(「山陰本線」の実態は山口県内屈指のローカル線)
令和2年2月22日ではありますが,普通に更新します.
2/28に引退し,5年毎の「周年」にあたる列車は3種類持っています.うち1種類は夜行列車であるため3/1に紹介しても良いのですが,全てを一度に紹介することはできません.そこで,2005年2月28日に引退した山陰本線の特急「いそかぜ」を紹介します.
元は「まつかぜ」を分割して米子〜博多で運行されていましたが,キハ187系などの投入により,最終的には益田〜小倉での運行となっていました.
この区間は「山陰本線」ではあるものの,並行する国道は「191号線」であり,普通列車も日中はほとんど走らない(特に益田〜東萩;小串〜下関ではまとまった本数が運行されています)ローカル線です.国道9号は山口線沿いに走っており,そちらには特急が走っている一方で,山陰本線の特急が廃止されるのは宜なるかな,という感じはします.実質的に「みすず潮彩」→「〇〇のはなし」が代替で運行され続けているのは救いではあります.
最近は「瑞風」の運行で,撮影での注目度が上がっています.筆者も撮影はしています.
模型
2005年に発売された製品は当時の下関総合車両所に所属していたキハ181系を模したものです.限定品となっており,パーツ・トレインマーク・JRマークは取り付け済みです.
KATO製品と比べるのは酷ですが,よくできています.ほとんど金型をいじることなく,近年でも「四国色」「ヨンサントオ」で,動力をフライホイール(「ヨンサントオ」ではさらにTNカプラー標準装備)にして生産され続けています.
とはいえ,そろそろHG仕様の製品を見てみたいです.
このセットの目玉は,山陰特急用の,車掌室付きキハ180です.列車廃止・製品発売から15年,この金型を使用した製品には恵まれていません.
実車も河口の大鉄橋,都市部の高架区間を走ることがあるので,高規格線路にもよく似合います.
山陰のキハ181系については,是非なんらかの形で再度製品化して頂きたいところです.
実車の写真
動画