冒頭の画像の通り、今回は福塩線の駅家駅に訪問します。
今回は4日目後半を広島まで…と行きたい処でしたが、内容が長くなり過ぎて収容しきれないため、4日目の中盤として福塩線の電化区間篇として福山~府中を紹介します。駅家駅訪問に内容を割いたため、今回の乗車区間は短いです。ご了承ください。
広島県第2の都市の玄関口・福山駅(北口)。
当駅を起点に芸備線の塩町駅を結ぶ78㎞のローカル線が福塩線で、同線のホームは北口寄りにあります。
改札を抜けて福塩線のりばに向かいます。
福塩線ホームに通じるエレベーターは、狭い通路を通らなければなりません。
瀬戸瀬から志布志ゆきの旅・第15ランナー
福山12:53→駅家13:17
福塩線 普通(ワンマン) 247M
編成/岡オカ 105系F-07編成 クモハ105-7☆+クハ104-28→駅家
駅家駅までは105系による府中行247Mで向かいます。
私にとって福塩線は2017年の3月以来2度目の乗車となります。
駅北口と福塩線ホームからは福山城を眺める事ができます。
城郭を横断するように線路が建設されたため、日本一お城に近い駅との事。
福塩線のホーム駅名標はラインカラーの紫です。
8番線ホームに府中からの246Mが到着し、折返しこれから乗車する247Mとなります。
デビュー以来、ずっと福塩線で活躍を続ける105系ですが、元々黄色ベースの塗色だったため、いわゆる『末期色』に塗られていても115系などと比較してさほど違和感はありません。
クモハ105-7の車内。オールロングシートですが、乗車時間が短いのであまり気になりません。
ワンマン運転、なおかつホーム階段に近い事もあって乗客は先頭のクハ車のほうに集中していました。
席を確保した後、階段を下りて改札内の駅弁コーナーで昼食を買います。
ロングシートで駅弁…というのは躊躇してしまうのですが、致し方ない。
すいている車内をいい事に発車前の時間内に昼食にします。私が選んだのは浜吉謹製の『広島県産牛春彩すき焼き弁当』。
福山を発車後右に大きくカーブして山陽本線と別れ、最初の駅・備後本庄を出ると芦田川の流れに沿って進みます。
井原鉄道が接続する神辺駅で248Mと交換します。
福塩線にはユニークな駅名が多いですが、この万能倉もその一つ。
万能倉の次が、今回下車する駅家駅です。
ワンマン運転のため、先頭車の前ドアから降車します。
駅家は一応有人駅(ジェイアール西日本メンテックによる業務委託駅)ですが、私が降りた時間帯はちょうど営業時間外。1日5回に分けての営業となっていますが、2月29日の営業を以て神辺駅とともに無人駅になってしまうそうです。
開業当初からの建物ではありませんが、昭和9年建築という80余年の長い歴史を持つ木造駅舎。
JR西日本管内はこのような古い駅舎が数多く現役で使われています。
福山からは今回下車した247Mの次に13:35発の1249Mがありますが、残念ながら駅家の一つ手前、万能倉止まり。
次の府中行は1時間以上後の14:33で、それまでしばし小休止です。
待合室の様子。隅っこには簡易型の自動券売機があります。
窓口は13:35~14:35の間に再び営業します。
改札業務は行っていませんが、窓口氏に下車印の有無を尋ねたらあるという事で、記念に押しておきました。
入場券も売っているとの事で、POS券ではありますが記念になるモノとして1枚購入し、「スタンプもいかがですか?」と勧められたので押しておきました。駅スタンプは窓口に申し出れば押す事ができますが、無人駅化に伴って設置を終了する事になっています。
何より、このタイミングで訪問する事ができて良かったです。
余った時間で、駅周辺を散策する事にしました。
まずは駅前風景。駅舎の向かい側にはタバコ屋がありますが、シャッターを下ろしたまま。
そのタバコ屋の角を曲がって駅から続く細い道を歩きます。
駅舎の東側にはJA福山市の駅家グリーンセンターがあります。
駅から続く道を歩き、数十メートル歩くと商店が立ち並ぶ駅家のメインストリート(?)(※県道181号下御領新市線の旧道)に出ます。
上画像は、そのメインストリートから駅舎側を見たもの。
メインストリートを西に進み、奥に見える信号のある交差点から左折します。
その交差点を左折して進むと、駅家駅西側にある踏切にぶつかります。
『駅家大踏切』という名称で、一応駅家駅の構内になっているようで、踏切のすぐそばにホームの端があります。
JR西日本管内ではお馴染みの『踏切とまれ』の丸看板。
道南いさりび鉄道線にも同様の看板が設置されています。
踏切の手前の細い路地を左折し、駅に戻ります。
瀬戸瀬から志布志ゆきの旅・第16ランナー
駅家14:33→府中14:50
福塩線 普通 251M
編成/岡オカ 105系F-12編成 クモハ105-31+クハ104-26☆→府中
駅家駅を後にして、電化区間の終端である府中へ向かいます。
今回は先頭車のクハ車に乗車しました。
駅家を出た電車は、住宅街と田畑が点在する中を進みます。
府中の一つ手前、鵜飼駅。
古くから桐タンスなどの家具生産が盛んだった地域で、現在は『府中家具』としてブランド化されています。
背後に見える『洋服の青山』は府中市で創業し、紳士服業界トップとなった企業です。
駅家からわずか17分の乗車で、府中駅1番線ホームに到着。
電化区間は当駅までで、この先は左奥に見えるキハ120に乗り換え、三次を目指します。
府中から三次、そして広島までの行程は次回のブログで紹介します。
つづく。