外にも一般の路線バスも乗り入れていたりします。


BRTのバス停はこのように目立つデザインになっており分かりやすいです。


液晶画面の案内がついています。


バス停の場所はバスロータリーになっており、折返しや待機が出来るようになっていました。


そして、その向かい側ですが・・・


停留所名の由来でもある「日立おさかなセンター」があります。
「おさかなセンター」というからには、水族館?いや魚市場?と色々想像したくなりますがその正体はというと・・・


実は道の駅だったりします。


敷地に入るとこんな感じで、駐車場があってトイレや店舗があってと、一般的な道の駅という構造です。
ただ、変わっているのは敷地内に新鮮な魚介類を売るお店や、海鮮料理を味わえるお店が集まっていて、それがおさかなセンターという名前の由来のようです。
なお、施設としては1992年にオープンしているようですが、道の駅として登録されたのは2014年のことなので、最初は魚介類の直売所という感じだったのかもしれません。

ひたちBRTはあえてすぐに折り返す便ではなくて数本見送った便で折り返すことにしていますが、その理由は言うまでもなくこの「日立おさかなセンター」でお昼ごはんをいただくためですw
海鮮丼やお寿司といった定番の海鮮料理の他、「味勝手丼」という自分で好きなネタを選んでご飯に乗せて作る海鮮丼(どっかで聞いたようなネーミングと内容だけど突っ込まないでおきましょうw)や、買った貝などをその場で焼いて食べられる浜焼きなど、色々楽しめます。

味勝手丼にも興味を惹かれましたが、結局それとは別のお店に吸い込まれていきました。


結局頼んだのは海鮮丼だったんですがw
自分でネタを選べないとはいえ、使われているネタは地元の日立漁港で水揚げされた新鮮なものでしょうし、味は抜群です。


一見するとただの唐揚げですが、実はこれ、アンコウの唐揚げなんです。
人気アニメ「ガールズ&パンツァー」でも「あんこうチーム」という名前が出てきたりして、茨城県の名物の一つとして定着しつつあるアンコウですが、その看板に惹かれて入店してしまったのでした。
あんこう鍋も食べることが出来たようですが、一人で鍋というのもなぁ・・・というわけでこういうサイドメニューとして注文したわけです。


さらにもう1品、「あん肝ポン酢」です。
海のフォアグラとも称される珍味の一つですが、これまた濃厚な味わいで美味しかったです。
最近は全国チェーンの回転寿司店でもあん肝が提供されている場合がありますが、そういうところで食べるあん肝とは比べ物になりませんでしたね。

美味しい海の幸に舌鼓を打ったらそろそろひたちBRTで折り返すことにします。


既に待機中でした。


乗り場の軒と絡めて・・・


乗り込もうと思ったら気配が・・・
バス停の主ですかね?w

それでは乗り込みます。往路とは別の車両のようですが同じくマニア席はないので展望風景は楽しめず・・・


車窓はもう往路で紹介したのですが、大甕駅でこんな案内を見つけたのでご紹介します。
これってテープで文字を表現したアレですよね。こんなところでも活躍していたとは・・・w


そして、常陸多賀駅に戻ってきましたが、こんな石碑がありました。


独特過ぎる書体ゆえ読めないw


解説文がありました。
下孫停車場記念碑だそうですが、ようするに常磐線の開業を記念した碑のようです。
なお、下孫というのは現在の常陸多賀駅のことのようです。


そこへJRバスがやってきました。
東京駅まで行く高速バスのようで、「ひたち」のライバルとも言えるバスですね。


駅前広場をぶらつきます。
実は次の列車まではだいぶ時間がありまして、しばらく暇なんですw
これは「ひたちBRT」の遅延に備えた余裕時間という意味合いもありましたが、なにせ651系の運用は夕方であり、いわきへ急いでも暇になるだけですからね。


ということで、ネタを求めて彷徨っているとこんなものを見つけてしまいました。
これって・・・最近広まりつつある「ラウンドアバウト」ですよね!?

ご存知ない方のために説明すると、ラウンドアバウトというのは日本語でいうと「環状交差点」ということになり、交差点に一方通行の環状道路を設置して、交差点を通行する車は必ずその環状道路を経由して通過します。
進入時には徐行が義務付けられますが、一方で一時停止の義務はなく、信号機が不要であり、他の車がいなければ停止することなく通過できて無駄な待ち時間がなくなることや、信号が必要ないことは災害時など停電になっても交通に混乱を生じさせなくて済むなどのメリットから近年注目されており、設置例が増えつつあります。
海外ではかなり前から普及していたようですが、通常の信号機を設置する十字路に比べると用地が多く必要なこともあって、日本ではあまり普及していませんでした。
私もニュースなどで見かけることこそありましたが、実物を見るのはこれが初めてでした。

そして、ここは駅前ロータリーにも接続する交差点・・・ということは、バスが通るってことですね!


↑というわけでどうぞ!


↑続いてバスロータリーから出てくるところです。


↑今度は茨城交通の高速バスがやってきました。


↑続いて駅前ロータリーから出てくるところです。
普通の交差点での右折に相当する動きをしていますが、環状部分を4分の3周する様子は見ものです。

さて、ここまで来たら「ひたちBRT」がここを通るところも見たくなりますよね。


なんてことを言っていると都合よくそろそろ発車しそうなBRTが・・・


↑動画も頂きました!


まだ時間があるのでやってきたのはこちら。
どこかというと・・・


駅構内を見渡せる跨線橋です。
ちょうど列車が来ればいい写真が撮れるかなと思って来てみました。


ちょうど「ひたち」がキター!
けど・・・架線柱が邪魔で微妙というw
まあ電化区間ですし仕方ないですね。


戻ってくると別のひたちBRTがやってきました。
結構本数があるんですね。


それではそろそろ改札を通過して構内へ入ります。


こんなところに駅名がありました。


ホームから見た改札口


そして、ホームです。
改札から直結する1番乗り場はいわき方面の列車が発着します。


こんなところに精算機がありました。
何だかんだで水戸に近い駅ですし、利用者も少なくないでしょうしね。


何かと思ったら、JR西日本の「改札口コールシステム」みたいなやつですかね。
ようは機械に対応しない乗車券で駅員不在時間帯でも乗越精算に対応できるようにということでしょうか。


あと、気になったのがこれ。
椅子にしては変な形だし、テーブルにしては低すぎだし・・・


こんな注意書きまであるし・・・とりあえず、テーブルでも椅子でもないようですね。
耳を澄ませると機械音がするし冷風が出ているようなので、この中身はエアコンの室外機ですかね。
ただそのまま置いとくのは景観的に好ましくないとかでこういうケースに収めたとかでしょうか。


もうすぐ常磐線が仙台までつながるというポスターがありました。
3.11から9年越しの復旧だけに、感慨深いものがありますね。
私個人としては常磐線では富岡~浪江間が最後の未乗区間なので早く乗りに行きたいです。


ちょっと横長の駅名標


通常バージョン


縦型


ホームは2面3線ですが、真ん中の2番線は中線ではなくて上り本線なので、国鉄型配線というよりは、上り方面のみ待避線がある変則待避駅ということになりますかね。


駅前には大手メーカーの日立が工場を構えており、利用者に向けたものなのかこんな看板で自社製品をPRしていました。
どちらかといえば、地元住民に対してどうせ買うなら地元で作られた製品を・・・と思ってもらうための広告ですかね。


あと、名所案内がありました。
ちょっとレトロな書体ですが、どこかで聞き覚えがあるなと思ったらひたちBRTの停留所にこんな名前がありましたね。


私はこれからいわき方面へ向かうのでこの1番線で待っていればいいのですが、まだ時間があるので、島式になっている2・3番線にも行ってみましょう。


階段を登って・・・


通路を渡って・・・


2・3番線にやってきました。


こちら側にも待合室がありました。


こういう形の広告も昔懐かしいアイテムの一つですよね。


気になったのがこれです。
今日の旅のメインともいえる651系ですが、定期運用ではここまでは来ないはず・・・
臨時で充当された場合に備えて用意しているとかですかね?


あとこれ・・・
E653系ですが、国鉄色に塗られた編成がいたと思いますので、それに因んでこのこのカラーですかね。


↑そこへ水戸行きのE501系が入ってきました。


↑更に下りの「ひたち」が通過していきました。

と、これくらいで常陸多賀駅のくだりは終わりにして、常磐線を下っていきましていわきを目指します。


このE501系でいわきを目指します。


茨城県内最後の駅となる大津港駅まで来ました。
かつては東京都内から当駅行きの普通列車があったのですが、高萩行きに変更されたため、東京都内で見かけることはなくなった行き先ですが、古くから常磐線を使っている方なら珍しい行き先として覚えている方もいるのでは?
なお、現在は水戸発大津港行きとして1本だけ大津港行きが存在しており、当駅止まりの普通列車自体は健在です。


かの有名な勿来関もこのあたりです。いよいよ福島県に入り東北地方となります。

いわき駅にて

ひたちBRTと常陸多賀駅のご紹介をいっぺんにやってしまったため随分長い項目となっていましたが、ここでようやく新しい項に入ります。
いわき駅でも時間があるので駅関係などご紹介したいと思います。


いわき駅に到着です。
今や東京近郊区間に含まれていますし、特急なら東京都内まで直通で行けることを思うと、全然東北って感じがしませんが、ここはもう東北なんですよね。


隣りにいたのはE657系「ひたち」です。
現在は全ていわき止まりですが、3月の改正からいよいよ仙台行きとして当駅を跨いで運転される列車が登場するわけですよね。
楽しみです。


せっかく来たので駅名標は撮っておきましょう。


おお、もう仙台方面の案内が先行して用意されているようです。


こちらにもばっちり「原ノ町・仙台方面」の案内が出ていました!
ちょっとフライングしていますが、待ちに待った常磐線全線復旧の感慨を思えば、これくらいのフライングは大目に見たくなりますね。


あと、こんな顔出しパネルがありました。


何かと思えば東京オリンピック・パラリンピックまでのカウントダウンでした。
えっと、ここって福島県で合ってますよね?w
と思えば福島市内にも野球・ソフトボールの会場が設けられるんだそうです。
東京オリンピックじゃなかったの?と突っ込みたくなりますが、マラソンは札幌になりましたし、福島くらいはかわいいものでしょうか?w


発車標ですが、2行目の列車が「2ドア」と案内されているので651系だと分かりますね。


また、両数では4両という点でも見分けられます。


一旦外へ出ます。


外壁の塗り色のせいでポップな印象の駅舎です。


駅前はペデストリアンデッキが整備され、各商業施設へと直結するなど、なかなか利便性の高い街づくりがされています。


駅前には電光掲示板があるのですが、初めていわきを訪れた時は震災から1年ほどしか経っていなかったこともあって、「復興に向けて頑張ろう」といったメッセージが流れていたのを今でも覚えていますが、今はごく普通の市民向けの連絡事項が流されており、時の流れを感じました。


いわきといえば、常磐ハワイアンセンター!・・・もとい、スパリゾートハワイアンズですが、それに因んでいわき駅の発車メロディが、「フラガール」になるみたいですね。


あとは撮りバスです。
こんなところで東武バスを見かけるとは意外ですが、東京~いわき間の高速バスに参入しているようです。


こちらは新常磐交通というバスです。
いわき市内のローカルバスはこの会社が独占しているようです。


さっきと同じバスですが、希少なキュービックですし、ロータリー内まで追いかけて撮影しましたw


こちらも同じ新常磐交通ですが、新塗装のようです。


こちらは駅前バスターミナルの待合室のようです。
高速バスのチケットも発売しているようであり、なかなか活気がありました。


何気なく撮ったバス停ですが・・・


復興支援バスなるものがあるらしいです。
どういうことかというと、東日本大震災の影響で仮設住宅に避難している被災者に向けたバスであり、仮設住宅がある地区と、駅や病院、商業施設といった施設を結んで走っているそうです。
避難している被災者は無料で利用できるそうで、当初は一般利用者は乗れなかったそうですが、今は運賃を払えば一般利用者も乗れるようになったみたいです。
しかしながら、復興の進展で避難生活を送る被災者も減っており、当初から比べれば大幅減便されているらしく、遠からず廃止になるんでしょうね。
まあ、この路線の場合は廃止になるということは復興が進んだということでもありますから、むしろ喜ぶべきことなのでしょうけれども。


何かと思ったらいわきと郡山の免許センターを結ぶ、運転免許受験者向けの高速バスのチラシでした。
福島県も広いですから、免許を取るにも専用の高速バスが必要になるんですね。


まだ時間もあるので反対側へ自由通路を抜けて進んでいたら留置線にいる651系が見えました。
富岡行きの運行に備えて準備中のようですね。


そして、北口の方へやってきました。
多くのバスがひっきりなしに発着し、人の往来も激しく活気のあった南口とは異なり、こちらは送迎マイカーと思しき路上駐車の車がいるばかりで閑散としています。


こちらからも一応バスは出ているようですが・・・


運行は平日のみで、しかも朝しかない上に、行き先は高校・・・実質スクールバスですね。


その先はちょっとした広場になっていました。


昔の城下町の地図がありました。


歴史好きなら反応するであろう解説がありましたが、私は歴史に疎いので解説はしませんw


駅前広場を出るとすぐに丘があるのですが・・・


え?ここにお城があったの?
”跡地”ですから、そのまま現存しているわけではないようですが、こんな駅チカにお城があったなんて、福山城みたいですね。


なんか江戸時代っぽい塀が見えますが、お城と関係あるのかないのか・・・


最後に651系を撮ったら旅を続けましょう。

Jヴィレッジ駅へ

いわきでのプチ散策を終えたら、常磐線をさらに北上しましてJヴィレッジ駅を目指します。


乗車するのはE531系です。
651系がメインですが、それはJヴィレッジ駅で待ち構える形にするので、一旦E531系で北上です。
初めていわき以北に乗った時はまだ広野までしか復旧されておらず415系だった覚えがありますが、その次、富岡まで乗った時は651系でしたから、E531系でいわき以北に乗るのは初めてでした。


富岡幕を撮ったら乗り込みます。

JR東日本管内ではお馴染みの自動放送が流れますが、いわき以北で聞くのは初めてでしたのでちょっぴり新鮮な気がしました。
あと、Jヴィレッジ駅はあくまでも臨時駅という扱いなのですが、「本日はJヴィレッジ駅にも停車します」という案内がされており、今度の改正からJヴィレッジ駅が常設化されると聞けなくなる放送だと思いますので、このタイミングで訪れておいてよかったです。


側線にいた国鉄色のE653系です。
国鉄時代を知らない車両が国鉄色というのも変な感じですが、鉄的にはどうなんですかね?
私はやっぱり、国鉄時代の車両が纏うから意味があるのであって、JR以後の車両で色だけ再現しても・・・と思ってしまいます。
まあ、バリエーションの一つとして全否定はしませんけどね。


海を見つつ北上します。


一部折り返しの列車がある広野駅です。


そんな広野を過ぎればもうJヴィレッジです。
E531系とかそのあたりの車両の案内表示器って点滅のタイミングがデジカメと同期しているのかなかなか綺麗に撮れないんですよね・・・これでご容赦下さいw

Jヴィレッジ駅

何かと話題になっている駅なので聞いたことくらいはあるという人も多いであろうJヴィレッジ駅ですが、まずこの駅の概要を説明してからレポートに入っていきたいと思います。
まずは駅名の由来となっているJヴィレッジについてですが、1997年に開設されたサッカー用のナショナルトレーニングセンターであり、東京電力が原発立地地域への振興策の一つとして建設したものです。
しかし、2011年に発生した東日本大震災、及び福島第一原発事故に伴い原発事故の対応拠点として使われるようになると、トレーニング施設としては閉鎖状態となっていたのが、2020年東京五輪の開催決定もあって2018年より部分的に利用が再開されました。
そして、2019年4月20日より全面的にトレーニング施設として再出発を切ることが出来たのですが、このJヴィレッジの近くを常磐線の線路が通っていながら駅が設置されていない状態だったのが、周辺自治体の要望もあって駅を設けることになり開業したのがJヴィレッジ駅というわけです。
オリンピックの聖火ランナーはJヴィレッジからスタートするなど、復興の象徴のような位置づけもされています。

そんなJヴィレッジ駅ですが、鉄的な視点で見るといくつかのネタがあります。
まずは開業時期であり、2019年4月20日に開業したJヴィレッジ駅は”平成時代に開業した最後の駅”となります。また、駅名に注目すると、JR東日本で唯一アルファベットを含む駅名ですし、”ヴ”とい文字が入る駅名としては今の所国内唯一となります。

駅の構造とかはレポートを見ながら把握して頂くとして、予習はこれくらいにしてそろそろレポート本編へと進んでいきましょう。


乗ってきたE531系を見送ります。
降りたのは私だけであり、ちょっと寂しい気持ちになりました。
まあ、その代わり、駅を貸切状態で撮影できるので悪いことではないでしょう。


駅名標です。
それにしても「Jヴィレッジ」という駅名はやっぱり独特ですよね。
この流れなら縦型をご紹介するところですが、私が見落としただけなのか分かりませんが見つけられませんでした。


ホームです。
構造としては1面2線の島式ということになりますが、やや変則的な構造をしており、まず上下線が別々の単線トンネルに入る直前の位置にあるために、上下線の間隔が広がる地点に位置しており、いわき方は普通に島式ですが、富岡方に進むにつれて途中でホームが2つに分離していく感じなので、この2つのホームを別々とみなせば2面2線とも表現できます。
写真はいわき方のホームの様子です。


いわき方の線路です。
トンネルに向けて上下線の間隔が広くなっている特徴的な配線ですね。
それにしても、撮影に向いてそうw


車掌向けの停止位置目標がありました。
通常はこの区間にやってくるのは5両編成の短い列車ばかりですが、ホーム自体は10両分の有効長を持っており、今度の改正以降に運転される仙台発着の「ひたち」が臨時停車したり、首都圏などへの臨時列車が設定されたりという形で活用されそうですね。


これから乗る651系の目標もありました。


ホーム中程までやってきました。ここから先は上下線で別々のホームになっていきます。


ここは外部との出入りに使うスロープの終点に位置しており、乗り場案内もあります。
いわきは分かりますが、もう1つは水戸でも上野でもなくて東京なんですね。
まあ、上野東京ラインのおかげで常磐線の列車も大半が東京駅に乗り入れるようになりましたし、将来「ひたち」が停車するようになったら直通で行けるわけで嘘はついていませんね。


反対側はまだ繋がっていませんがフライングで仙台となっていました。
まだ新ダイヤの詳細を把握していないのでなんとも言えませんが、定期列車でここから仙台まで直通列車は設定されるんでしょうかね。


当駅の象徴と言ってもいいのが、このトロフィー台座です。
Jヴィレッジがサッカーのナショナルトレーニングセンターだということは既に説明した通りですが、サッカー日本代表がワールドカップやオリンピックなどで優勝した際には、ここにトロフィーのレプリカを飾るんだそうです。
ちょうど今年はオリンピックイヤーですし、ここでトロフィーを見られるといいですね。


普段は何気なく歩いていて意識することがない足元のホームにも注目です。
コンクリートでもないし、ちょっと変わった部材を使っているのは、建築に造詣が深い方でなくとも気づくんじゃないかなと思いますが、実はこれ、発泡スチロールなんです。
よく家電製品なんかを買うと緩衝材として箱に入っているあの発泡スチロールです。
もちろんそのへんの発泡スチロールとは違う特別に強化されたやつですが、発泡スチロールのブロックを使って駅を作る設計としたことで工期を短縮することができ、着工からわずか11ヶ月で完成したんだそうです。


足元が発泡スチロールだと知っても、こうしてみると普通のホームですよね。


なお、周囲は林になっており、訪問が日没迫る夕方だったこともあって鬱蒼とした感じです。
ただし、周辺にいくつか道路が通っていることもあって、時々走る車の走行音が聞こえても来るので、秘境感はないです。


先程のトロフィー台座のところからスロープが始まりますが、駅舎自体はトンネルの上の山上にあるので長い長いスロープとなっていますw
設置された時代的にバリアフリーは無視できなかったのは分かりますが、この長さのスロープだと結構体力を消耗しそうw
なお、ホームと駅舎の高低差は約20mだそうです。
エレベーターもありますが、エレベーターがあるのはこのスロープの先なので、どのみちこのスロープは避けて通れません。


更にホームを先まで進んでみましょう。


末端部は本当にトンネル目前まで続いていますね。


こんなに現役の鉄道トンネルの坑口に近づけるのはなかなかないですよね。


そのトンネルの名前ですが・・・た、祟り神!?
どうやら「崇神山(しゅうじんやま)」という地名があるみたいなので、そこから取られているんですが、由来が気になる地名でもありますね。


外へ繋がる階段です。登ると先程見たスロープの途中に合流します。


合流地点が踊り場のようになっていて、更に階段が続きますが、右へ分岐するとエレベーターがありますので、車椅子などでも段差なく外へ出ることが出来るようになっています。
せっかくエレベーターを作るならばそのままホームまで行けるようにしてあげればよかったのにと思いましたが、何か事情があるんでしょうね。


階段の途中にはイラストが仕込まれていました。
サッカーのトレーニング施設だけにプレイ中のサッカー選手や花びらなどがあしらわれています。


登り切ると駅舎にたどり着きます。


こんな幟がありました。


まだ工事が完成していないのか柵で仕切られていますね・・・


資材置き場にされているんでしょうか?


柵越しに何やら施設が見えますが、これは広野火力発電所です。


多客時には臨時の窓口として使用するであろう一角ですが、訪問時は無人であり、改札はフリーパス状態でした。
まあ、どっちみち18きっぷで訪れているので、集札箱に入れるわけには行かないですしね。


普段は無人駅ながら随分豪華な案内装置が設けられていました。


駅として必要なものは一通り揃っていますが、誰もいなくて殺風景です。


ちょっとした広場になっていますが、柵によって限られた通路しか通れなくなっています。
やっぱり、まだ工事が完成していないんですかね。


これが駅舎の全景でいいですかね。


駅名部分ですが、通常はローマ字表記されるところが、全て英語になっているのでそこだけ見れば外国の駅のような気さえしてきますw


もう少し引いて撮ってみました。


駅前には道路が横切っており、県道391号広野小高線というのだそうです。
このあたりの幹線道路といえば国道6号であり、それに対しては脇道という感じもする県道ですが、滞在中も結構な頻度で車が通過していたので、交通量は決して少なくないようです。


Jヴィレッジの周りはサイクリングやランニングのコースになっているようですね。
日頃の運動不足解消にランニングを!とはならずに駅に戻りますw


道路の案内標識でのJヴィレッジ駅の案内です。


駅前からなら広野火力発電所がよく見えました。


それではスロープを下ってホームへ戻ります。
先程は階段で登ったので、合流地点からホームまでのスロープは通っていなかったんですよね。
普段はそこまでこだわりませんが、今日のメインの一つとも言っていい訪問でしたし、たまには真面目に駅取材しましょう。
降りきった先はあのトロフィー台座がある場所です。

それではあとは列車の撮影です。本命は651系の富岡行きですが、まだもう少し時間があるので、先程乗ったE531系が富岡から折り返していわき行きとして戻ってくるのを待ち構えるわけです。


来ました!


トンネルから顔を出す瞬間ってなんかいいですよね。


乗るわけじゃないですが、普通のアングルでも撮っておきます。


↑発車シーンは動画でどうぞ
ところで、記事に先行して動画だけ先に公開していたのですが、他の動画に対してこの動画だけやけに再生数の伸びがいいんですよね(といっても記事執筆時点では3桁にも達していませんけどw)
やはり、Jヴィレッジ駅で撮った動画ということで皆さん物珍しいのでしょうか?

それでは後は651系を待つのみです。
しばらく時間があるのですが、もう駅関係でやりたいことは大体こなしたので大人しくホームで待ちます。
ただ、気になるのが思っていた以上のペースで太陽が沈みつつあることです。今回は651系の”動画”を撮るというのも大きな目標の一つであり、Jヴィレッジ駅での入線シーンも当然撮るつもりだったのですが、予想以上のペースで暗くなるものだからこれじゃあ撮っても何が何やらわからない動画になってしまうのでは?という懸念が生じました。
とはいえ、もう今さら撮影場所を変えることは出来ませんし、現地で見た光景と撮影された映像が違って見えるのはよくあることですから思ったより明るく映る可能性に期待して撮影続行と行きましょう。


↑空は辛うじて明るいですが、やっぱり結構暗い映像に・・・
でも、全く列車の姿が見えないわけでもないですからこのまま公開します。

最後の651系に乗って

ここでいよいよタイトル回収ということで、651系に乗って富岡へ行ったらそのままいわきへ折り返します。
651系自体は「草津」や「あかぎ」などでも使われているのでもうちょっと活躍しそうですが、常磐線で乗れるのは恐らくこれで最後ですからね。味わっていきましょう。

ここで651系の常磐線での運用について、ざっくり説明しておくと、常磐線のいわき~富岡間を走る普通列車のうち2往復が2017年より651系にて運行されています。某筋から聞いた話では、常磐線のいわき以北の区間が震災後に順次復旧されていくにつれて、特急「ひたち」がいわきまでしか走らないことを不満に思った沿線自治体からいわき~富岡間にも特急を走らせてほしいという要望が出たとかで、「ひたち」はE657系が使用されていて10両固定編成なのでそのまま富岡まで直通させれば輸送力過剰だし、そもそも大して需要もないならばE657系の運用数を増やしたくないといった事情から、それならどうせ余ってニート生活を送っていた651系を一部の普通列車に投入して特急型車両による列車を復活させましたよなんていう経緯があったとかw
元々「ひたち」がいわき以北へ行かないことへの代替みたいな意味合いだった651系運用ですから、「ひたち」が仙台まで行くようになるならば必要なくなるのは当然ともいえ、時期改正にてお役御免というわけです。
とはいえ、マニア的には往年の常磐線特急の代名詞とも言える651系が古巣の常磐線で再び活躍の機会を得たことは、喜ばしいことですし、こうしてまた乗ることが出来たのですから感謝しかありませんね。

なお、以上の情報には私の推測が多分に含まれていますし、そもそもの情報源については明かせませんので予めご了承下さい。

余談になりますが、「スーパーひたち」から651系が撤退した後、E657系にスワローサービス用の空席情報ランプを設置する工事をするために運用に不足が生じて「フレッシュひたち」の1本に651系が起用されて復活し、工事終了で引退したと思ったら今回の普通列車に投入ということになったので、651系は常磐線に於いては登場と引退を3回繰り返すことになります。これだけ不死鳥のごとく復活する車両というのも珍しいですよね。


この車内案内表示器も今となってはちょっと懐かしいデザインです。


あと、気になったのが座席は半分ずつ回転されていてクロスシートのようになっていたのですが、アナウンスで座席はそのままの状態で座るようにと呼びかけられていたので意図的にこうしているようでした。
どうせ利用者も少ないしボックスシートみたいに使ってもらおうということなのか、はたまた終点での座席回転の手間を省きたいだけだったのかw

Jヴィレッジからだと10分とかからずに終点の富岡に到着です。古くとも特急型だけあって乗り心地は段違いであり、このまま東京まで連れて帰って!と言いたくなりましたが、富岡は終点なので一旦は降りねば・・・


富岡でも1枚
まあ、暗いですねw


いわき幕
ところで、気になったのがこうした普通列車の幕は今回のいわき~富岡間での運用開始を受けてあとから追加されたのか、常磐線特急で使われていた時代から間合い運用を想定して入っていたんでしょうか。


駅名標も一応撮っておきましょう。
左隣の駅がシールで隠されていますが、夜ノ森駅と書いてあるんでしょうね。
列車で浪江まで通り抜けられるようになる日が楽しみです。


めちゃくちゃ強引ですが、駅名標と651系を絡めてみます。

それではあとはいわきへ引き返すのみです。
ちょうど、浪江方面からの代行バスが到着する時間帯であり、代行バスを使って仙台側から通り抜けてきた人たちが乗り込んできましたがそれでも車内はガラガラでした。
まあ、旅客流動的にもいわきから富岡ならともかく、この時間に富岡からいわきへ向かう人は少なさそうですしね。

余裕でM車のモーター直上を押さえて旅を続けます。録音は前回乗った時に済ませているのですが、前回乗車時には存在しなかったJヴィレッジ駅がありますからその放送は収録したいということで一応レコーダーを作動させつつの乗車です。
自動放送ではありませんが、Jヴィレッジ駅と651系という数年間しか見られなかった共演を記録できてよかったです。

フカフカの座席でついついウトウトしかけますが、最後の乗車になるであろう今回、そんなに長い乗車でもないですし、1秒1秒味わって乗らなければと頑張って起きていました。
広野からは高校生がぞろぞろ乗ってきて静かな車内ではなくなったのですが、651系がローカル輸送をしているという点では象徴的なシーンでしょうか。

「スーパーひたち」時代を思い出しつつこのまま上野まで!という願いも虚しく、いわきに到着することをアナウンスは告げました。
名残惜しさも感じつつ身支度を整えていわき駅のホームに降り立ちます。


いわきに戻ってきました。前回はそのまま常磐線で引き返してもつまらないということで磐越東線経由で郡山に出て東北本線で帰路に就きましたが、今回はいわき駅で651系の回送を見届けるという目的もあったので磐越東線は見送って大人しく常磐線で帰ります。


E501系との並び


↑10分か20分ほど粘ってついに回送シーンです。

これにて目標を達成しましたが、次の常磐線上り列車まではしばらくあるのでいわき駅周辺で夕飯です。
昼は奮発してしまったのでここは質素に・・・ということでオーソドックスなカレーライスで済ませました。
半田屋というお店があって、ちょうどいいやと入ったのですが、リーズナブルな価格で学生さんで賑わっていました。
私は知らなかったのですが、仙台に本社があるチェーン店らしく、東北地方では割とメジャーな存在らしいです。

651系も撮って食事も済んだらあとは帰るのみです。
常磐線の普通列車でまずは水戸を目指しますがここからが長いw
ほとんど寝ていた気がしますが、日立を過ぎたあたりから通勤客で混み合い始めてそのざわついた雰囲気で目が覚めました。

水戸からは更に乗り換えますが、実は上野行きでも品川行きでもないんですね。
ではどこ行きだったかというと・・・


なんと小山行きw
水戸からは友部から水戸線に入る小山行きがちょうど接続しており、普通に常磐線で上野に戻るのもつまらないし、水戸線も415系で乗ったことしかなかったので自動放送を聞いてみたいという気持ちもありあえてのチョイスです。
いわきから磐越東線に乗らなかったと思えばこれですから、私も天邪鬼な人間ですねw


E531系で水戸線の表示を見かけるのは新鮮です。
それにしても引退して随分経つというのに未だに水戸線は415系のイメージがあります。


東北本線のホームからも撮ったら乗り換えます。


最後は東北本線の上野行きです。
結局上野行きで締めとなりましたw

これにて旅は終了です。
ところで、今回の18きっぷで3回目を使ったわけですが、あと2回はどうしたかというと、結局自分で使いました。
なので、そのうちその旅のレポートを書くことになると思いますw

次回ですが、いよいよ2019年最後の活動をレポートすることになると思います。
もう2月も終わりかけて3月を迎えようとする頃にようやく2019年最後の活動かよ!と怒られそうですが、どうぞ気長にお待ち頂ければと思います。
それでは!

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つばめ501号(管理人) について

関東を拠点に鉄道旅行を楽しんでいます。また、写真撮影や走行音の録音もしています。 サイトの方ではそれら写真や録音も公開していますのでぜひご覧ください。
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